大きな事業で成功したり。いろいろな分野の有名な人達などは、社会的に見て偉大な人物と評価されるでしょう。 でも、これは、単に外部の力を借りて、有名になったということです。どういうことかというと、例えば、成功者や有名人などから、 実績と学歴・学問を抜いたら、本来は何にも残らない。
実際、人間の場合にもっと大事なことは、本来の心に汚れや埃が、無いことです。 もし、こういう状態になると、人間性は生まれたままの綺麗な状態になります。 もし、私達は、このように本来の人間性に戻り、純粋な汚れの無い心を取り戻したなら、 自分のやっている事業が、たとえ成功しなくても、何もできないとしても、その人が、 本来の心を持っているならば、本当の人間だと言うことができます。
なぜ、必ず成功、必ず大きな会社、必ずお金持ち、世の中には、本当に人間として何が大切か?ということが、 わからない人が、結構多い。 世の中でどのくらいの実績があるか?どのくらい有名か?どのくらいの会社? どのくらい知識があるか?などの多い少ないという尺度で、一人の人間の価値を決めることが、多い。
確かに、社会や地域で、外部の要素として物質的に豊かであることの表れではありますが、 しかし、これらは、人間の本質という点に、焦点を当てた場合には、何の意味も無いことだと思います。
人間の本来の価値を決める要素としては、まず、その人は、完璧な美しい人格を持っているか? もうひとつは、その人の心の本来(本性・人間性)を、持っているかどうか? もし、その人の心の本来(本性・人間性)を持っているならば、その人は、素晴らしいと言えます。 例えば、悟りの状態とか。悟りは、ただ、悟りじゃなくて、人間の本来のものだけが、わかる。 だから、他の社会的な成功が、一切無いとしても、これは、人間の一番高い価値だと思います。
特に禅宗の場合は、不立文字明心見性でこの意味を現す、文字(言葉)からその人の本来の人間性を表すということがあります。
だから、人間の価値やこの人生とかを考えたとき、外部の面を考えがちですが、本来は、その人が、本来の心を持っているかどうか? その人の心・言葉・人間性により価値が決まる。といえるのです。
心は、体に影響を与え、体は、その行動により、周囲の人や環境、社会にも影響を与えていきます。 ですから、人間の本来の心に戻る、人間としての価値を高めるということは、自ずと、その本来の綺麗な、純粋な心が、 外部に現れ、更に、外部へも影響を及ぼし、社会に希望と明るさを与えていくことでもあるのです。 自らの心の在り方を見つめなおすことは、心を輝かせ、世の中を輝かせることに繋がるでしょう。 外部の現象にとらわれたり、環境を嘆いたり、社会に絶望する前に、一人一人が、自分の心の本性に戻ることが大事です。 幸せの鍵は、一人一人の手の中に、握られています。