![]() 秦西平のコラム バックナンバー 2001年10月〜11月 |
| →2002年06月24日 【ワ―ルドカップサッカ― 韓国ベスト4進出に寄せて】 →2002年6月18日 【先輩・後輩の関係。人としての基本的考え方】 →2002年6月10日 【ワールドカップ・サッカー日本代表初勝利によせて…】 →2002年6月04日 【社会に対する修行者の立場】 →2002年05月29日 【技術だけではなく、その精神も大切に】 →2002年05月24日 【CS放送での硬気功の披露について】 →2002年05月22日 【創造力と勇気について】 →2002年05月16日 【「努力」ということ】 →2002年05月07日 【人を信じられますか? 才能と努力、どちらが大切だと思いますか?】 →2002年04月30日 【実力に伴うチャンス】 →2002年04月23日 【結果は後から】 →2002年04月17日 【訪中旅行と授業の記事より】 →2002年04月08日 【中国旅行を終えて】 →2002年03月25日 【努力は、必ず報われる! ―第7期生 虎龍双型養生功 試験結果より―】 →2002年03月18日 【本当の修業への第一歩とは…自分を忘れ、他人に合わせること】 →2002年03月11日 【発気状態の脳波測定体験から〜慈悲の心と真の喜び〜】 →2002年03月04日 【他人と協調することの大切さ】 →2002年02月25日 【練功の目標、それは宇宙の本質「空」とつながること】 →2002年02月16日 【指導員コース9期生、静功の授業「集中力」】 →2002年01月16日 【宇宙科学について】 →2002年01月15日 【日本人、中国人、アメリカ人のマナーの違い】 →2002年01月07日 【 中国での成果 】 →2001年12月26日 【 修練の証明 】 →2001年12月18日 【 「30人31脚」でこどもたちは何を学んだか 】 →2001年12月14日 【 修練の証明 】 →2001年11月26日 【 大義を成すには人の心を重んじる 】 →2001年11月26日 【 テロの残骸貿易センタービルを訪れて ★NY紀行 】 →2001年11月21日 【 ニューヨークカーの弟子入り希望 ★NY紀行 】 →2001年11月14日 【 リスクを恐れず 命を懸けて挑戦する 】 →2001年11月12日 【 ニューヨーク近代歴史博物館を訪れました ★NY紀行 】 →2001年11月09日 【 本場ニューヨークBLUE NOTE ブラックライブ初体験 ★NY紀行 】 →2001年10月24日 【 危険を冒しても信念を貫き通す 】 →2001年10月19日 【 指導員コース第9期生 静功教室(瞑想教室)より 】 ←最新の「今日の言葉」 |
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【ワ―ルドカップサッカ― 韓国ベスト4進出に寄せて】 2002年06月24日
【先輩・後輩の関係。人としての基本的考え方】 2002年6月18日 当協会の指導員養成コ-スは、現在第10期生までになり、この秋には第11期生を迎えます。 指導員養成コ―スを受講している生徒の中には、気功の技術を習っている者、精神面での鍛錬を している者等、生徒によってその目的は様々です。 協会という組織の中で、授業以外の時間、人間関係についても多くの学びがあります。 先輩・後輩の関係については、後輩は先輩に対して尊敬する気持ちが必要です。 逆に、先輩の方は、後輩に対して良い手本を示す必要があります。技術の面だけでなく、人格の面でも 他のいろいろな面でも良い手本となるよう、日常の言動も心がける必要があります。 例えば、良い話が来た時。協会が、先輩にまず話を持っていくとします。 その時、先輩は後輩に先に話を譲るという、心の余裕が欲しいと思います。 もちろん協会は、長い間練功を積んだ先輩から優先の考えはありますが、 でも、人としては次のようであって欲しいと思います。 修業・練功は先輩の方が先に、そして利益や名誉といった、貰う事は、後輩を先にという考え方が、修行者としての先輩・後輩の在り方だと思います。 人は、それぞれいろいろな考え方がありますが、社会の中で生きる為には、ル―ルが必要です。 国には、法律があります。協会にもル―ルが必要です。 そうでなければ、みんな好き勝手な事をして、組織や社会はメチャクチャになってしまいます。 或いは、皆の利益を守ることは出来ないでしょう。 だから、自分の気持ちや自分の理想を優先して、考える人もいますが、 まず、社会のル―ルとかみなさんの事を先に考え、共通の利益を生み出すという考え方でなければ、いくら素晴らしい理想を掲げたところで、なんの結果も出す事は出来ないでしょう。 修業者としては、まずこの基本の考え方を身につけて、その上で自分の練功に励むと より良い結果を出すことができるでしょう。 みなさん、頑張りましょう! 【ワールドカップ・サッカー日本代表初勝利によせて…】 2002年6月10日 昨夜のワールドカップ・サッカー「日本対ロシア戦」は、とても良い試合でしたね。 技術力だけではなく、体力面も精神面も総合的に素晴らしかったです。だからこそ、勝つことが出来たのでしょう。 サッカーは技術だけではなく、強靭な体力が必要なスポーツですが、アジアのチームはヨーロッパチームに対して長い間勝つことができませんでした。 昨夜の勝利は、日本代表がヨーロッパチームに勝った、というだけではなく、アジア全体にとっても、非常に意味のあることだと思います。 中国の有名な軍事家 孫子は『孫子兵法』という書物の中でこう述べています。 勝利には3つの条件が必要である、と。その条件とは「天時地理人和」です。 今回のサッカー日本代表にこの条件をあてはめることが出来ます。 天時は、今まさに、サッカーが全国的に流行っている時代である、ということ。 地理は、日本で試合が開催されている、ということ。 人和は、今回の場合は、応援している人のことを指します。日本人だけではなく、外国の人でも「日本チームに勝ってほしい」という思いで多くの人が応援する。そのことにより、ますます選手が頑張る、というわけです。 昨夜の試合からみえることは、私たちの日常、仕事にも同じことが言えると思います。それは、先天的な弱点を努力することで克服し、時代に合わせることができれば、必ず良い結果が出る、ということです。 みなさん、これからも一緒にがんばりましょう! 最後にもう一度、日本代表初勝利、本当におめでとうございます! 【社会に対する修行者の立場】 2002年6月04日 当協会は94年から始まってもう8年目になります。 指導員のコースはそろそろ11期生までを迎えようとしており、日本の社会の中に少林寺の気功をよく受け入れていただ事に、感謝の気持ちを表します。 修行をされている方々は自分の時間をよく使い、スケジュールの調整も上手にして練習をされています。 この練習には具体的な形があるものです。 昔インド人の書いた「和尚」とゆう本の中に一つの言葉があるのですが、「技術を習うよりも、師匠から教えを受ける」とあります。 こうゆう言葉に出会うときに、私は昔の少林寺の修行の頃のことを思い出します。 習うとゆうことには表面的な形のあるものと、表には出ない真髄的なものがあります 大切なのは表面に出ない部分です。 このことは現在動功の修行を教室の方でされているみなさんにも考えていただくことも重要ですが、動功を終えて、自分で練習をしている動功コースの修了者のみなさんにはより深く考えていただく必要があります。 同じ教室に通っても最後には各自の条件、状態、素質によって様々な結果が出ていますが、何を一番大切にしているのかが重要です。 師から何を習うのか? みなさん自分でよく考えてみて下さい。 何かあればメールで意見や感想をくださっても結構です。 ある人はよく練習を頑張ってされていますが、何を大切にするのか、自分は如何にあるべきか、そのような意味で修行の方向を見つめてみるべきであります。 先輩の方で、この部分でふさわしくない結果を表す人もいます。 一時的なことで将来を決めるものではありませんが、何を習うかを考えて自分の道を正しい方向へ導いてください。 |
| 2002年05月 |
