連載 世田谷武術教室受講生の感想  2006
【 釋 延平クラス (初〜中級) 】
   ◇土曜クラス◇ 基礎に重点を置き、体力・柔軟性を養います。
   ◇金曜クラス◇ 体力・スピードを増強し、タイミング・距離感を身につけます。
【 初級クラス(武術指導員による) 】
 ◇木曜初級クラス◇ 担当指導員:松本    ◇土曜初級・棒術クラス(隔週)◇ 担当指導員:久米

金曜中級武術クラス<少林太祖長拳の感想>

カンフーというと私のような中年は、しり込みしてしまうのではないでしょうか?ちょっと待ってください。
中年にふさわしく、味わいがあり、身体の動く限り楽しめるカンフーの形があります。少林太祖長拳です。
この形は、「圧縮された力を出す」(以下”勁”と記す)の連練習の宝庫といってもいいでしょう。
イントロダクションは”気功”。地の気、天の気を百会からタップリ取り入れ湧泉かへ、再び中丹田まで上げ下丹田へ落とす。
すぱっ!凛々しく、拳が腰へ。始動・・・まさしく静から動へ。
ここからは”勁”の連続。一つの形を繰り返すならまだしも、異なる形から”勁”を出す事が求められる。ちょっと、油断すると、すぐ力だけになってしまう。
最高師範から、OKをもらうには何年もかかりそうだ!
聴勁(触れ合いながら相手の動きを察知する能力)は相手の”勁”なので察知しやすいが、自分の”勁”となると、なかなか分かりにくい部分がある。
誰かに試すわけにもいかないし、「今のは力だけだったなあ。」とか自問自答をしながら、繰り返し練習するしかないのです。
少林心意把を教えていただいた時、シンプルにして完璧な防御と一撃必殺の拳にワクワクしたものですが、少林太祖長拳も長く付き合えそうな品格のある形である。
(nagoya)

1月13日(土) 武術指導員による初級武術

今年初の久米講師の武術教室となりました。
拳では羅漢拳、棍では陰手棍、二つの型も一通り習い終わり、後は細かい所を直しながら練功をするだけとなりました。これでスタート地点に辿り着きました。
これから一つの型を何百回、何千回と練功を重ねていき、ようやく覚えたといえると思っています。武術の道に近道はありませんから、自分で練功をし、功夫を積む事でしかないのでしょう。
次回から拳の型は何をやるのかはわかりませんが、棍は「少林棍」という型を 習い始めました。 この型の特徴はこれと言った特徴はないのですが、その特徴の無さが特徴ともいえるのでしょうか。
ただ棍の型の良いところが濃縮されている型とのことで、それが特徴とも言えます。今後習っていくのが楽しみな型です。
また昨年度より武術教室に入会される方も増えて、久米講師のクラスの人数も大分増えて賑やかになってきました。
これを機に<久米一族>を結成か?!という冗談をこの後に開かれた新年会で話していました。
とまぁ久米講師の武術クラスの皆様!!
覚えと人相が悪くロクでもない生徒ですが、今年度も御指導御鞭撻の程、宜しくお願い致します。
(I)

9月16日(金)少林寺武術で健康増進、体力UP

合掌
 私が武術教室を通い始めてから何ヶ月か経ちますが知らないうちに体力が付いている事を感じます。始めた当初は息が上がっていた動作も今は平気になってきました。知人から武術教室の事を聞かれた事があるのですが「参加している人たちは若い男性だけでなく女性や高齢の方も多いのですが、私が息が上がっている横で涼しい顔で皆さん素晴らしい動きを見せてくれます。やはり伝統ある少林寺の修練法は体力増強、健康増進に、ものすごい効果があるんですね〜」と答えます。一見単純な動作も本気で集中してやると凄い力が発揮されます。その分、体への負荷も大きく加わり私のような未熟者は次の日筋肉痛になる事もあります。でもそれを克服することで体力、免疫力がUPします。
 武術の型の覚える時は先ず先生、先輩より形を教わります。それから技の原理、力の出し方等を自分で考えて使えるようにしていきます。しかし最近特に感じるのは土台となる勁力が私に不足している事です。形を覚えただけではダンスと変わらなく、もちろんシェイプアップや健康増進に役立ちますが武術や護身術としては力が不十分です。中国嵩山少林寺では基礎体力を養うのに何年も費やし、その後で初めて型を教わるそうですが先輩の話でも最初は釋先生も基礎を重点的に教えられていたそうですね。今は既習の型も増えましたので、そちらを習得するとともに馬歩站とう功などでしっかり基礎体力を養いたいと思います。本場少林寺の修練に比べたら…もっともっと少林寺の名に恥じぬ様、精進したいと思います。 謝謝!

