秦先生のお話  (2006年2月19日 18期生説明会にて) 
 指導員コースは全体的に興味をもっているひとに高い効果を得てもらおうと思い開講しました。将来は、指導する立場になるかなどは自由ですが、本気でやることが重要でしょう。そうすることで効果が出やすくなります。ある健康基礎気功だけを受講する人は、続かない場合が多いです。なぜなら、1つに、自分が基礎コースを受けて、指導員コースは無理だ、と断念してしまう気持ちでいるからです。また、気功には継続が大事です。一回だけやって、いい方法を開発するなどありえません。病気の治療方法を開発するなどには、長い時間がかかります。病気も同じで、病院で、医者がクスリは何日間、など、処方を決めます。1日3回で3日間のものを、1日だけで飲むと医者は怒ります。なぜ、いうとおりにしないのか、と。気功の練習は内部のほうから変わります。症状や潜在能力です。病気において、ただ症状が痛いので痛み止めとしてシップを張る、などは、短期間の効能であって、根本の改善にはなりません。たとえば腰が痛い、肩こりがするなどを、痛み止めを飲むことで解決するのではなく、なぜ痛いのかという原因そのものを治す、あなたの体の中の組織、血液の流れ、など根本的なことを変えることで、症状がよくなるのです。なので、指導員がある意味、そのような病気の根本的な改善をするためにもなります。

 指導員というものは、ここだけではなく、全国の大きな組織、小さな組織など全国でたくさんあります。こちらは、将来的に指導員になるためにはどういうことをすればいいのか、という方向から判断し、根本的なものをつくりあげてきました。このような考えは、気功というものは、自分のためでも、他人に教えるためでも、治療のためでもよいですが、1つは武術の練習と同じだと見ています。素質を改造する、というところです。よく似ているもので、日本の格闘技というものがあります。肉体改造で、筋肉を鍛えあげ、見ていてとてもきれいで魅了します。問題はそのような体はどのくらいの期間続けることができるのか、ということです。20年後、30年後はどうなっているでしょうか?60歳になって筋骨隆々だったら、格闘技としても武道としてもあまりよいとは言えません。まず健康の上で、自分の人体から技のスピードや美しさを表します。もし若いときに激しいことをしていて、体を壊してしまっていたら、歳をとってから急激に反動がきます。もし武道の好きな人がみな倒れてしまったら、社会問題になってしまいます。なので、健康の上でやることが重要です。

 一般的にはたとえば太極拳24式を習ったとするなら、1年目は大まかに、もう一年間でもっと細かく、など結局習い終わっても24式だけです。 ここでは、あなたがやる気功には動いて行うものがあります。みなさんが気功教室や武術教室にいった際、始めましょう、と始めて見せてもらった先生の動作が下手であればもう誰もいかなくなりますね。やはり私の生徒たちも結構厳しいです。まずはちゃんと動作ができることが大切です。基本は動作が正しくないと、健康にならず、逆に病気になります。正しいものを伝えることが重要になってきます。指導員として、生徒が集まるかどうかは、動作の魅力も関わってきます。口述だけではダメです。なので、動きのある気功を教えていくなかで必要です。
 これらの動作は、少林寺のものが全ての流派の中で、ナンバー1のものです。なぜなら、気功は中国から来たものであり、太極拳でもそのようなものでも、だいたいの動きは武術に類似しています。気功も武術らしいところはありますが、中国の気功の医学からみても、気功であるかどうかはわかります。もし中国の武術の最大の流派がなにか、と聞かれれば、やはり少林寺でしょう。太極拳も大変有名ですが、300年の歴史です。少林寺は1500年の歴史があります。太極拳を創った人は少林拳の達人でした。張 三豊という人ですが、少林寺でいろいろと修行研鑽して会得したものをもとに太極拳を創りました。中国にはたくさんの流派がありますが、やはり大きさや実力としては、少林寺が圧倒的なようです。さきほど見ていただいたビデオには、世界の伝統武術すべてを対象とした第1回目の世界武術大会でした。中国内のあちらこちら、北京や上海・他にも武術で有名な地方が開催地として、是非こちらに来てくださいということで競争になりましたが、それは全世界に宣伝ができるからです。でもやはり協議の上、少林寺のある鄭州で開催されることとなりました。少林寺は少林拳、中国武術のふるさとだからです。