| 【技術だけではなく、その精神も大切に】 2002年5月29日 先週は、とても忙しい1週間でした。糸井重里氏に依頼され、CS日本「電波少年的放送局」に3日間連続で出演したのです。たぶん、ゲスト出演者の中で最多でしょう。時間が限られている中、何とか都合をやりくりしたので大変でしたが、出演できてよかったと思っています。これを機に、少しでも少林寺のことが世の中に広まればとても嬉しいです。 以前にもこのコラムに書きましたが、仕事は、意味の有無や楽か辛いかなどで判断して行なうものではないと思います。自分が人の役に立つ技術を持っていたとしても、それを他人に理解してもらい、社会に認めてもらうためには、一見余計だと思えるようなことでも一生懸命やらなければなりません。その意味では、今回のテレビ出演は、日々皆さんへお話ししていることを自ら実践して示す良い機会になりました。 また、たとえ自分のスケジュールが厳しくても、今回の出演は時間厳守で対応させていただきました。時間を守る、という何気ないことにも、少林寺の気功師として仕事をする時、少林寺の魂をあらわすことができると考えています。これは、少林寺の技を学ぶ皆さんにもぜひ実践していただきたいことの一つです。 達磨大師は中国に来て、ただ自分の持っている技や智慧を伝えるだけではなく、9年間も自分の練功に励みました。そして、自分の真の弟子が現れるまで、辛抱強く待ち続けました。 達磨大師の弟子は、最初、達磨大師に弟子入りを請う時、自分の腕を切って自分の心を表しました。自分の命をかけて、自分の魂を表現したのです。 達磨大師の精神は、ある意味、少林寺の精神でもあります。その精神とは、目標に向って努力をし続け、どんな困難も乗り越えていく、というものです。禅について詳しく知っている、ということより、社会で生きていくためには、この精神を持ち続けることが本当に大切だと思います。 皆さんは、縁あって少林寺と出会い、その技を学び、仕事をしていこうとしています。辛いこともあるかもしれませんが、もちろんそればかりではなく、楽しいこともたくさんあるでしょう。一緒に学んでいる皆さんにお願いしたいこと、それは、技術を習う時に、技を身につけると同時に、少林寺の精神も身につけていただきたい、ということです。 皆さん、一緒にがんばりましょう! 【CS放送での硬気功の披露について】 2002年5月24日 昨日の夜、CS本放送「電波少年的放送局」に出演してきました。2日目だったので、リラックスして参加出来ました。今回は「硬気功」(剣のパフォーマンス)を披露しました。「気」は目に見えない為、わかりにくいと思っている視聴者の方や、協会で学んでいる指導員の皆さんの為に実施しました。またタレントの笑福亭鶴瓶さんが途中から一緒に出演しました。元々は私の後に出演する予定でしたが、少し早目に到着して気功が行なわれていることを知り、「それならば一緒に」ということで、参加することになりました。ご本人はとても気功に興味を持っていて外気を受けてもとても感じやすい方でした。高血圧・肩こり・頭髪がうすくなった事に悩んでいるとのこと。もちろん気功は続けて行なえば必ず良い効果が現れます。鶴瓶さんはとても関心を持って下さり、「どこで先生はやっていますか?」と熱心に聞かれましたが、今回のTV出演は糸井さんとほぼ日のご縁ということもあり、糸井さんを介して是非ご連絡下さいと申し上げました。こういった場合、事情を考えずに名刺を配るような人もいるかもしれません。特に相手はタレントですし。私は遠慮しすぎでしょうか? 硬気功は、一般の人から見れば「なぜあんなことが出来るのか?」、理解出来ないかもしれません。少林寺の長い歴史の中で培われてきた気の訓練を積むことで、このような本物の身体をつくることが出来るのです。ボクシングなどのスポーツのように2〜3年の訓練である程度身に付く、というものではありません。 最後に肩こりや腰痛にきく内気功をいろいろ紹介し、皆さんに外気を送りました。皆さんの中で何かを感じた方はいますか? メールでも構いませんので是非ご感想をお送り下さい。 さて昨日の様子は笑福亭鶴瓶さんの都合により「ほぼ日刊イトイ新聞」のHPで画像を配信することが出来ませんでした。大変申し訳ありませんでした。 本日は午後10時から11時(22時〜23時)に出演します。お楽しみに。 【創造力と勇気について】 2002年5月22日 先週の火曜日、5月の22,23、24日の3日間、糸井さんの番組に生放送で私の出演を依頼するメールがありました。 それに対して、糸井さんや「ほぼ日」のホームページに携わっていらっしゃるスタッフの皆さんのこれまでのご恩を思い出してすぐにお返事のメールを出しました。 打ち合わせをおこない、気功は演技するものではありませんが今回はテレビやパソコンを通じて番組をご覧になる視聴者の方々へ外気を発功することになりました。 いつも、遠隔距離の気功治療はやっていますが、テレビやパソコンのホームページを通しての発功はめずらしいことで、又、ホームページを通しての外気発功は私の知る限りは世界ではじめての出来事であると思います。 ある意味では新しい挑戦であります。 気功を広めるときに、これまで無かったことを実際におこなうことは日常的にもあることです。いろいろな挑戦を乗り越えて前に進みます。 以前の歯科治療における気功麻酔や、テレビ番組での外気によるダイエットですぐに体脂肪率を落すことなどははじめての経験であり、原理的に可能でありますから実際に挑戦をしてみる事は意味のあることでした。 これは科学分野の実験による証明により、現在の科学が発展して行くのと同じ事です。 科学者や技術者はこれまでに結果の出ていないことに自分たちが挑戦をして現在の技術や理論を育てて来ました。 飛行機や、自転車もそうであったように始めは原理的に可能であるから制作をしてみますが、始め自転車は作った本人でさえ乗ることができず、練習をして乗れるようになったとゆう話しを小さい頃に聞いた記憶があります。 創造力と勇気が発展の為に大切です。 今回のテレビとホームページによる外気発功の番組を、皆さんどうぞ宜しくお願いします。 【「努力」ということ】 2002年5月16日 指導員養成コ−スの生徒で、年数長い人は そろそろ卒業して免許をとって 今度は人に教える段階に入ろうとしています 日本は今不景気ですから、 ある人は、 職場の人間関係が緊張の状態。 辞める人もいる。 ある人は、 仕事が好きじゃないとか。 ある人は、 気功を中心としてやりたい。 自分の思うようにいかない理由は人それぞれだと思います。 はじめは、 「気功の技を身に付けたらすぐ世の中で使える、大丈夫」 と思っている人も多いようですが、 実際には思う通りじゃない。 身に付ける事と社会に役に立つ事(必要とされる事)は、 少し距離があります。 この間には、どういう関係がありますか。 一つは、技術的にどれぐらいのものを身に付けているかどうか、 その技術が本当に社会に役に立つものかどうかということです。 もう一つは、本人の人間性も含め、本人が社会から認められるかどうか。 もう一つは、自分がどのぐらい社会に合わせることができるかどうか、 どのぐらい「天人合一」することができるか。 人間と環境を一緒に合わせる 例えば 寝ているままでは いいものをいくらあなたが持っていても 社会は認めてくれないでしょう。 他人に認識してもらうためには、相当の努力が必要です。 特に気功は、今、日本でやっている人が非常に多いですから。 自分がやっていることを他人に認知してもらうためには、 ただ技術的なことを説明するだけではだめです。 自分の努力の中に、自分の人間性や修業で身に付けた気功の真髄があらわれて そのことを他人が認めてくれ、世の中が認めてくれてはじめて活動をすることができるのです。 習っているものは技術的なことばかりではありません。 その真髄を自分の全身全霊、骨の中にとかすということが大切です。 よく、私はこんなふうに言われることがあります。 「秦先生は私とは違う。先生は少林寺のために一生懸命だから」 私、何の為に? 自分は今まで自然のままにきただけです。 少林寺のため、というより現在の自分の活動を振り返ると 「日本のため」といった方がむしろ正確かもしれません。 すべてやっていることは、協会の皆さんや 少林寺の技をどのように日本で応用するかということ 日本にどうやって役立てたらいいかということなのです。 少林寺のために、アメリカでやってもいい、ヨ−ロッパでやってもいい でも、日本で協会を立ち上げ、日本で指導しているということは、 やはり日本のためにやっているのでしょう。 秋の旅行も、どうやったら安く行けるか努力していますが それも皆さんのご要望をきいているまでです。 約10年前、私が日本で気功の指導をはじめたころは 今とは全然立場が違いました。 