第2日目(4月26日)

 

この日は認定式が予定されており、スケジュールがびっしりですから、早く起きて食事を済まて、少林寺に出発いたしました。少林寺に着いて、早速釋永信管長の部屋まで行きました。そこで演武の準備をして、待機しました。予定では、いらっしゃることになっておりましたが、釋永信管長は急用があり、部屋にはいらっしゃいませんでした。

私は釋永信管長を探し、状況を確認しました。実はその時、釋永信管長は立て込んでおり、すぐには対応しかねる状況だったのです。そのため、予定を少し変更しました。私たちの認定旅行に必ずガイドしてくれる朱さん(今回も私たちの都合に合わせてくれて、他の仕事を調整し、協力してくれました。)も、この時は丁度断われない仕事の為、一緒ではありませんでした。

私たちは、先に少林寺内で、写真を撮ったり、自由に拝観しました。11時になり、食事(お坊様と一緒に精進料理を頂く予定)にいたしました。しばらく釋永信管長はお忙しい様子でしたから、先に達磨洞に行くことにしました。また、少林寺薬局長の延琳さんとお会いする予定でもあります(前日は杭州に出張していましたが、私たちと会うために新幹線で戻って来ることになっていました)。

釋永信管長は急用が入り対応出来ない状態であり、ガイドの朱さんもいません。延琳さんも他の用事を済ませてから戻って来ることになっていますから、私たちは臨機応変に対応して、食事の後、少し休憩して、達磨洞に向かいました。

往復には時間も掛かりますから、丁度良かったと思います。

今回、最高齢のMさん、同じく70歳代のSさん、そしてアメリカの皆さんや大阪の方々も元気に登っていきました。ゆっくりのんびりとお話をしながら、自然の風景を楽しみながら、一段一段上がっていきました。少しキツいですが、下半身も強化され、体力もつきます。Eさんはしばらく脚を怪我していましたから、登らないだろうと思っていましたが、努力して最後まで頑張りました。またSさんもKさんも頑張って登りました。Hさんは途中、体調に乱れがありましたが、休憩しながら、少しずつ登りました。最後は全員、無事に達磨洞まで登ることができました。非常に良かったと思います。達磨洞の中で、皆さんと一緒に30分位、座禅を行いました。そこで気の練習と禅の本質(大乗仏教の精神)の修業を行いました。強い気の場で、皆さんは気を感じました。終わった後、誰もがとても良かったと感じていました。しばらく達磨洞からの素晴らしい眺めを見たり、写真を撮ったりしました。麓に下りましたら、朱さん(ガイド)より、こちらと合流する旨の連絡がありました。私たちは少林寺の敷地内にあります塔林に移動しました。そこで朱さんと会い、ガイドをして頂きました。

少林寺薬局長の延琳さんに連絡しましたら、少林寺薬局に戻っているとのことでしたので、皆さんと一緒に移動しました。延琳さんより、主に「禅と禅医について」の講話をして頂きました。出張で杭州に行って、忙しい中だったのですが、急いで戻って来てくださり、私たちのためにお話をしてくださいました。

その後、皆さんは少林寺内を朱さんに案内して頂き、説明を聞いたり、写真を撮ったりしました。私は釋永信管長の都合を確認し、多忙中でありましたが、私たちの認定式をしてくださることになりました。急いで皆さんは準備をしました。認定式では、釋永信管長と一緒に写真を撮りました。お忙しい状況でありましたが、私たちのことも考えてくださり、対応して頂けたことにとても感謝致します。

無事に認定式が終了し、私たちはホテルに戻りました。その夜の食事は車で移動し、レストランで夕食です。皆さんは豪華な料理とおいしいお酒で、とても満足しました。そして楽しいひとときを過ごしました。最後には大きなケーキが運ばれてきました。皆さんで分けて、おいしく頂きました。

こうして長い第一日のスケジュールも無事終わりました。ホテルに戻り、各自部屋に戻り、ゆっくり休みました。

 

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