肺通気は、肺が外部の環境との気体交換過程であり、主な事は、胸・呼吸・筋及び隔筋の運動で実現した。気功は、肺の通気過程の影響が明らかである。
 
一、気功状態の呼吸数及び形式の変化(1)

 人体は平静な状態の平均呼吸数が年齢と性別によって違う。正常人は、1分ごとの呼吸数が一般的に12~18回ある。上海第一医学院生理教研室は、寝式練習者の気功呼吸周波数の変化を測定した。その結果は、男性組の呼吸周波数は練習する前の16.5回/分から6.9回/分に下がり、その中で5回/分以下になるものは9人いる。女性組の呼吸周波数は練習する前の平均の21.5回/分から14回/分に下がっている。9名の一年間以上の練習者を測定して練習する時、呼吸の数は著しく下がる事がある。平均して練習する前の15回/分から4回/分になる。そのほかの例の中に、練習し始めてから息を吸い込み、息を吐き出し両過程はみな同時に低減し深くする。
 更に観察して気功の違う方法は呼吸形式、幅及び回数も違う。例えば息を調節する練習者は一般的に腹式呼吸を採用し、主に息を吐き出す事を練習し、吐き出しは曲線節律適度で平均して柔和である。ただし、吐き出しは時間を伸ばして深くすることになり呼吸調整過程は穏やかで呼吸数は一般的に18回/分から10回/分に減る。内養功を練習する人は、腹式呼吸と意守を中心として呼吸曲線は、柔和を基礎とし深くて平均する。呼吸数は、18回/分から4-5回/分に低下し呼吸の深さは随分大きく吸い込みと吐き出しの時間の比例は正常人の1:1.2~1:1.5より長く最高は1:3.4に達するものもいる。瑜伽功修行者に観察して、上述した資料と似ている結果を提供する。