ここまで来るのは、大変な道のりでした。 険しい山を登っているかのようでした。 皆さんは、少林寺の技と出会い、学び、そしてその分野で成功することが 平坦な道のりだと思っているかもしれません。 しかし、そうではありません。 皆さんは、まだ山を登る技術を身に付けた段階です。 技術を身に付けても、実際に山に登れる体力はありますか? 登り続けることができますか? それは実際に登ってみないと何もわからないでしょう。 登ってみてはじめて、わかるのです。 登れるかどうかは、あなたの人間性と努力にかかっています 例えば、何年間も無料で教えなければいけないような状況もあるかもしれない。 無料でやっても相手は誉めないとか、無料でもいい評判が得られないとか、 無料でやって、さらに交通費などの経費は自腹とか。 そのような状況でも、あなたは指導を続けることができますか? 成功やいい結果が予知できる時だけ動いていては、 本当の意味での成功や修業にはつながらないでしょう。 優秀である、ということは 自分で自分のことを「優秀だ」と思うだけではダメです。 少林寺の技の面だけ優秀でも、社会からは認めてもらえないでしょう。 人間性も含めた総合的な評価を社会から得られて、はじめて、認められるのだと思います。 【人を信じられますか? 才能と努力、どちらが大切だと思いますか?】 2002年5月7日 今年のGWは、中国へ帰ることができませんでした。こんなことは6年ぶりです。でも、日本でいろいろな仕事が進んでいるので、それでもよかったと思っています。 先日、テレビをみていたら、日本の16〜18歳ぐらいの人たちが、あるテーマを元に話し合う、という番組がNHKで放送されていました。その日の1つ目のテーマは「人を信じられますか?」。その場での彼らの結論は、大多数が「人を信じられない」というものでした。これには本当に驚きました。でも、よく考えれば、今の日本では、これが自然なことなのでしょうか。 10代は、これから本格的に社会へ入っていく時期でもあります。初めて社会に入っていく時、不安があるのは仕方がないことです。その不安が不信感につながる、と考えることもできるかもしれません。でも、果たしてそれだけでしょうか? 今、多くの人が、人は信用できない、他人にだまされたら大変、と思っているようです。でも、世の中全てのことが信用できないとなったら、一体どうなってしまうのでしょう。まず、社会を信用できない、会社では上司と部下が信用し合えない、家庭では親と子が信用し合えない、政府と国民、国家と国家が信用し合えない…。そうすると世の中はどうなってしまうのか…皆さんは、そんな風に考えたことはありますか? 当たり前のことですが、人は1人では生きられません。着ている服、飲んでいる水一つ取っても、社会的な活動、人間と人間の関係に支えられています。 日本は、戦後、めざましい経済発展、科学技術の進歩を実現し、その結果として豊かな生活を手にしました。しかし、その裏では、貧しい精神性がはびこっているのではないでしょうか。 この傾向は、世界でも同じで、先進国は物質的には豊かでも、人と人のつながりが希薄で、豊かな精神性が失われているようです。 このような社会では、将来を担う子どもたちにどういう教育をするかが非常に大切なことだと思います。 もう1つのテーマは「才能と努力」についてでした。 才能がなければいくら努力しても無駄だ、という人がいますが、才能と努力はどちらも大切なものだと思います。そして、努力は、その人の人間性をあらわすものです。才能がある人は、ある意味ではたくさんいるのではないでしょうか。でも、その中から社会的に成功する人は僅かです。いくら才能があっても、努力なくしては自分の才能を社会に認めてもらうことはできないでしょう。「才能がある」ということは、結局、そのことが社会から認められてはじめて言えるのだと思います。番組の中で討論をしている若者たちにも、そこをきちんとわかってほしい、と感じました。 才能とは、社会から認められ、必要とされることが大切なのです。そのためには、時には我慢し、社会のルールに合わせる努力が必要です。 ただ「才能が大事」と語る彼らの考え方は、とても未熟だと感じました。でも、彼らはまだ若い。本格的な社会経験もこれからです。社会経験を積めば、もっと違う考えか方がでてくることでしょう。 才能があってもなくても、前を向いて努力をすることで、いい結果が得られる。そう私は信じています。 |
| 2002年4月 |
【実力にともなうチャンス】 2002年4月30日 最近、ニュ−スでもお知らせしていますが、アメリカの審美歯科学会のスマイゲル先生来日の際に、今秋ラスベガスで開催予定の学会に特別講師として招待されました。 今回の招待について私が思うのは、2年前の気功麻酔による抜歯の成功、日本での学会発表、そして昨年ニュ−ヨ−クでの学会発表と一つ一つのチャンスがまた次のチャンスへと繋がっています。しかし、そのチャンスを掴むには、まず自分自身のしっかりした練習と上達が一番大事です。きちんと準備が出来たら、チャンスは自然と訪れます。 もし、自分が普通の練習とか出来なければ、チャンスが訪れてもそれに対応することは出来ません。チャンスを生かす事と人間性が成功の鍵です。例えば、第1に、去年のテロ事件後のニュ−ヨ−クに命の保証のない危険の中行けるかどうか。第2に、35万円という大金を自費で払って、その後の保証も何も無いのに、参加できるかどうか。専門も違う、発表するかどうかも判らない状態でした。(昨年ニュ−ヨ−クでの学会では、当初発表の予定はありませんでした。)第3は、日本の東洋歯科医学会の方たちがアメリカの審美歯科学会へ良く紹介をして下さいましたが、問題は、紹介をしていただいた後に自分は何をするのか。例えば、紹介の後、実技の後に、アメリカではYES/NOはっきりの国ですから、気というものの効果を実際に見せて欲しいといわれスマイゲルご夫妻の難病の治療をその場で行ないました。 この経験をして、ますます自分の責任の重さを感じています。なぜなら、今秋の学会に出席すると、アメリカでも段々と気功を学びたい人が増えるでしょう。私は、現在日本での指導員育成に時間の大半を費やしていますから、アメリカへ行って教える時間はなかなか取れません。そうすると、協会指導員を派遣する形でアメリカでのニ−ズに応えなければなりません。 ですから、指導員養成コ−スで学んでいる皆さん、これからも頑張って練習し実力をつけてください。そうすれば、今後、外部団体からどのような要請があっても対応できるので私も安心です。逆にいうと、一番不安な事です。と同時に今までの指導員養成コ−スの内容を、大学の講座のように、基礎少林寺気功・秘伝三大動功・新気功理論・レベルアップ静功の四科目に分け基礎から動功までしっかりと身に付けられる内容にしたことは良かったと思っています。指導員養成コ−スのカリキュラムをしっかりと修得すれば、皆さんは何処へ行っても恥ずかしくない知識と実力を身に付けられます。 私の持っている知識と技術は、余すところ無く皆さんに伝えます。皆さんも、せっかく指導員養成コ−スに入ったのですから、ただ授業に出るだけでなく、あるところはノ−トをとったり、自宅でも練習したりして、是非こちらの要求の通りで練習内容を身に付けるよう頑張ってください。 そうすると、全日本少林寺気功協会の育てる指導員は、日本の国の皆さんの要求に応えられますし、アメリカをはじめ世界各国の要求にも応えられるでしょう。 ですから、みなさん頑張ってください。 【結果は後から・・・】 2002年4月23日 今月の連載先週はいろいろなことがありましたが、去年からこちらの方をよく見ていらっしゃる方はご存知のように、去年の秋に全米審美歯科学会のご招待によりニューヨークで外気治療と気功パフォーマンスを披露する機会を与えていただきまして、そちらの方は盛況を得させていただくことができました。 そして今回は、日本歯科医学学会の国際シンポジウムに招待をしていただき、学会の先生を通じてスマイゲル会長夫妻と当日の打ち合わせと御婦人の外気による治療をいたしました。 今回の話し合いの中で、今年の9月の末の第26回全米審美歯科学会に講演の依頼を受け、第一日目は1時間くらい、二日目は2時間くらいの時間をいただいて気功の実技を紹介させていただくことなりました。 全米審美歯科学会の先生方の健康の自己管理をお手伝いさせていただければと思います。 嵩山少林寺の方でもそのようなことを望んでおります。また、日本は文化、科学技術、経済など近代の百年間で著しい発展をした国です。