今年で来日してから25年が経ちました。また当協会も設立24年になります。そして私はちょうど60歳です。日本では還暦と呼ばれます。振り返ってみれば、この25年間は、あっという間であり、まるで昨日か一昨日のように感じられます。人生の中でも一番熟し、良い時期は、誰でも35~60歳の間です。私はこの間を日本で過ごしました。もし誰かが「もう一度、人生をやり直すことができるとしたら、同じ人生を選びますか?」と聞かれたら、もちろん「そうする!」と答えることでしよう。私個人の生活は同じではないかもしれませんが、日本において、少林寺秘伝の「少林寺気功」を普及して、世界の人々に役立つことを使命として活動していることに、大変意味があることと思います。

時代の流れの中で、25年間でまだ大きなことはありませんでしたが、(中国では世界一になるような大金持ちが多く誕生しましたが)私自身、中国に留まり、活躍していたら、科学者か、あるいは教育者として大学の校長や中国一の学者になるなど、成功の道があったことでしよう。しかし今、こうして少林寺気功を広めていることは、将来性として、今後100年、1000年という時間の中で、今後も、日本(今は新宿を拠点として)で多くの方々に効果や作用が伝わり、 どんどん影響が拡大されることでしよう。いずれ全世界に広がっていくのです。とても意義のあることなのです。

現時点では、生活はギリギリで、また有名ではありませんが、自分としてはとても満足していて、充実しています。当協会の会員の皆さんも同様に感じて頂けましたら、大変光栄であり、嬉しく思います。そして一人でも多く広まっていけば、日本中、さらに世界中で、非常に意味のあるものになります。是非、皆さん、立ち上がって下さい!私たちが生きていると一番、意味のあることと実感できるでしょう。

一人ひとりが、“生きている”という存在の『質』!そして生きている幸せはモノではなく、人生の喜びや満足を感じることができます。これは名誉などというものではありません。自己の心と体の満足は、心身の健康であり、その充実であります。

もっと多くの人々が、「少林寺気功」を知り、実践して人生の満足を得て頂けたら、と思います。さらにたくさんの人々に伝えて、さらに人生が充実し幸せになってもらえるよう(生命の質を高めてもらう)ようになれば、大変良いことでないでしょうか。