毎週木曜日は老人ホームに行って健康気功教室をやっています。最近の天気は夏日のような暑い日が続いています。 さて、この教室に参加する人は毎回同じ人もいたり、前回参加していただけなかった人たちがいたりなど多くに人に参加いただいています。 今回は四段功やいろいろなものを行いました。参加されている方々は平均して平均して70代、80代の方々ですが非常に元気に活き活きと参加され、非常に覚えもよいと思います。もう半年近く教室をやっていますから、時間をかけて継続してやってきた効果が出ている気がします。 日本は世界でも有数の長寿国です。人生の中に青年期と中年期には仕事をして社会に貢献してきましたが、老年期になると大抵の方が仕事を退職され、次の人生にどのような目標をおいて、どのようにして幸せになるかは重要な問題だと思います。 しかしまず、幸せになるための基礎でもある健康はどのように作るべきなのでしょうか。老年期になり、体力も落ちており、並大抵の運動はなかなか出来ませんが、気功はどなたでも手軽にできています。つまりどのライフステージにおいても合うということなのでしょう。 少林寺のものや気功というものがどのような人たちにも合うということは、もっともっと世の中に役立たせることができるのではないでしょうか? 気功をやっている人や協会の人たちは、あまり動けない人でもあまり元気が無い人でも気功をやるときの笑顔や元気な顔を見る機会があるならば、あなたたち自身に対しても新たな発見があると思います。 人間は誰でも歳をとります。確かに今の自分は健康で若いかもしれません。ですが、自分歳をとると手や足が動かなくなると、どのように健康になればいいのでしょうか?これは加齢という自然の法則では誰でもそのような体験をすることでしょう。 もし、今の私達が老年期にある方々に健康になるための方法を伝えて、その方法で元気になって幸せな人生の最後段階になっていただければこれと無い喜びとなるのではないでしょうか。私はこれが気功のもう一つの役割だと思います。 一般的に気功というのは元気じゃない人や病気の人などに対してのものですが、私達は子どもから老人まで幅広く気功の普及を行い、それに伴う効果をいうものを出してきました。 それが気功をやってる私達の義務でもあるからです。そして義務というものは仕事や金銭とかかわらずに、自分と社会の中に無意識に感じられるかどうかということが非常に重要なのではないでしょうか。 「お金を貰わないとやらない《「仕事じゃないとやらない《これは正しいのでしょうか? もし自分が歳をとり、老年期に差し掛かったとき社会と他人からこれと同じ態度で接されて、よいでしょうか?人間と人間の間というものがそんなに冷たくいいのでしょうか? 私達は他人が幸せだからこそ本当の幸せになることができるのだと思います。