 少林寺には少林拳などがあるわけですが、気功と少林寺にはどのような関係があるのか?それは少林寺の歴史からもわかるように、武術、そして禅の心があります。あなたの心が一番静かになったときが禅です。そうすることであなたの本来の心がわかるようになります。長けた武術動作の動と心を落ち着ける静のものが、ひとつとして行われているところは少林寺くらいでしょう。武の有名なところはいろいろあります。禅の有名なところもいろいろあります。それら二つを一緒に行ってきた少林寺は、頂点を会得することができたのです。動の方を、少林寺で教わることは、忙しく時間もない皆さんにとってはほとんど不可能です。
 大きな型にたとえば、羅漢拳があります。その中に、十数個の型があり、式としては50,60式ほどあります。かなり膨大であり、一生習っても覚えきれないです。それらをまとめて、これだけのことをすれば、少林寺のような気功らしい動きができるものとして、こちらの協会では三大動功があります。もし、みなさん、これから30年間がんばりましょう!といっても、誰もだれもついてこないでしょう。特に現代の日本では短期間で効果がでる方法が好まれ、求められています。少林寺にはいろいろな多くのポーズがありますが、三大動功はそれらをまとめて、少林寺の動く素質を高めるものとして、行います。 卒業生には75,6歳の女性の方がいますが、もともとは動くことが得意な方ではなかったようで、気功をやる前は3時間立っていることも大変なくらいでした。必ず休憩もいれていました。協会の旅行で北京の万里の長城を登りにいったこともありますが、45°くらいの角度の坂を上っていました。少林寺気功をしてからその旅行に参加した彼女は、軽快な歩きをしていたので、日本のおばあさんは元気ですね!?と中国の人に大変驚かれていました。
 三大動功を行う前には基礎気功をお教えします。これは健康気功であり、これは一般な気功です。こちらでは、動功と静功の制約として、他言することができないことになっています。がしかし、この基礎気功はお教えしてもよいことになっています。これは少林寺のものと、中国の人気の内容を行っています。少林寺のものは、効果はありますが、多少キツイ面もあります。現代の日本のニーズとしては、簡単、効果がある、覚えやすい、楽しいことが重要であると考えています。この基礎は、静かなところと、動くことを両方取り入れています。