世界中の様々な動向も東京にいれば感じることができますし交流もできます。もちろん気功もそうです。 当協会の名前は全日本少林寺気功協会ですが、日本の大きな社会と併せて世界に向けて活動をして行きたいと思っています。少林寺の良いものを広めてゆくのに、今は指導員コースの中には海外での経験の長かった人たちもいますので、もしも将来気功の指導をする意思とご縁があれば海外での活動を進めてゆく環境を作ってゆくのもよい事だと思います。 練功をされる方々が自分の体で効果を体験していただき、自身の心や体、生活に変化を感じていただければ幸いです。 私たちは様々な目的を持って日々の練功をしていますが、将来の結果を考えて練功するよりも、良い事であるから毎日しっかりと続けてゆくとゆう心が大切です。 何かを習ったならばよく練習をして準備をしておきましょう。 アメリカも日本も実力重視の国です。 長い時間をかければ口先だけでは生き残ることはできません。 自分が苦労してしっかりと身に付けたものは最後まで残るものだと思います。 時間をかけて、心も体も使って毎日忙しい生活の中で身につけてゆきます。 結果を意識して練功するのは利己主義的です。 何をするのか、どのように行動するのかは練功によって培った人格でその時に直感的に判断をします。 去年の全米歯科審美学会の招待をいただいたときは、丁度同時多発テロがあった頃でした。 皆さんもそのことをよく覚えていらっしゃると思います。 私の分野は気功であり、招待を受けた分野は審美歯科のフィールドでした。 違う分野の中で、自己出費でこのような時期に行動することに協会では心配をしてくださる方々もいましたが、日本歯科医学学会の先生の、気功を是非この機会に紹介をしたいとゆう熱意により訪米旅行をしてきました。 ニューヨークで講演をさせていただく約束は前もって準備はされていませんでした。 全米審美歯科学会の席で何をするのかは、その時になって決定されました。 自然に魂によって行動をすれば結果は後からついて来るものです。 頑張って、努力を続けて最後に成果を得られます。 今度の秋の講演は大きなパンフレットに紹介をしていただけることになっています。 【訪中旅行と授業の記事より・・・】 2002年4月17日 最近は訪中旅行もありましたし、各指導員コースもよく進んでいます。 皆さんの旅行中の出来事や、指導員のクラスの状況はだんだんとホームページに公開されてきています。 例えば旅行の体験談や教室の体験談、いろいろなまとめの感想など、忙しい時でも私は目を通しています。 それらの記事を読む時、嬉しく思います。皆さんも目を通してみてください。皆さんの目と思いを通して読んでください。そこにはいろいろな角度から、世の中に対する経験からの事柄が述べられています。 中国には「文、観、其、人」という諺があります。 その人の書いた文章からは、その人の人間が、或いはその人の全てが見える。 最近の皆さんの体験談を読むと本当にそのように感じます。 旅行や教室の体験談から、だいたいその人の人生経験とか人間性の深さ、広さ、教養、考え方、人間の雰囲気、明るい、暗い、情熱、精神と知識のの豊さ、貧しさが表れています。 そうゆう意味で、皆さん同窓ですから是非目を通してみてください。 私からは記事を見て、協会の活動や教室を皆さんがどのくらい受け取ることが出来るのかを判断しています。教室の内容の効果についてわかったならば、出来るだけ皆さんに合うように内容を調整してゆくことが必要です。各自の事情や個性がわかったならば、それに合わせたものを考えてゆきます。 講座でも、活動でも対象となるのは人間ですから個人本来の事がわからなければ良い効果は得られません。普段会う時でもその人の顔や雰囲気、中医学でゆう処の「神」などからでる全体的なイメージはすぐに感じられるものですが、深い状態までをあるレベルまで認識するのでなければ、それは浅い認識です。私の立場からは大切な事柄です。 同窓の授業や活動で、隣の人に表れる事柄を観察して何故そのようになるのか、自分であればどう感じるかを考えてみるのもよいことです。今はホームページに沢山のスタッフが係わっています。目を通してください、そして皆さんも是非投稿をしてみてください。きっとプラスになると思います。よい文章を書くには考えなければなりませんし、勉強や修業の深さも影響をします。ある文章や言葉には読むと元気の出るものもありますが、それは個人の魅力だけではなく、修業の成果でもあります。 自分自身の修業と心を観察する機会としても皆さんの投稿をお待ちしています。 【中国旅行を終えて…】 2002年4月8日 4月5日(金)に無事、中国から帰ってきました。参加者は家族参加3名を含み、全部で17名。最年少は高校生の女の子、最年長は73歳の女性でした。 個人のニーズは様々です。旅行の内容が合う、合わないもきっとあったでしょう。でも、皆さんが、他人に合わせる忍耐と努力をしてくれたおかげで、無事今回の旅行を終えることができました。本当によかったと思います。ありがとうございました。 最初の滞在地、北京では、マッサージ、整体を体験しました。5期生はこれから外気師の勉強に入ります。今回、中国のプロの治療師に出会ったことは、5期生にも、そしてまだ外気師の勉強は先ですが6期生や他の期の人にとっても、とてもよい勉強になったのではないでしょうか。 <北京で40年の歴史がある「盲人マッサージ院」の助教授> 次に、北京から少林寺のある登封市へ移動しました。滞在中は、少林寺副管長と一緒に食事をする機会があり、直々に質問をすることもできました。動功指導員認定証授与式でいただいたアドバイスとともに、きっと皆さんの力になることでしょう。 ![]() <中央奥の方が嵩山少林寺副管長、右が泰西平、1番右が副管長のお弟子さん> 武僧の延康さん(私の後輩でもあります)から羅漢拳を教えてもらう機会もありました。今まで、人の演武を見たことはあっても、現役のお坊さんから指導を受けるのは初めて。とても貴重な体験でした。皆さんもよくがんばった! ![]() <天中ホテル広場前の練功風景:青い服装の方が武僧の延康さん> ハードな内容でしたが、参加者最年長の73歳の女性も、武術の経験がない人も、ある人も、全員最後までがんばりました。「最後までがんばった」、このことが、精神面にきっと素晴らしい効果をもたらすと思います。 少林寺のある登封市から離れ、西安へ向かいました。ところが、西安まで行く電車が約1時間遅れてしまったのです。結局、7時間あまりの間、電車に乗ることになってしまいました。日本の皆さんは、普段、こんなに長時間電車に乗ることはないと思います。大変だったと思いますが、逆によい交流の時間にもなりました。皆さん、片言の中国語や、漢字を紙に書く、などの方法で、中国人の乗客の人たちとコミュニケーションを取っていました。とても楽しい時間でした。 西安は伝統のある古い都です。かつては世界一の栄華を誇っていたこともあります。特に秦の始皇帝の権力の絶大さを今に伝える兵馬俑坑や、楊貴妃の冬の宮殿・華清池は皆さんの心に残ったようでした。 <兵馬俑坑>西安では、スポーツ用の整体や治療を受けた人もいました。 そして、格闘技の達人でもある白教授という方に,格闘技を教えてもらうこともできました。格闘技に興味を持っている人にとっては、視野が広がるよい経験になったようです。 西安では、お腹をこわしたり、体調を崩したりした人が何人かいました。今回の旅行では、旅行会社が頑張ってくれたおかげで高級なホテルに泊まれましたが、人によっては、合う、合わないがあったようです。少林寺があるところは田舎ですが、むしろそちらの料理の方が皆さんの口に合ったようです。高級だからよい、ということは一概にいえないのだと、私自身も気づかされた出来事でした。 西安のディナーショーに行った人は、唐代の宮廷舞踊を見ることができ、とても感動したようです。中国の伝統音楽、踊り、服装、雰囲気から、遥か昔が偲ばれたことでしょう。 ![]() <西安でのディナーショー:きらびやかな唐代の宮廷舞踏> 最後の滞在地は上海。上海は開発が盛んで、現代都市さながら、といった景観です。世界で3番目の高さを誇るテレビタワーを見ることができました。ホテルはとても賑やかな場所にあり、街を散策したある人は、中国の茶室へ行き、本場の中国茶を楽しみました。参加者最年少の高校生の女の子は、中国人を相手に値切りを体験。皆、それぞれ、愉快な時間を過ごせたようです。 ![]() <上海で5期生金子さんも目を見張る、中国茶を入れる技> 夜は交流会が行われ、ある有名な教授(上海中医学大学の気功研究所の教授)の気功とツボの治療を受けました。 ![]() <手前:上海中医学大学の 儲維忠 教授、 奥:同 陳恵菊 助教授> それだけではなく、道教気功の達人も来てくださり、外気を体験することができました。上海ではとても有名な人たちですが、私たちのためにホテルまで出向いてくれたのです。特に達人は、ギネスブックの世界記録にもなっている演武をホテルの部屋で披露してくれました。 ![]() <道教気功の達人:陸国柱、複数の剣を呑み込みながら芸をしている!!> 今回の旅行で経験できたことすべてが(体調を崩した体験も含めてですよ)、皆さんの収穫になっていると思います。皆さんの将来にとって、きっとプラスになることでしょう。 |
