人間の本質は、珠の様に透明でキラキラしている。
物欲は、珠にほこりが付いているかの様に光を遮っているが、ほこりは洗えるものである。
学者は、自分の間違えを怖がる事はない。怖い事は、間違えを直さないことである。
事業中の困難を恐れることは無く、恐れてる事は、自信を無くすことである。
 心身を錬磨する事は、製鋼を磨くように繰り返さなければならなく、成功を焦る人には、深い教養がない。
物事にあたる時、弓を引く時と同様に準備を怠り、勝手に弓を射たならば、倍の労力がかかり、しかも半分の成果しか上がらないことになる。
 逆境の時こそ、物事が、順風満帆に進まない事を知らなければない。
 多くの小さな川が合流すれば大川になり、瓜(ウリ)は熟せばヘタから落ち、修業は自然に順応すれば悟りの果を得られる。