8月31日(木) 再見!演武会

 この夏木曜クラスにひと月通っていたHさんは、アメリカ留学中の高校生です。
 夏休みの帰省中、武術のクラスに通うかたわら、ボランティアで協会のお手伝いをして下さいました。
 学会で配布する資料やホームページに掲載する記事などを英文に翻訳するという、大変な作業でしたが 最後までしっかりやってくださいました。ほんとうにお疲れ様でした。
 そして、本日がHさんが木曜クラスに参加できる最後のレッスンでしたので、Hさん以外の生徒全員で演武を披露させていただきました。
八極拳、心意拳、羅漢拳、六合拳、連環拳、小洪(小紅)拳、大洪拳。
それぞれ普段の練習の成果を発揮して、時には「アレ?」と少し止まったりしながらでしたが、のびのびと演武致しました。
最後に朝陽拳、炮拳を松本先生が披露してくださいました。ああ、かっこいいなあ・・・と一同みとれてしまいました。(いつか、あんな風になれたらいいな。)
 さて、来月帰国するHさん、次は大学受験に向けてしっかり勉強の日々が待っています。将来の夢はお医者さんになることとか。ガンバレ!皆応援しているよ。大学生になって帰ってきたら、また一緒に練習しよう。 再見!!

5月6日(土) 土曜初級クラス、次の型は

春です。土曜クラスは新しいメンバーのお顔も増え、フレッシュな雰囲気が漂っております。
金曜・土曜と続けて出ている人も多いですが、土曜クラスだけの人も随分多くなりました。
土曜クラスは基本練習が充実していて、型はたくさんはやらないのですが、それでも観音十八掌・八極拳・連環拳・功夫拳・心意拳・五歩拳と、既習のものが随分増え、ひととおり復習すると結構時間がかかるようになりました。最近始められた方は大変!でも、少しずつ憶えていけばいいので、遠慮なく周りの人に聞いたりして楽しんで貰えたらいいな〜と思います。

さて、次に習う型。
先生はもともと羅漢拳をとお考えだったようなのですが、久米講師の隔週土曜初級クラスでも羅漢拳を始めていて、両方のクラスに出ている人は重複になってしまいます。
「羅漢拳でなければ七星拳がいいと思いますが、みなさん、どちらがいいですか?」と先生。
急遽久米講師とG君に見本としてそれぞれ型の演武をしていただきました。(かっこよかったです!)
先生を囲んで皆でアレコレ相談した結果、七星拳を教えていただくことになりました。
(いずれは羅漢拳も教えていただけるそうです。)
七星拳は、当初金曜クラスで習っていたときはあまり魅力を感じませんでしたが、練習を重ねるるうちにだんだん面白くなって来て、もっと判りたい、上手になりたい、と思うようになりました。土曜クラスでまた習う事が出来て、とても嬉しいです。

4月27日(金) 長拳13式

 感想文をさぼっている間に、長拳は13式に突入です。
 金絲繚腕。両腕をかいぐりかいぐりして毛糸を巻くようなしぐさです。何も考えずにやっているとお遊戯みたいになってしまうので、ちゃんと技として、意識をもってやる。(たぶんここで相手の突きをかわしながら同時に腕絡めて関節とって最終的に・・・)などと分解して考えながら練習してみる。先生は2回転半とおっしゃってましたが、何度やっても1回転半でおわってしまう。カウントの仕方が違うんでしょうか,謎です。

