地位が高すぎると他人より反感は買いやすいです。その反感が最後は自分の命に危険を及ぼすこともあります。だからなんでも自慢をしたり、胸を張りすぎたりする行動はよくありません。自分ばかりが高いところにいると、他人からは反感を買い、色々な陰口を言われたりもします。
中国の歴史の中には、地位の高い大臣が家族・財産など全部を破壊され、人が死ぬという事が多くありました。
老子が書いた道徳経の第9章の中でも言っています。コップに水を入れすぎると、ちょっと手が触れただけで溢れないか心配になりますが、足りないぐらい入れておけば、溢れ出ると云う事はありません。刃物でも同じことが言えます。刀の切れ味が良いと云う事は、刃こぼれしやすいですし、切れ味が鈍くなりやすいです。だから自分が富貴だからといって自慢ばかりして、尊敬の念を忘れた人は良い結果は生みません。孔子の論語の中にも似ている言葉があります。皆人間の知恵と能力、経歴も違いますので、百人いれば百人のやり方があるように人に教える時も謙虚に人によって教え方を変えることによって、良い結果を生むと思います。