「特別集中講座」を受講のために、遠くサンフランシスコ(米)の中国文化センターより、Geraldine Sarmientoさんが来日し、丸々一週間、一生懸命頑張って受講を終えました。基礎気功から始まり、三大動功を行っていきましたが、よく練習し、しっかり覚えました。休み時間も休むことなく、一人で練習し、わからないことはきちんと質問して理解しながら、実践していました。覚えが早く、動作もきれいな動きでした。前日の内容も次の日、きちんと覚えて行っていましたので、帰ってからもしっかり練習していたと思います。聞くところによりますと、サンフランシスコ代表として、少林寺の管長の前で演武をした経験があるとのことでしたので、納得がいきました。長く武術の修業をしており、レベルも高く、能力のある方でした。

この方がどうして遠い日本まで来て、当協会で資格を取りたいと思ったのかは、一昨年にここ東京で開催しました「第五回世界気功大会」に参加した時から、すでに思っていたそうです。しかし集中講座はありませんでしたから、受けられませんでした。それが今回は夢が叶い、実現したのです。

すでに基礎の動きも、武術の経験者ですからすぐ理解し、覚えて頂きました。動作も正確です。イメージと呼吸に合わせて動かしていくことについては、もっと時間を要すると思いますが、非常に良かったと思います。

実際、アメリカには少林寺の武術を指導する先生たちはたくさん(100名以上)いると思います。少林寺気功も易筋経や八段錦など、できる方も多くいます。しかし一つひとつを深く掘り下げ、理解して指導している者は少ないでしょう。

ひと昔、中国の有名な気功師たちは、(特に)アメリカに渡る人が結構いました。今回受講した彼女も太極拳や気功を習っていたそうです。しかし「少林寺気功」には大変驚かれ、興味を抱いたとのことでした。その魅力をずっと持ち続けていたのでした。今回も交通費や宿泊費を自腹で払ってでも、やって来ました。

この一週間はとても充実して受講して頂いたと思います。日々、成長して、良い結果を出していきながら進めていきましたから、良かったと思います。今後もアメリカに戻ってからも、非常に役立つことでしょう。当会員の指導者である江口亮さんも自信を持って、アメリカで活躍し、広めています。

日本において、少林寺気功を練習している皆さんも頑張っています。是非、アメリカに負けることなく、精進してまいりましょう。

 

 

さて、先日(2/26)、嵩山少林寺釋永信管長が来日されました。私に管長自ら直接連絡があり、都内のホテルでお会いいたしました。武道家代表祖父江先生と元先生、協会員代表数名、また私の家族もお会いいたしました。とてもお忙しい日程の中でありましたが、私たちとのひとときを楽しみ喜んで頂きました。さらに雑誌「秘伝」担当者も同行して、管長と私との対談形式の取材をしました。

この機会はとても充実した内容になりました。

(来日の写真はこちら↓)

http://www.shourinji.net/info/少林寺永信管長が来日