 打法は相手のストレートを、手首とって斧刃脚とか足踏んで引き倒すとかその他もろもろ。最初の攻撃をとれてしまえば後の展開は様々考えられそうです。これは昨日の木曜クラスでも同様の技法を教えていただいていたので、さらに展開例が増えて面白かったです。

 最近は形だけ真似るのではなく、「自分だったらどうするのがいいのか」と考えるようになりました。
 武術を学びたかったら理論や用法を学び体得するのはとても大事なことですが、あまりにも形に拘泥しすぎていた気がします。先生や先輩のやるのを厳密に真似をしようと思い、出来ない自分が情けなかったりしていました。観察しては「あれは正しいのか、間違いじゃないか。」と吟味するのを勉強のつもりでいました。でも、自分の体から発していないものは、どうも楽しくないし、しっくりしません。  とらわれない目で周りを見てみると、上手い下手、強い弱い以前の、独特の個性の発露があり、それぞれに正しいし、その人を充分に表現しているのだなと感じました。  目標を置くのは他所ではなくて、現在の自分の延長線上でよいのだ、と最近強く感じています。
 気功や武術というと、肉体的な面だけのように見えて、実は自分の頭や心の中も同様に整えているみたいです。面白いことです。

3月10日(金) 長拳六式目

 6式の途中から。相手の攻撃かわすと同時に攻めていく。・・・攻めると言うけど、実際は相手の攻撃能力を封じる。急所などを攻めていって、相手の動きを止めて、関節を壊して攻撃不能に致します。今、6式で相手の右肘を壊したから、これで一人片付きました。ヤレヤレ。なんとミもフタもないほど実践的かつ合理的なのでしょうか。

 打法は蹴りをかわして相手の軸足を攻める。・・・と、これも攻めるって書きましたが弱い膝関節を壊しにいってます。
 お寺さんの武術だから、自分からは決して暴力を振るわないのが当然大前提なのですが、一転戦うとなれば容赦ないです。もしかして、それ以上悪事をさせないようにという、大慈大悲の仏心かもしれません。魔物よりコワイ不動明王みたいなカンジでしょうか。
 他人に暴力を行使しようとして,逆に関節粉砕されたら、一生忘れ得ない教訓になるでしょうが、だからといってよっぽどのことがなければやってはイカンなあ、と思ったりします。たとえ正当防衛でも後味悪い・・・。もっと穏便な、鼻を殴って鼻血で呼吸しづらくさせて、戦意を喪失させるとか、そのくらいで済ませたいものです。
 が、よくよく練習した技はとっさのときに考える間もなく発動してしまうので、もし何かの拍子に出てしまったら、それはそれで、その人の運命なのだなあと思うことにしよう・・・。
 地球上から暴力がなくなりますように。


2月17日(金) 趙拳はじまる

 今日は打法はなくて、新しい型、「趙拳」に突入しました。
趙拳、先週の感想で書いた説明はだいぶ違っていて,先生曰く「趙」さんは宋時代の皇帝で、一時期少林寺に修行にきていた、とのこと。人物像がまるで違いますね。変なイメージを持った方、大変失礼致しました。
 「趙」さんの名誉回復のため、ちょっと調べてみました。

宋の建国者は「趙匡胤」という人で、周囲の氏族から望まれ「後周」という国の皇帝を退け、宋国を建てて支配者の座についたのですが、もとの皇帝一族を殺さずに丁重に保護したのだそうです。2代目皇帝「趙給`」のときにほぼ中国が統一され、文治主義の政治が行われたとか。もともと平民(大地主)だった「趙」さん一族は、貴族支配を廃して、民衆を戦乱から救い出した高徳の血族、ということのようです。(歴史書は勝者の編纂によるものですから、実際はどうだったのか、わかりませんけどもね。)

ともかくその名を拝した「趙拳」、どんな味わいなのでしょう!今日は予備式〜第1式まで習いましたが、今後どんな展開をしていくのかとても楽しみです!(・・・と同時に、「これはあんまり長くないです」と先生がおっしゃっていたので、ほっとしています!)