| 2002年03月 |
【努力は、必ず報われる! ―第7期生 虎龍双型養生功 試験結果より―】 2002年3月25日 昨日、指導員養成コ―ス第7期生は、虎龍双型養生功の試験でした。 結果は、全員合格でした。7期生の皆さんおめでとうございました。 でも、合格という結果に満足してしまってはいけません。この半年、いえ指導員コ−ス が始まってからの1年半で、自分自身はどれくらい成長しましたか?クラスには、年齢・職業・運動能力のある人、ない人・覚えのよい人、悪い人・と気功を学ぶ上で個人、個人 の素質は実に様々です。 今回の試験は全員合格でした。しかし、その内容はいろいろでした。元々の資質の劣っていた人の方が良い成績を修め、間違いもありませんでした。逆に、運動能力も良く覚えも早い若い人のほうが、間違えたりしていました。 ある人は、68歳という高齢で、指導員コ−スが始まった頃はクラスについていかれるかどうかもわからない状態で、なかなか動作も覚えられず、体もついていきませんでした。クラスの20代30代といった若い人が、簡単にこなしてしまう動作でも、何回も何回も練習して、やっとみんなの動きと同じになる。本人は、授業以外でも相当な努力をされたと思います。実際お話を聞いてみると、1日も欠かさず毎朝6時に起きて練習しているそうです。また、なかなか覚えられないところは、そこだけ何度も何度も繰り返して練習するそうです。授業についていけず、通ってくるのがやっとだったそうです。毎回もう辞めようかと思っていたそうです。それでも、本人の努力で良い成績で、合格することが出来ました。 私の言いたいことは、合格という結果が重要なのではなく、そこに至る本人の努力が大切なのです。楽々合格してしまった人の中には、もっと努力すれば、もっと成長出来る人もいます。合格しても、自分があまり成長していなければ、高い授業料を払って、貴重な時間を使って、学ぶ意味がありません。 このことは、授業だけではなく、皆さんの生活全てに言えることです。自分をどれだけ成長させることが出来るか。前の自分とは違う自分に成長して、一度の人生の中で何度でも、成長して違う自分に出会うことが出来るのです。 私自身、毎日の生活が修業の場です。他人の意見を良く聞き、良いことは取り入れ実行します。授業に出ている皆さんは、よく知っていると思いますが、私は、少し前までは、事務の人に対して仕事のことで怒ってばかりいました。もちろん、理由があっての事ですが。でも、事務所に出入りする生徒さんや患者さんは、そんな私の姿をあまり好ましくは思っていませんでした。怒っている私の姿は見たくないという人も何人かいました。そこで、今は、事務の人に対して、怒らないことに決めました。これは、気性の激しい私にとっては、大変な努力のいることです。でも、一度自分で決めたことですから、実行しています。最近は、私の怒った姿を見ていないでしょう。(笑) 丁度、今第10期生の申しこみを受け付けているところです。 ある人は、運動もずっとしていないとか、高齢でついていかれるかなとか、体が弱いけど大丈夫かな?と興味はもっているけれども、入会後のことを不安に思ってまだ迷っていらっしゃる方もいるかと思います。 迷っているなら、申しこむべきです。もし、始めから興味が無いなら無理には勧めません。でも、せっかくのこのご縁とチャンスを見逃さないで下さい。 大切なのは、自分自身の努力です。それこそが、真の修業です。 努力は、必ず報われます。これからも、みなさん頑張りましょう。 そして新しい自分になって下さい。 【本当の修業への第一歩とは…自分を忘れ、他人に合わせること】 2002年3月18日 今日は、中国に伝わる「譲梨」という有名な話を紹介します。後に儒教の有名な思想家になった「孔 融(こう ゆう)」という人が子どもだった時の話です。 ある時、孔融たちに梨が配られました。孔融は自ら進んで一番小さい梨を取りました。先生が「なぜ一番小さい梨を選んだのか」と聞くと「私がこの中では一番の年少者です。一番小さい梨を取るのは当然です」と述べたそうです。 私は、幼い時から何度もこの話を祖父に聞かされて育ちました。 今から2〜3年前、指導員コース5期生が始まったばかりの頃、こんなことがありました。皆の都合がつきやすい日程を4期が使うか5期が使うか話し合っていました。ある人は「我々が先輩なのだから優先していい日程を取っていいはずだ」と言いました。ある人は「5期生は入ったばかりで勝手がわからない。参加しやすい日程は後輩に譲ろう」と言いました。私はこの言葉にとても感動しました。その時、「この人は真の意味で修業をしている」と感じたのです。 仏教には「大乗仏教」と「小乗仏教」があります。少林寺は元々「大乗仏教」です。この2つの違いは、小乗仏教が自己の修練を極めていくのに対し、大乗仏教の考え方は、ただ自分だけがよければいいというのではなく、全人類のためによい行いをする、というものです。 みなさんが気功を学ぶ理由は様々です。初めは、「自分自身の健康のため」という方が多いでしょう。もちろんそれも素晴らしいことです。ただ、ここで考えていただきたいのは、中国・嵩山少林寺の門に入るということはどういう意味を持つのか、何を大事にすべきなのか、ということです。大乗仏教の考え方に照らして言えば、気功の技術を修得するだけではなく、自分が覚えた技術や知識を使って身の回りの人を助ける、そのことの方が大切ではないでしょうか。自分が人に伝えるレベルに達していないと感じている人は、協会で行われていることを紹介する、という方法もあるでしょう。 自分中心的な行いではなく、他人に貢献することが本当の意味で修業になるのだと思います。他人の悲しみを悲しみ、他人の喜びを喜ぶという心が大切です。 私が自分たち以外の期や教室に力を注ぐことに対してよい感情を持たない、という人がいます。しかし、よいものは世の中に還元していくことが大切であって、どんな分野の師でも、次の代の生徒に力を注いでいくものだと思います。こういった感情は自己中心主義の表れでしょう。このような傾向がある人は、まず自己中心的な行いを改善することが大切です。 様々な気功の流派を渡り歩き、自分だけ気の循環はよくなっているが、本質的な意味で修業ができていない、という人がいます。本当の修業とは、技術的なことよりも他人を助けることにあるのではないでしょうか。いくら技術的に進歩しても、陰で悪口を言っているような人間性なら、結局その人にとってもよくないし、せっかく身につけた気功の能力も下がっていくに違いありません。 また、自分の個性ばかり前面に出し、まわりの人と強調できなければ、気功においても上達することはできません。どんなに練習しても単に気功の型を覚えたに過ぎず、肉体的にも精神的にも成長することはできないでしょう。 これからの授業は、技術だけではなく、深い精神的な勉強に入っていきます。今まで以上に人間性や精神の問題が問われることになるでしょう。 これまで述べてきたように、上達のための第一歩は、まず、「自分を忘れ、他人に合わせる」ということがとても大切です。これは、難しいことかもしれません。でも、皆さん、一緒にがんばりましょう。 【発気状態の脳波測定体験から〜慈悲の心と真の喜び〜】 2002年3月11日 先日、新宿アルプス歯科医院の寺川先生のご紹介により、アルプス歯科医院において、私が外気を発気している状態と外気を受けている患者さん(以前、麻酔無し外気のみによる抜歯手術をされた方)の脳波がどのように変化するのか、測定が行われました。寺川先生のお知り合いで、現在九州大学で脳波の研究をされている先生と脳波測定機器販売会社(エヌエフ回路設計ブロック)の荒賀さんも協力してくださいました。 その機械は、脳波だけではなく、人間の感情が今どうなっているかを計測することもできます。 