利益は自分を潤す心では無くて、実際は損害の心になります。勿論世の中の利益の追求にはビジネスなどで追求する事もあるでしょうが、一から百まで徹頭徹尾の利益追求は決して褒められて事ではありません。
しかし現実には仕方が無い事もあります。ですから欲望と利益追求は適当であり、自らの心を損害しないようにするのが大事なのです。
もし自らの理性を超えコントロールが出来なくなるまで利益追求をしてしまうと、自分のみならず他人にも迷惑をかけてしまうでしょう。
世の中の筋、そして社会環境などを考えないで、自らの想像で行うと最後は正しい道を離れて危険な事になります。
お金でもなんでも表面を見てキレイなものには誘惑の効果があります。だからそれに対しては警戒心が必要となってきます。それは人間の本能の欲望ですが、道ではありません。
怖いのは自分は頭が良いと思い込み、能力があると思いこむ。そして自らの欲望に従って行動をしてしまうと、それは道を得る一番の邪魔となってしまいます。だから老子は自分の欲望を排除し、知恵を捨てる事を説いたのです。
論語の中には4つの執着を捨てる事が記してあります。やはり道のとおりに行動する事が大事という事ではないでしょうか。