2月4日(土) 雑誌の取材。

「今日の武術クラスは雑誌の取材撮影があるぞ!」
という速報メールが、昨夜から 飛びかっていました。指導員の人たちは練功服着用とのことで、なにやら本格的。
 教室が始まる前に先生の撮影。カメラマンの方がいらして、照明をあてて先生をいろんな角度や ポーズで撮影します。  若い女性の記者の方が、体験で一緒に練習に参加してくださいました。 「うわーけっこう、コレ、たいへんですね!」といいながらも、初めての人にはちょっとキツイ足上げなどの基本功も、 ちゃんとまじめにやっていらしたので、「さすが、健康雑誌のライターさんだけあるなあ〜」と感心しました。でも、明日は筋肉痛なんじゃないかなあ?

 レッスンは、基本功、足上げなどをやって、蹴りと拳の練習はやらずに、型を重点的に やりました。観音十八掌、八極拳、連環拳、カンフー拳、心意拳など。 五歩拳は右側動作の続き。
 最後に、初級武術クラスや日テレ学院のお教室の講師をしている先輩、武術留学を何度も 経験している先輩たちの演武があり、このお教室では習わない剣や棒術も見ることができました。
 いつもとちょっと雰囲気が違って、面白いレッスンでした。


1月22日(土) 大雪。

 こんなに寒い寒い大雪の日に、体育館なんかに来る人がどれくらいいるんだ・・・? と思いつつ行ってみた。
いる。いっぱいいる。いつもと変わらない。いやいつもより多いかも。皆元気ダネ。
土曜クラスは金曜日に比べて型は少なめで、その代わり蹴りや拳の練習が多い。 2人で組になって、ストレート、フック、キックのコンビネーションで、2段、3段攻撃とその受けの練習。 左フックのあと体のひねる力を利用しての右蹴り、というのがちょっと難しかった。なんとなくふつうでは有り得ないかんじがするのだが、だから受ける方も予想外の動きで守るのが難しいのだろう。自分の中で見えない予備動作を作っておくとうまくいく。
 五歩拳は右側対称動作にはいっている。
同じ動作を反対側でやる。
例えば震脚のように、型の中ではいつも同じ側でやる動作が多いから、こうやって対称形も練習しておくときっと良い効果があると思う。(でも長護心意門拳みたいなのでそれをやったら、きわめて混乱するに違いない・・・)
ところで武術クラスのあとは指導員2の授業があって、皆さん座って座禅気功したりするらしい。
武術で汗かいたあと体育館で座禅。外は雪。
・・・ 皆さんすごい修行ですね ・・・
雪で電車がぼちぼち遅れてたけど、みなさんちゃんと帰れたのかな?ちょっと心配。


1月13日(金) 長護心意門拳がすすむ。

長護心意門拳も終盤にきている。
今日すすんだところは剣指を使う。
剣を持つ手と反対側の手(通常左手)は剣指にして構えるんだけれど、両手剣指っていうのは初めて教わったので、面白いと思った。剣指にすると剣を持つときの腕の動きと同じになる。
先生が「剣指ですよ。虎龍と違うよ〜」といったのが可笑しかった・・・(秘伝動功知らない武術クラスの方のために。ちゃんと親指を薬指小指につけて、という意味です。)


1月6日(金) 稽古始め。

今日は先生が中国から帰っていらっしゃる。
外気調整の予定が入っているので成田から事務局へ直行、終わってすぐに武術の授業なのだそうだ。
あいかわらずお忙しい。
帰国前に「休み中も食べ過ぎないで、練習もして・・・」と言われていたが、帰ってからも
「皆さん、お餅は食べすぎなかったですか?」
一同えヘヘっと苦笑い。
今日は型も先へ進まず、既習分をおさらい。
皆の練習不足を察知(?)されたのか、いつもよりゆっくりペースの授業でした。
帰りには先生の中国のおみやげ、ソラマメの燻製(?)のようなものと、アンズを頂きました。

それから、今年はまた秋頃に中国は鄭州にて、第2回世界伝統武術大会があるそうです。前回のように協会として力を入れて参加するかどうかはまだわかりませんが、希望者はエントリーできるそうなので、出場したい方は先生に相談してみてください。



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