患者さんに外気を当て始めて2〜3分で、とてもきれいなα波が出ました。これは、心が静かになりリラックスした状態であることを示しています。私にはもちろん予測できたことでしたが、計測のために立ち会っていた脳波の研究者にとっては珍しい経験だったようです。 私が外気を出している時の脳波はどうだったかというと、「悲しみ」の感情を表わす波形が測定されたのです。悲しい出来事があったわけではありません。悲しみを感じていたわけでもありません。 では、なぜ「悲しみ」の感情が測定されたのでしょう。 私は、外気治療を行う際、患者さんの命に対して「自分の命よりも大切である」という意識を持っています。それは、ある意味「自分を犠牲にしても患者さんに良くなってもらいたい」という感情です。それは「慈悲心」という言葉で表わすことができるかもしれません。一般的な悲しみの感情ではありませんが、その、潜在意識から溢れ出てきた「慈悲心」が、今回の脳波測定機には「悲しみ」の感情として検知されたのではないかと思います。 私は、外気治療の結果、患者さんが回復した時、初めて真の喜びを感じるのです。一時的な喜びは日常の中にたくさんあります。例えば、喉の渇きを潤した瞬間、欲しかった物を買った時、私たちは喜びを感じます。しかし、それは真の喜びではありません。真の喜びとは、自分の信念に基づいて努力し、その結果、自らが向上すると同時に社会の評価も得ることができる、そこにあるのではないでしょうか。 関連して、感情を感じることについて少し触れたいと思います。中国の陰陽五行説では、内部の病気の原因は七情あるといわれており(七情とは、人間の感情、喜・怒・哀・楽・怖・寂・恐)、感情を感じ過ぎても体によくない、という教えがあります。歴史の中にも、大喜びのあまり病気になり、死に至ってしまった、という有名な話が残っています。 何が起こっても「適度」に感情を持ち、自分の根幹は揺らがない、ということが大切です。 【他人と協調することの大切さ】 2002年3月4日 昨日(3/3)から5期生と6期生の動功合同練習が始まりました。4月1日に中国・嵩山少林寺で実施される、動功指導員認定証授与式において、嵩山少林寺管長の前で演舞を披露するためです。今までは、個人で練習に励んでいたため、集団で動功を行うにはまだ課題も多いですが、少しずつ良くなってきています。 練習を見ていて気がついたのは、集団練習に合う人と合わない人がいることです。性格的に自己中心的な傾向のある人は、他人に合わせて動くことが難しいようです。逆に、普段から他人と協調している人は、抵抗なく行っているようでした。 個人的に優れた能力を持っていても、社会で生きていくためには他人の協力が不可欠です。それがなければ何事も成し遂げることはできないでしょう。 私も同じです。いくら気功師として優れていたとしても、皆さんの協力や社会の応援がなければ、今日の私はありませんでした。 気功の一番大切な基本理念は、『天人合一(自分と宇宙が一体になる、という意味)』です。気功の練習をしながら、「自分はきれいな環境の中に消えていく」「自分は宇宙に溶けていく」という意識を持ちます。自分の存在感(肉体的・精神的な感覚)が消えると、深い入静状態に入ることができます。 自分を意識している状態の時に働いているのは左脳です。しかし、気功の練習では、右脳の世界(潜在意識)へ入ることが大切です。これは、「自分は宇宙の一部であり、特別な立場ではない」という意識を持ち、自分の感覚を消さなければ達成できない、難しいことです。 このことが気功の練習によって習得できれば、日常生活においても他人と協調することにつながり、将来必ず自分の人生に役立つことでしょう。 |
| 2002年02月 |
【練功の目標、それは宇宙の本質『空(くう)』とつながること】 2002年2月25日 宇宙は「空」の状態です。ほとんど真空の状態なのです。 では、私たちの住む地球はどうでしょうか。 「空」の概念とは、構造的な面から見れば、ほとんどのものは「実」ですが、その本質は「空」である、ということです。 例えば「原子」。原子核と電子の間には、空間があります。もし、原子核と電子の間に空間がなければ、「原子」として成り立ちません。これは、地球上のすべてのものに通じる原則です。 地球の中に「空」があるからこそ、私たちは日常生活を送ることが出来るのです。 私たちの日常生活のすべては、「空」によって成り立っています。表面(外面)上は「実」です。 例えば、ビル。ビルの外観は「実」ですが、内部は空間があるので、私たちはその空間を使用することが出来ます。 また、私たちの着ている服はどうでしょう。もし服に空間がなければ、着ることが出来ませんよね。 人間の身体も同じです。頭の中の空間に脳はあります。お腹の中の空間に胃や腸があります。 「空間」をつくる。「空」の必要性。 例えば電車の時刻表。電車と電車の間に空間(距離・時間)がなければ事故が起こります。私たちが旅行する時を考えてみてください。飛行機で移動する場合は飛んでいる空間、電車の場合は走っている空間、船の場合は水上に浮いている空間があります。この空間に私たちが入ることで移動が出来、楽しい旅行も実現するのです。私たちの交通手段は、すべてこの空間、すなわち「空」の状態を利用しています。 例えとして、おかしな話をしましょう。一番高い松阪牛の肉は、筋肉の間に脂肪が分散しており、筋肉と筋肉の間に空間がたくさんあるため、やわらかくておいしいですね。逆に一番安くて硬い肉は、筋肉の間にほとんど空間(脂肪)がない。硬い肉の本質とは、「空間がない」ということです。だから石のように硬くておいしくないのです。 パソコンを例にしてみましょう。パソコンは情報量が多すぎると重たくなり、動かなくなります。つまり、空間がなくなるとそれ以上情報を入れることが出来ず、パソコンが使えなくなるのです。 人間の脳も同じです。勉強のしすぎで頭(脳)を使いすぎたら、頭が痛くなり、脳は働かず、それ以上勉強することが出来なくなります。 脳には休憩が必要なのです。仕事や勉強をしすぎている場合は、脳が満タンになっています。その状態では何も出来ません。 満腹の時は動けなくても、休憩をすれば食べ物が消化され、また「空」の状態が出来、動きが良くなる、それと同じことです。 このように、世の中には「空」の理論が結構たくさんあります。 これらの話からも、すべての本質は「空」である、ということがおわかりいただけると思います。 「空」とは、本当のもの。宇宙の真実、本質は「空」なのです。 「天人合一」という言葉があります。これは、宇宙と人間が一つになる、という意味です。しかし、宇宙の本質を知らなければ、宇宙と一つになるために、宇宙の何に対して自分を合わせればいいかわかりません。何に合わせるのか? それは宇宙の本質の「空」です。 世の中のものは「相似相溶」です。この言葉は、構造が似ているもの同士は混ぜて一つにすることが出来る、という意味です。例えば、水とアルコールは混ぜ合わせることが出来ます。反対に、水と油は混ざりません。 この原理がわかれば、宇宙と合一するためには、私たちが「空」にならなければならない理由がわかると思います。私たちも練功によって「空」の状態になることが出来ます。そうすれば、すべてのものとつながることが出来ます。 もちろん肉体は「実」ですが、私たちは肉体と同時に精神も持っています。 私たちの練功の精神的な目標は、宇宙の本質「空」の状態になることです。 私たちは、脳の中が静かで「空」の状態になると、宇宙とつながることが出来るのです。 パソコンを例にすると、パスワードが通じれば、様々な情報をパソコンから取り出すことが出来ますよね。 人間と宇宙の関係もそれと同じことです。宇宙とつながることによって、宇宙から情報を取り出すことが出来るようになるのです。 世の中には、超能力(潜在能力)など、不思議な現象があります。どうしてこのような現象が起こるのでしょうか。それは、人間が宇宙の情報とつながることで可能になるのです。 日々どのように練功をすればいいのか? その問いに対する答えは簡単です。 ただ「空」になるのです。身体の存在感が消え、「空」になり、特に脳は何も考えない状態、「空」になる、これで良いのです。 練功をすることで「空」の状態になると、宇宙の本質「空」とつながることが出来るのです。そして様々な情報を宇宙から取り出すことが出来るようになります。 練功の目標、宇宙の本質「空」になることを目指して、みなさんが日々の練習を積まれるよう、願っています。 