「サンフランシスコ日記」
 N.N.(動功指導員/女性)
 太陽の日差しが時差ボケの体を迎えてくれた。私たち後発組はたくさんの荷物と共にフィリピン系らしい 兄さんの車に乗り込んだ。
 空港を後にし、右手にサンフランシスコ湾・左手にツインピークスを望みながらホテルのあるヴァンネス通りへと車を 走らせる。 道中、ジェスチャー付きでゴールデン・ゲート・ブリッジの方向だとか、ドライバーの兄さんは愛想よくガイドをしてくれた。青い空を見上げながら束の間のドライブを楽しんだ。
 空港で取材の為、先に出られた先生達とは荷物の量もありだいぶ遅れてのホテル入りとなった。当分、チェックインが出来そうになく、荷物の見張り番にしながらロビーでのマンウォッチ。気功大会の他にも何か催しがあるのか、日中からドレスやタキシード着用しているグループもいて、非日常的な様子が興味をそそった。そうこうしている内に、先生達が午後の取材先へ移動するため会場から出てきた。
 この時、現地で大変お世話になった吉田さんと初めてお会いした。 不慣れな私達に、昼食の場所をジャパン・タウンがいいのではと勧めてくださった。
 食事を済ませ時計に目をやると14時30分。先生達とホテルでの集合が16時。なんと1時間半も自由時間があるではないか!上海での気功学会を経験しているA子さんとそれがどんなに貴重な時間かを身にしみてわかっていた(笑) 他のメンバーと別れA子さんと私は迷わずサンフランシスコ近代美術館へ向かうタクシーの中にいました。車中、何分で鑑賞しこの時間にはタクシーを捕まえてホテルに戻っている、とシュミレーションをしました(笑)
 こんなにバタバタしながらでも美術館へ芦を運んだのは正解でした。中央の階段を昇り左手の部屋から見ることにした私達を迎えてくれたのが、なんと大好きなアンリ・マティスの作品でした。時差ボケも疲れもブッ飛んだ瞬間でした。この日は夕方までにタクシーに4度乗車し感じたのがドライバーの方が皆さん個性的な上にハイテンションで個性的なのに驚かされました(笑)街並は以前見たドン・ジョンソン主演のTVドラマでの様子と変わらず、お世辞にも丁寧とは言えないタクシーの運転ぶりにドラマの映像がふと浮かんだのがおかしかった(笑)
 先生達と合流し、夜に始まる気功大会前の腹ごしらえに中華料理を食す。そこで通訳のMr.Arthurを紹介される。食後に初めてフォーチュンクッキーを手にし、わくわくしながら中身を取り出してみる。

 『Simplicity of characters is the natural result of profound thought.』

 気功的生活を始めた私にとって、とても合っていると感じて大切にする事にしました。
つづく
 

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