全日本少林寺気功協会の指導する「少林寺気功」、または「少林武術」の内容はとても豊富であり、充実しています。そして各々の型は嵩山少林寺の古くからある秘伝のものです。練習していけば、個人のレベルアップにつながりますので、皆さんは大いに励んでいます。ただしそれが「形」として、どれだけ積んだのか、向上させたのかという場合、それらを表すものは、これまでありませんでした。
今年の6月から、当協会では(「少林寺気功」、または「少林武術」とも)これまでの指導内容に、新しく「段(級)位資格制度」がスタートしました。以前から、気功や武術における段位制度の形(~三段)はありましたが、高段位の基準(資格要件)はなく、しっかりと作りあげなければなりませんでした。今回、この資格については、協会HPにて掲載しておりますが、級から高段位まで基準を設けておりますので、どうぞご覧ください。
さて、少林寺気功の気功師養成コースの46期生が6月からスタートしました。会員の中には、鍼灸師の方もいますし、会社経営者の方と様々な業種です。また都心部だけでなく、中には遠方から受講に来られている方たちもいらっしゃいます。皆さん、一生懸命練習しています。開催した二回目ですが、徐々に効果も見られます。今、自分のために時間を作って“健康になる”こと、そして自分以外に“気を与える”、“教える”ための腕を上げることができます。さらに今回始まりました「段位資格」を目指すのも良いでしょう。
また「少林武術」は、6月より、基礎(全くのゼロ)から始めています。これまでの10年間の武術教室では、随時新しい方が入門してまいりますが、なかなか基礎の練習を稽古中、時間が少なかったと思います。今回は、(コロナ禍により)制度の整備する時間がありましたので好都合でした。
早速、6月の練習では、手足を動かす基礎から始めることができました。約10年間、武術教室に通っている方も、今回、基礎からしっかり行なえたので満足されていました。もし武術を体験したいと希望されている方がいらっしゃいましたら、このタイミングが一番良いと思います。基礎からのスタートからですから、絶好のチャンスであります。ぜひ、体験してください。
現在、行なっている少林武術の下級位クラスの基礎指導は、嵩山少林寺の基礎を指導しております。これまで進めてきました武術の型などは、奥が深いですが、あまり基礎の部分を少し省略して行ってきていました。今は少林寺において、(少林寺と同様に)段位が取得できる内容にして進めてもいますから、基礎の部分をしっかり覚えていただけたら、と思います。
当協会の「少林寺気功」、または「少林武術」の内容は、これから益々内容に関しても資格制度の面でも、皆さんに役立てられるようにしていきたいと思います。どうぞ楽しく身につけていただき、レベルアップして下さい。