 三大動功の初めは鶴功三十六式です。これは、鶴のように、非常にゆっくりと優雅にシンのように行います。このようなポーズで一番基本的な馬歩や弓歩などにおいて、動作を行う際に非常にゆっくり行います。なぜといえば、基本的なところは呼吸とイメージを動作に合わせることが重要である、効果を高めるためです。ある流派の治療では、勉強しなくてもよく、未知のエネルギーを使えばいいのです、など言うところがあります。結果的に、宇宙のエネルギーを使うなどとそこではいわれると思いますが、あなたが本当にそうやって使えるかが能力と認識の問題になります。いろいろな治療院では練習や訓練をしなくても直すという健康法があるようですし、病気を治したなどと言っておられます。実際に心理暗示だけでも病気は治る場合もあります。気功という世界に皆さんが入ったなら、またいろいろとお話しようと思います。
 話を戻しますと、鶴功三十六式で、呼吸とイメージと動作をしっかりと行うことで、人体外部と内部でだんだんと変化が見られるようになります。それらを同時にやることで、細胞と意識と認識において変わっていき、人間はそのような面が非常に大切です。病気の多くは、それらの精神と肉体が離れていることで引き起こされます。ただ筋肉を鍛えるのではなく、体と精神の統一ができると、自分でも驚くほど能力がアップしていくと思います。潜在能力を使うなど難しいと思われますが、それらの訓練等をしっかりしていれば、難しくはありません。外部と内部の強さや柔軟性を高めていくことで、動と静のバランスをとれるようになり病気を治します。
 第二は虎龍です。中国の場合虎は山の中の王としています。虎は獲物を狩り、強いものとされていますが、こちらでは気の質を虎にするという意味です。とても強い戦闘力がある状態で、強い気を出す必要がある戦闘状態の気質です。それはただ強いだけで、頭に血が上るような状態ではよくありません。コントロールせず強すぎると、たとえば脳梗塞で倒れてしまったりもするでしょう。もうひとつは龍です。龍は中国の神様のようなシンボルであり、皆さんご存知のように、馬の頭、蛇の体であります。水も入れれば、空を飛べることもでき、コントロールと変化、陰陽バランスを整えます。気は強く、それをコントロールできることは大切です。気が強く、表情は柔らかく。逆にいつも笑顔でいたとしても、気が強くなければ急に倒れてしまいます。気をコントロールしていけば、自分の体の奥の方での変化も起こるようになります。特に指に力が出てくるようになります。
 第三は羅漢神功です。これは仏教の中の仏像のようなもので、ここの場合は修練のレベルを表しています。仏教の世界で、始めは人間、次に仙人、そして羅漢とされています。外部から内部を根本的に変えていきます。肉体改造は簡単ですが、中の方の改造は相当な努力がなければ難しいです。羅漢神功を骨、骨髄まで変わっていく、素質まで変えていくというものです。
 これらの三大動功をしていくことで、健康の面はもちろん変わっていき、心身統一、潜在能力の開発ができるようになります。動の素質と静の素質があります。気功らしいもので高レベルとしては、静中有動があります。動作の中にレベルが高くなるかどうかは、そこに気が入るかどうかです。またそれらいろいろな動作の中には、静が入っています。新米との人とベテランの違いは、その静の部分があるかないかです。イメージの訓練を重ねることでそこが変わっていきます。

 現代のニーズとして、短期間でそれらのことをアップさせるのに、静功のレベルアップ教室があります。それは集中訓練が大切であり、まさにイメージの訓練です。いろいろ見て、悩んでいること、考えていることは、こういう意識はいらないのです。あなたの深層意識が必要であり、それをイメージします。考えることとは違うのです。見ても見えない、耳で聞いても反応ない状態の意識をできるようになることが心身統一になります。その人の脳と心の深いところを知ると、自分ではないような感覚になります。潜在能力が発揮され、まったく別人のようになり、どんな場面でも、人間の潜在能力もあります。静功では、基本は集中することです。武術においても、邪魔な雑念をとることは、動作も美しくし、自分の思うとおりに動かせるようになれます。このような話は、本当の気功のレベル。潜在能力、もうひとつはあなたの人間性行動力も高めます。新気功理論でも話をしますが、人間の深い意識はあなたの心を支配しています。自分自身でも、人間性としても、静功が非常に役に立ちます。少林寺の場合、静かなところから、行っています。少林寺のお坊さんは1500年以上代々やっているわけです。これらができたのなら、あなたは非常に強くなります。

 そして最後に外気治療があります。あなたが健康になって、能力も高くなってきたと実感できたときに、周りの人も助けたいと思うようになったとします。外気治療の方は120の方法があります。これは動功と静功がしっかりと終了した人が学びます。でなければ、ただの方法を知るだけでは、中身のないものになってしまいます。
 次に新気功理論があります。動功の練習でも静功の練習でも病気にならないためには、自分の人体がどのような機構や組織になっているのかの認識をもてば、いろんなことがわかるようになり、高い角度から判断できるようになります。しっかり説明できるようになるためにも、1年間半の、伝統的な理論を学びます。中医学的な感覚や経絡等において、気がどのように流れ、外部の組織から表せることで気功練習でも方向性と表現しやすくなります。
 人間には、多くの不思議があります。あなたが瞑想したときに、すごく光が出ている、などあります。目を閉じても光が見えるなど、あります。光は目の効能の効果です。耳は光が感じられるなどはありえませんが、たくさんの人体の不思議があります。人間とはなになのか、ということがわからなくてはなりません。少林寺では宗教が関係していますが、こちらではそのような宗教的な教えではなく、科学的な信用度の高いところをお教えします。人体科学の生命科学の分野の研究がされてきた信用できるものをお教えします。
 


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