まもなく今年も終わり、そして新年を迎えます。今回は“特別な正月”と言えるでしょう。

引き続き新型コロナウイルスの感染拡大が猛威をふるい、私たちは外出も出来ないほどの恐怖を抱えて過ごすことでしょう。実際、外には出ないほうが安全です。よほどのことがない限り、外出はやめるべきです。また会社勤めの人は、分散して通勤したり、リモート(オンライン)により、家にいる時間が増えました。全国において、国民すべての方が感染してしまわないか恐れています。しかし不安になったり、心配していても感染しないわけではありません。(逆に心配しないから、感染するというわけでもありません。)あまりにもストレスを溜めても、身体を弱めてしまい、心身ともに悪い影響を与えてしまいます。

私たち人間と他の動物との大きな違いは、自然環境の変化の中、他の動物であれば、その環境にうまく順応していくことができますが、人間は厳しいところです。そのため、ただ心配するより、自分自身がコロナウイルスに感染しないように心掛けることです。コロナ蔓延している環境の中でも、免疫力や自然治癒力により、感染しないように撃退してしまうことです。周りの人が感染しても自分は罹らないように強くするのです。万が一、感染しても無症状程度で、重症化しない自分を作ることです。どんな対策をして、自分を強くするかですが、まずは衛生面で気をつけることです。さらに重要なことは、免疫力を高めておくということです。自己免疫力を高めるということは、「少林寺気功」の練習により、心身は改善され、免疫力を強めることができるのです。

普段、どうしても仕事などが忙しく、なかなか少林寺気功の練習時間が作れない人がいます。自らの健康を意識することも出来ません。どうしても健康に投資することに無関心なのです。世界中でネットでも(今、仕事をしているサラリーマンやビジネスマンに対して、)叫ばれていることがあります。それは人生の中で、若い時に一生懸命お金を稼ぎ、中年になるまで自己の健康に意識せず、そのための時間も惜しいと感じていて、もらった給料から健康に関する費用は捻出したくない、また投資をしたくないと何もしないのです。しかし高齢になりますと、体は弱り病気になります。仕事の過労も重なり、さらに不健康な生活習慣によりどんどん身体機能は低下していきます。また自己管理もせず、体のために鍛えたり訓練したりしていません。年を重ね、気が付くと様々な症状が出てきます。当然、病院に行くようになります。診療すれば、高い医療費を支払うことになります。すでに重い病気になっていて通院や入院となり、手術となります。医療にかかる高額な請求に、それまで溜めていたお金は無くなり、さらに借金までせざるを得ない状況となります。場合によっては経済的負担が多く、受けたい医療も受けられないという事態にもなります。これは若い時、健康に対しての自己投資をしない(給料の中から出すということをしてこなかった)ことが原因であります。こういったことの繰り返しの生き方が将来、年を取ってからツケが100倍以上にもなってかえってくるのです。そのため、せっかくの貯金はそのまま病院に支払いに回ってしまうのです。多くの人は苦痛も感じながら病院(通院や入院)生活となり、自分ではどう改善したら良いかも分からず、何もできないのです。入院をしながら寿命を延ばそうとしても、実際には長生きできません。入院していない人が長生きしているのが現実です。

健康を意識して投資をしなかった人は、人生を振り返った時、どちらかを選択しています。まずは(健康への投資の)100倍以上支払って病院で治療を受けても、長生きできない人生。あるいは高齢になるにつれて、どこか苦痛を感じながら、自由を奪われながら生きている人生。さぁ、どちらを選ぶか・・。

今回は新しい年を迎える前の最後の言葉として、少しこれまでとは違う内容となりました。しかしこうした現実はしっかり受け止めて頂かなければなりません。多くの人は気が付いた時は遅く、人生の終わりの前に悟ります。実際にはもう遅いので、非常に悲しいことです。

このお正月は時間がたくさんあると思います。どうぞ真剣に考え、自分の心身をどうするかを考えいただきたいと思います。自己を見つめ、本当に大切なものは何かを認識しなければなりません。お金でもなく、名誉でもありません。体が一番なのです。どうぞ自分自身を大事にしてください。しっかり投資して、時間もかけ、努力もしてください。

現在も新型コロナウイルスが拡大して蔓延しています。特にこうした状況下では、自分の健康を意識しなければなりません。投資し、努力して心身を守ることです。日本の場合、コロナの脅威だけではありません。生活習慣病やその予備軍の人もたくさんいます。そのためすべての脅威から自らを守らなければなりません。しかし非常に厳しいのです。病院も同様にコロナ関連の医療がひっ迫していて、通常の疾患の人の対応が厳しく、医療崩壊の危機に迫っている状態です。こんな時に病気になったら、大変です。もっと自分の健康に気を配らなければなりません。第一に感染に罹らないためにようにしなければなりません。さらに他の病気にも罹らないようにしなければならないのです。もし重症になったら、と考えなければなりません。入院もできないのです。

「少林寺気功」は心身を健康にさせます。この実践によって自らの病気を改善させ、免疫力や自然治癒力を高め、健康を維持して自己を守ります。これまで私は(日本において)30年近く指導した上で、このことを証明しています。皆さんはこの年末年始の時間を利用して、よく考えて行動(実践)し、元気になることです。

どうぞ健康になり、命を守るようにして良い新年を迎えましょう。