来る10月31日(土)は、「2020秋の少林寺気功・武術祭り」を開催致します。当協会は毎年春と秋に祭り(演武の披露、講演等)を実施しております。元々のきっかけとしましては、日本の習慣から始まりました。なお、今回から「段位・級位審査会」も同時に行いますが、実はこの資格制度もこれまでありませんでした。こちらも日本に根付いている古くからの習慣ですが、皆さんの馴染みのある制度を取り入れていくのも、少林寺気功や少林武術を知って頂くのには、大変良いことだと思います。

そのため、今年の6月から「少林寺気功」及び「少林武術」の段位・級位資格の取得が出来るように整備いたしました。通常の祭り時に、受審査請した方の審査会を行い、合格すれば認定証等を授与することになります。皆さんは級位から取得していくわけですが、基本や基礎の動作からスタートしていきますから、昇給しやすいです。また社会的にも、こうした資格を持っていることが、より評価を高めることにもなり、さらに認知度も上がります。

協会が始まる当時(27年位前)は、指導員を養成して育てても、カルチャースクールやスポーツクラブなどで仕事が見つけられない状態でした。理由としては、少林寺という名称が使用出来ない、また少林寺気功というものがどういうものか分からないためでした。それから少しずつ認知度を上げていき、卒業した指導員たちが各々指導につくことが出来るようになりました。

また国際交流を深めて大きな大会の中で、少林寺気功をPRしたりしながら、さらに国内において、ボランティア活動、または地域交流を通じて、周知活動を行って参りました。

自らも世界大会を主催して、多くの方を招待し、これまで通算6回も開催してきました。こうした努力の積み重ねにより、幅広く理解してもらえるようになったのです。社会に認知された少林寺気功、または少林武術の段位(級位)の資格取得することの必要性の高まりから、今後、年2回開催する祭りの時に併せて執り行うことにいたしました。

皆さんの中には、趣味として実践する人もいますし、第二の人生として活躍したいと思っている人もいます。また仕事に活かせるから・・と考える人もいるでしょう。単に趣味とはいっても、日本の方は真面目に取り組みます。そしてレベルアップを望みます。さらに自己のレベルか上がっていくことに喜びを感じます。武道の世界でも習い事(書道、華道、茶道・・)でも同様ですが、自分の上達させるためにもこうした制度は重要になります。

当協会の気功師養成コースは、この上に高級気功師、気功師師範とレベルが上がりますが、実際に気功をしている人には分かりますが、多くの人は気功(または武術)をしていませんから、どれくらいのレベルなのかはっきり分かりません。ですから、そういった方に一目瞭然となる段位(級位)が必要なのです。特に日本の武道団体(組織)などは、ほぼ100%段位制度があります。

是非、これからの皆さんに役立ていただけたら、と思います。