【指導員養成コース第9期生の静功の授業より・集中力について】 2002年2月16日 静功の授業も半年になりました。入門はそろそろ終了です。静功の場合、集中力の訓練ですが、最終的には、ここでの練習成果が日常でも活かせる様になることが目的です。 あるテレビ番組で「集中力の訓練」という特集をしていました。その中に、マラソンの高橋 尚子選手も出演していました。高橋選手の監督さんは、集中力についてこう語っています。「人間の意識と精神と肉体の実践である。」別の言葉では、"もし皆さんが何かをやりたければ、どんなことでも努力すれば出来ます。"とゆうことです。 あるとき、高橋さんが取材で鹿児島に行く日の前日、食中毒になり監督に電話したところ、監督は、「予定どうり行きます。」との返事をしました。当日、鹿児島に着いてすぐに 病院に運ばれ、医者は4日の入院が必要と判断しましたが、監督は2日で退院させ、さらに数日後のマラソンに出場させました。おそらく食中毒ですから3日間くらい食事も出来なかったでしょう、それで40Kmのマラソンを完走したのです。このことは、素晴らしい功績の裏には、非常な努力があるということです。 金メダルを獲るに至るには目に見えない裏の部分で沢山の苦労があり、汗と精神的な鍛錬・涙がいっぱいに溜まってからそうゆう結果を得た、楽しい気分でベッドの上ではそのような結果を獲ることは出来ません。 東洋の女性は精神力が強いです、スポーツであれば皆に目立つところで頑張ることは誰でもたいていは出来ることですが、自分で自身の肉体を乗り越えることは困難なことです。 60年代の日本の女子バレーボールは東洋の魔女と呼ばれていました。その後は中国も強くなりました。内面的な表面には余り顕われない部分で自分に打ち勝つことは重要なことです。 人によっては先天的な才能もありますが、多くの部分では後天的に努力によってそういった結果を得ています。 日本では最近楽しいことがもてはやされる傾向があるようですが、楽しみは人によって違いがあります。ある人は沢山の努力を重ねて大きな結果に至ることを楽しみとします。例えば楽しい仕事、楽しい読書、楽しい練習ができるようになるには、まずその前に、忍耐が必要です。会社であれば上司に欠点や失敗を指摘されればあまり良い気持はしないのが一般的ですが、そのような時には上司の考え方との違いがあることがよくあるものです。そのようなときに反省し深く考えることが出来るならばその人は成長をしていつかはどんな困難な難しい仕事でも楽々とこなすことができるようになるでしょう。 滝に3分間入ることは良いことではありますが、人生の修行はもっと長い時間がかかります。あるひとは体力がとても強くて3分間滝に入ることは簡単なことかもしれませんが10時間の馬歩功は難しいかもしれません。あるいは2時間の馬歩功でも構いません、レンガを両手に持つ方法もあります。また、夏の暑い日に1時間日の当たる場所でやってみましょう。長い時間をかけて自分と戦うことが出来る、短い時間での勇気や思い切りではなく自分自身を乗り越えることがほんとうにできるかどうか、人生は長いですから静かな処で、表面には顕われることない誰にも知られることなく行う修行は本当の修行となります。 |
| 2002年01月 |
| 【 宇宙科学について 】 2002年1月16日 先週、東洋医学、代替医療分野で著名な先生方の執筆により、構成されている学会誌に目を通したところ、全日本少林寺気功協会顧問でもいらっしゃる帯津良一先生の原稿が掲載されていました。 その内容は「人間とはどういうものか」「現在の医療」「環境・地球・宇宙とはどういうものか」についてでした。 老子の哲学、虚の次元についてなども、東京大学名誉教授の研究内容を引用して述べられていました。 昨年末、NHKで米・日においての宇宙科学最新研究結果が特集されていました。「真空の中には力ある」ことが科学てきに証明されたという内容でした。 アメリカ有名大学の教授と、東京大学宇宙科学部佐藤教授がこの研究に携わっていらっしゃいました。 私は博士論文で、生命科学、人体科学について解き明かしています。 今まで指導員コース2.3.4.5.期生授業では、生命科学、人体科学をお話する際、宇宙空間理論についてもお話をしてきました。この授業内容は、将来きっと役立ちます。 この分野に関しては、大学時代からよく研究しています。 私はアインシュタインの相対性理論と中国陰陽理論を元に、新しい宇宙論を組み立てました。ゼロ次元、虚空間、9次元を理論的に証明することが出来たのです。 今回の最新結果は以前から私が既に研究し、示していた理論の一部が正しいことが証明されていました。 秦西平宇宙空間理論には、自身があり、自負しております。今は新気功理論授業のなかで紹介しています。 現在は教室が忙しく、具体的データを集めるなど、研究に費やす時間は無い状況です。ですが、この研究には今後も取り組みます。理論のモデルを作り、より発展した学説を打ちたてていきます。 【 日本人 中国人 アメリカ人のマナーの違い 】 2002年1月15日 日本人、中国人、アメリカ人のマナーを比較してみると、かなりの違いがあります。 日本人は周りの人と環境にとても気を使います。電車内で携帯電話をかけないルールなど、殆どの人が守っています。 お正月に中国に帰国した時のことです。寝台車で移動しましたが、そのとき隣4人の男性グループが乗り合わせていました。彼らはとても大声で、お喋りをしていました。 乗車した午後7時から、午後10時の消灯時間を過ぎてもやまず、深夜2時迄大声で喋り続けていました。余りにもうるさいので注意しようかとも思いましたが、まあ楽しんでいるのでいいか。とおもい、私はずっと、静かに独りで本を読んでいました。 中国人は全般的に声が大きいです。私が幼い頃、周囲には、能力は無いが、口が上手いので、人気者の人がよくいました。彼らはほんとうによく喋っていました。 11月にアメリカを訪れたとき、朝9時からの大会議に出席しました。そのとき驚いたことに、何人もの人がホテルの朝食バイキングからパンとコーヒーカップを持ち込み、食べながら会議に出席していたのです。 自由の国アメリカでは、個人自由の癖がこんなところにも出ている様です。日本でも、中国でもこのようなことは、一般は考えられません。個々の国を比較すると、なんとも面白いものです。 【 中国での成果 】 2002年1月7日、12日 正月の期間、私は中国へ帰郷しました。今回もとても密度の濃い滞在でした。 私の中国各地での活動を、HP読者の皆さんにご報告致します。 登封市 先ず最初は嵩山少林寺に戻りました。多忙な管長と、春の訪中旅行の打ち合わせ、その他、いろいろお話をして来ました。 管長は「テレビ朝日30人31脚」にて、少林寺武術学校小学生の活躍が大盛況だったことを、非常に喜んでいらっしゃいました。 また、全日本少林寺気功協会の、禅の精神と健康法を日本で伝える活動を誉めてくだいました。全面的に応援してくださっています。 今春の旅行での少林寺訪問は、管長も大変歓迎してくださいます。少林寺管長は、人民代表で、日本の国会議員と同じ立場の方です。また、河南省の仏教協会会長もなさっています。全国でも高い地位におられ、ご多忙です。日本の要人もなかなかお会いできません。そんな管長が、急に重要な用事が入らない限り、皆さんをお迎えしますとおっしゃって下さいました。大変有り難いことです。 その後、以前ケインコスギさんが入門された、少林寺武術館長と、私の後輩であり、ケインさんを指導した教官の王さんと会いました。 今春の旅行の際も、昨年同様、同校にて迫力ある演武会を催して頂く為、その打ち合わせをしました。 また、指導員コース生の1人が同校に入学する為、最低の受講料で学べるようにお願いしました。 次は、地元登封市の国際旅行者と旅行の打ち合わせをしました。 その他は一番大きな武術学校を訪問したり、少林寺修行時代の先輩、後輩たちと交流しました。 登封市は非常に寒く、川には氷が張っていました。お寺から一番近いホテルに泊まりましたが、水道が、凍りついていました。冬の少林寺は寂しい雰囲気です。 西安 西安には3日間滞在し、西安体育大学にて講演をしました。武術学科、人体科学学科、伝統スポーツ学科の生徒、教師達で、電化教室は満員でした。 講演の内容は、「日本の健康法の現状」「日本と中国武道の比較」について、約2時間、ビデオをお観せしながら講演しました。そのビデオテープは、テレビ朝日にお願いして、中国のビデオ機に合うタイプにコピーして頂いたものです。 会場では「熱列歓迎 秦西平教授」の大きな垂幕を掲げてくれました 皆さん講演内容に大変興味をもたれ、質問も多く出ました。 