アメリカ出張の後半は、サンフランシスコに戻り、気功師コース〈集中講座〉を開催しました。4日間という短期間ではありましたが、朝9時から夜9時までのスケジュールで実施しました。

今回は気功師コースで最初に習う少林寺秘伝「鶴功三十六式」を指導(気功師範の江口さん、高級気功師の豆澤さんも一緒)しました。4名の方が受講されましたが、皆さんは西洋文化・思想を持ち、また動きなど慣れない部分もあります。始めていくと、動作を覚えるというより、質問も増え、納得しながら進めたいような雰囲気もありました。しかし、だんだん東洋の考え方を理解していき、しっかり集中しながら、1つひとつ覚え、最後には全員合格しました。

アメリカにおいて、集中講座は2回目になります。第一回目は、2006年に開催しました。(ドクターチョウがロサンゼルスで主催しました第9回世界気功大会の時です。)3名の方が三大動功を習い、合格しました。今回は時間的な都合もありましたから、鶴功三十六式のみの講座となりました。短期間の実施でしたが、一人ひとり、どんどん変わっていきました(内面の変化)。

今回の受講者の中には、アメリカを代表する気功師のドクターチョウも受講しました。なんと85歳という年齢、さらに膝に痛みがあるほど悪くしていましたので歩くのも辛い中でありましたが、他の皆さんと一緒に頑張り、合格しました。

これまでの気功師(指導員養成)コースで最年長の合格者です。非常に良かったと思います。

今後もアメリカにおいて、少林寺気功の講座が増え、広まっていくのは予想できます。これまで25年間、日本で広まった少林寺気功ですが、ここで培った基礎を土台に、さらに世界に目を向け、発信していくことが求められているのです。今回の受講した皆さんは、まだ三大動功のひとつですから、次は「虎龍双型養生功」や「羅漢神功」の受講・合格を目標にして、気持ちを高めています。こちらも非常に嬉しく思っています。

今回、現地(サンフランシスコ)を拠点として活躍しています江口さんに協力して頂き、また豆澤さんは今回初めての経験、指導でありましたが、一生懸命サポートしてくれました。