去る10月12日~19日まで、嵩山少林寺へ「(第21回目となります)少林寺認定旅行&修業の旅」に行って来ました。今回は、第37期生の認定旅行であります。これまでの認定旅行と違う点としましては、少林寺武相僧団の方々がしっかり見て、高評を頂いたことです。その後、釋永信管長から直々に認定証を授与され、お褒めのお言葉をいただきました。さらに管長を囲んで全員で写真を撮りました。今回の成果は、第37期生のこれまで2年間の努力の賜物であります。
今回の旅行中は、不安定な天気も続きましたが、大阪より(今回の最高齢86歳)Mさんとそのご友人も加わり、総勢13名での旅でした。メンバー同士、非常に融和して協力しあいながら、無事、帰国致しました。旅行の内容は、認定式と観光、そして達磨洞(全員で登り下りしました)、禅の話、さらに修業として武術学校において武術体験留学(各々、様々な武術を習いましたか)です。観光は、宿泊場所から少し離れていましたが、「雲台山」及び「落陽の周辺(白馬寺や龍門石窟など)」に行きました。とても内容も充実したものでありました。特に問題なく、スケジュール通りに過ごしました。

一言で言いますと、“円満”の旅行(認定式、観光、修業、美味しい料理)でした。なお、今回の認定式の模様は、嵩山少林寺の公式サイトにも紹介されています。掲載されている内容にもお褒めの言葉が綴られていました。これまでの認定旅行より、人数が少なく高齢者もいましたから、全体的に年齢層が高かったですが、目標は達成できた旅行であったと思います。
12日の出発の日、皆さんは集合時間より、少し早めに集まりました。そして

チェックイン手続きを済ませました(特別なカメラを持ってきましたから、検査でも注意を払いましたが、クリアしたのでホッとしました)。出発ロビーで全員で集合写真を撮り、午後1時55分、羽田国際空港から離陸しました。途中、経由しました北京国際空港には、時刻通り到着しました。そこで夕食を取りました。皆さん、美味しいと、しっかり食べました。北京から国内線で出発し、鄭州にも時刻通りに到着しました。空港の外に出て、待っていたバスに乗り込みました。早くから待っていて下さったようです。バスの運転手は、近道(※最近、新しく出来た高速道路)を利用し、早く着けると言っていたのですが、所々、道路工事をしていたため、かえって遠回りとなってしまい、午前1時過ぎにホテルに着きました。私たちは速やかに手続きを済ませ、各自の部屋へ入り、休みました。

 

13日の朝、食事を済ませ、認定式のために少林寺に向かいました。途中、管長と連絡を取ろうと電話をしましたら、その時、少林寺にいないことが判明しました。会議のために鄭州内に外出しているとのことでした。しかし、私たちのためにこちら(少林寺)に向かっているとのことでした。この10年間を振り返ってみても、いくら忙しいとはいえ、管長は私たちの約束を絶対に守ってくれます。

少し時間に余裕が出来たので、少林寺の離れた場所からバスから降り、周辺にある武術学校を見て歩きながら、写真を撮りました。

少林寺に着いて、早速演武の準備に取り掛かります。第37期生が行う演武「鶴功三十六式」の場所は、少林寺演武道場で行うことになりました。(35期生の時と同じです)会場では、私と武僧団の方々(3名)とで、第37期生の演武を見ました。壇上に上がった5名はこれまで良く練習をしました。皆さんの年齢層は50近く~70近くでありましたが、しっかりした演武を披露しました。武僧団の代表からも高評を頂きました。続いて、第37期生(今回、副団長を務めた)のMさんはヨガのポーズを披露いたしました。ヨガの演武も高評で、皆さんは拍手いたしました。この後、釋管長より、認定証の授与式が行われました。管長より、一人ひとりに認定証を手渡しました。最後には全員で写真を撮りました。

すぐお昼の時間になりましたので、少林寺のお坊さんと一緒に精進料理(私たちのためにどんぶりを用意していただき、)を皆さんで食しました。

 

昼食後は、今回の旅行中、私たちのガイドを引き受けてくれた朱さんが、皆さんに少林寺内を皆さんに詳しくガイドしてくれました。午後、私たちは少林寺薬局の延林さんと会うことになっていましたが、先に達磨洞(達磨大師が9年間、面壁した場所)に登ることにしました。メンバーの中には、もう何度も登っている方もいますし、初めての方もいます。今回は中高年の方々が多いのですが、この日丁度良い天気や気温でしたので、おしゃべりしながら元気に登りました。特に86歳のMさん(女性)は、6回目のチャレンジです。しっかり一歩一歩、皆さんと一緒に登りました。全員、達磨洞に無事登りました。そして、達磨洞の中で皆さんと座禅を行いました。約20分間でしたが、気持ちが入っている方が何人もいました。時間をかけて登り下りしましたが、誰ひとりとして怪我をすることなしに、全員で達成しました。その後、少林寺薬局で延林さんに会い、「達磨大師」について、お話を頂きました。

だんだん薄暗くなってきましたが、山門のところで皆さんで写真を撮り、また塔林にも行きました。朱さんのガイドに皆さんも耳を傾けていました。辺りは完全に暗くなったので、皆さんとバスに乗り、ホテルに向かいました。この日はホテルに隣接するレストランで、今回の旅を祝してお食事会をいたしました。

 

14日は、一日観光の日です。「雲台山」に私たち全員で行きました。そこは、これまでの認定旅行で初めての場所です。とても壮大で美しい景色と、綺麗な水が流れる滝や川があります。特別な形の石の山であり、古代の地球の地層がむき出しとなっていて、まるでそこはグランドキャニオン(米)のようだと聞いていましたが、実際に来て見て、納得いたしました。遠出の観光、谷を登り下りもしましたが、素晴らしい自然の情景や特別な雰囲気をさせる山々に、皆さんはたくさんの写真を撮り、良い思いでとなりました。

夜遅くに戻りましたが、皆さんで「精進料理」を頂き、とても満足でした。

 

15日は、(大半の方が)武術学校で、武術体験をいたしました。事前に習ってみたい武術を伝え、教えていただける武術の先生に集まっていただいて、指導してもらいました。第37期生は、私の武術教室に入っておりませんし、中高年の方々でありますが、指導員コースを修業してきましたから、体力にも自信があり、しっかり学んで覚えているように思いました。

 

16日は、一部の武術体験の人を残し、再び観光にいきました。また遠出となりましたが、洛陽(白馬寺や龍門石窟など)の観光をいたしました。

 

17日は、メンバーの半分の方々が帰国いたしました。残りのメンバー6名が(17日及び18日の2日間、)引き続き、武術体験をいたしました。

 

今回、ハードなスケジュールをしっかりこなして、19日、私たちは無事帰国しました。内容もたっぷりで、充実した旅行となりました。