校長も喜んで下さり、夜は他学部の学部長たちも交えて、有名レストランでご馳走をしてくださいました。中国式で、お酒を沢山呑まされました。アルコール56%の白酒をなみなみと継がれ、どんどん勧められました。なんだか20年前を思い出しました。午後6時から深夜まで、彼らは私を離してくれませんでした。 翌日は、武術学部の授業風景を見学に行きました。この大学は散打のレベルが全国トップレベルで、去年の散打王試合大会のチャンピョオンは、5つの級のうち、2つはこの学校が獲得しました。 その日の授業は半分が授業、半分がテストでした。採点後、私の為に何十人かが残って武術型を演じ、記録映像として撮らせてくれました。 上海 上海は、4つのギネス記録を保持する硬気功の超人とお会いするため、訪れました。多忙のため、午前中到着し、夕方には発ちました。 彼は春の旅行の際、我々に時間がとれれば喜んで硬気功の演舞をしてくれるそうです。 北京 北京では「意拳」で有名な姚氏を訪れました。彼は日本の「BUGEI」その他の武術雑誌に幾度も載られた有名武術家です。「日本太気拳会」でもよく紹介されています。 「意拳」は「大成拳」という組織で伝えられ、姚氏はその中国会長でありながら、香港の「意拳学会」名誉会長、日本の「日本太気拳会」名誉会長も兼任しておられます。彼の技と武道家精神は、中国でもトップクラスとして知られています。 「意拳」はイメージと動作を合わせることが非常に大事です。歩き方や訓練法は、少林寺武術の理論や心身統一論とよく似ています。 意拳創始者の王先生はとても強い武術家でした。 「日本太気拳会」の沢井氏は、北京で意拳を学び、帰国して日本で「日本太気拳会」をつくりました。弟子も大勢います。 今回は姚氏のご自宅に伺いました。有名人ですが、極一般的な家に住まれており、地味に暮らし、決して贅沢はなさっていませんでした。 伝統的武術の継承者とは、こういう在り方をするのでしょう。やはり皆物質欲に溺れぬよう、意志の訓練がよく出来ています。 「意拳」は現代拳法としてはいいものだと思います。やお氏と交流して良かったです。彼は私にまた是非来て欲しいとおっしゃいました。 今回の訪中は、限られた時間の中で多くの方と交流が出来、大変意義有るものと成りました。 ↑ |
| 2001年12月 |
| 【 日本での指導法 】 2001年12月26日 日本に来て9年、気功を教えるように成りもう8年が経ちます。 健康気功教室から初め、皆さんの要求によって武術教室を、6年前に指導員コースを開講しました。当初、生徒は小人数でしたが今では多くの生徒が私に師事しています。 こんなに沢山の生徒を向えることになるとは想像していませんでした。宣伝をした訳でもなく、自然な流れでこういう結果に成りました。何をするにも自然のままは大切です。今まで歩んできた道は正しかったと思います。 気功や武術の指導法に関しては、少林寺での教え方と日本での私の指導法は全く違います。私が少林寺で師に受けた指導法は、日本の方にはまず実践出来ません。 現在指導員コースは10期生まで来ましたが、各期生とも条件、経験、履歴それぞれ異なる為、教え方も一律ではありません。高レベルの内容を教えても、身につけられなければ教えていないことと同じです。その人の努力や条件により最後のレベルも変わって来ます。 動功では例えばある人には8のレベルの要求をしますが、別の人には同じ型でも3のレベルまで出来るよう、要求します。出来ない人に決して無理な要求は致しません。 三大秘伝動功、靜功、武術、いずれに於いてもその生徒の方向性を読み、適した形で教えます。武術を極めるひと、悟りを探求するひと、治療師に成るひと、個々人才能と将来性は様々です。なるべく生徒の希望、要求に応えてあげられるようにしています。 また、習う側に求める気持が無いと、幾らこちらが熱心に教えても深い理解は出来ません。 先日聴覚障害の方が体験にみえました。私の著書を読んだ彼は主に武術に関心を持ち、筆談でいろいろ訊ねてきました。そのなかには、ここのシステムでは最後はどの程度まで出来るように成るのかという質問もありました。 私はこのシステムで習得できる段階を示し、内容が高度であることを説明しました。そして習得度合いは個人の素質によることもお話しました。 一流に成るには当然元々の素質が必要であり、その上本人の努力が重要です。そして、自分の健康を維持する、肉体を極めたい、他人を助ける、世界を良くしたい、など大いなる目標を持つことです。この三要素に加え、師との愛称も重要です。 講義では、私は一般的な説明をしますが、生徒の中には毎回熱心に質問をし、私からいろいろ引き出すひともいます。ある人は、20年近い武術歴を持ち、秘伝動功講座でもかなりの専門的な質問をぶつけてきます。 疑問があれば、どんどんぶつけてください。求めるひとには応えます。そうしてどんどん皆さんが育ってくれることが私の喜びです。 【 「30人31脚」でこどもたちは何を学んだか 】 2001年12月18日 12月15日「30人31脚」決勝戦の放映を観ました。この企画には教室のスケジュールを調整して、ずっと協力してきました。大勢の協会会員も一緒に協力してきました。 良い結果の裏には沢山の人の努力があります。自分の利益とは無関係に無条件に何かの為に努力をすることは、いい結果を生み出し安いです。今回も様々なことがありました。利益を考えていたら良い結果は難しかったです。 日頃は滅多にこどもの番組は観ませんが、日本全国の出場校生、先生の努力はほんとうに感動的でした。日本のこどもの精神の成果がよく見えました。6年もこの番組が続いていることも納得できます。 人生においては頑張った結果が自分に返って来る場合と来ない場合があります。優勝を目指し、とても頑張ったのに1回戦で破れて泣くこどもたち。語りかける先生の感動の言葉。そんな場面を観て何だかかわいそうになって「優勝は日本のこどもが貰ったら良かったな。強き心を持つ少林寺のこどもたちは、負けてもあんなには悲しまなかっただろう」という考えがちらっとよぎりました。彼らは修行による強さと自愛心を持っています。 中国では「失敗は成功の母」とも言います。勝利を得て笑うのは当然ですが、失敗しても笑えることが出来たら、そのひとはほんとうに強い心の持ち主です。人生には失敗経験も必要です。結果が勝利でも失敗でも、努力したということに変わりはありません。 また「失敗は成功以上に人を育てる」とも言います。今回出場したことでこどもたちは、活動力、精神力、体力を向上し、団結力の強さを知り、クラスメイトや先生との心のつながりを深めました。これは本当に素晴らしい学びです。一時は悔し涙を流しても、この経験はきっと彼らを強くするでしょう。現在努力していることは、続けてもっと深く学ぶべきです。今日はこれ、明日はあれと広くいろいろなことに手を出すのではなく、一つを結果がでるまで継続することです。 少林寺では武僧たちが1500年もの間、禅の心と武術の修行をひたすら続けてきました。武術では世界一のレベルとも言われている陰には彼らの地道な努力がありました。 精神世界をビジネスでやっている人は、一時は有名になったとしてもすぐに世からは忘れ去られ、歴史に名は残りません。 利益を求めず、継続して努力する。この2点をいつも心に置いて励みましょう。 【 修練の証明 】 2001年12月14日 「30人31脚」では少林寺武術学校チームが優勝しました。 ↑ |
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2001年11月26日 【 大義を成すには人の心を重んじる 】 孫子三十六計の兵法書には「敵の城を攻める際、敵兵の心を掴むことが大事」とあります。相手が武に長けた将軍でも、自分が道徳・仁義において高レベルならば敵も感心し、戦闘をやめてこちらに顧みることもあります。 「三国志」「春秋戦国時代」にもよくそういうことが見られます。最終的に国を取るリーダーはただ知識に長け、戦闘が強いものではなく、仁義を重んじ、考え方、人材登用が上手いものが勝ちます。 私の周りにも、様々な分野で才能が感じられる人がいます。ある人は、技術、知識があり頭がいいですが、対人関係においていろいろ問題があります。中国では「鉄の口」と言われていますが、彼は言い訳やディベートが得意で、相手が口答え出来ないほどやり込めてしまいます。こういう人は理屈が上手いことでは認められますが、人の心に通じることは出来ません。 人と心を上手く通わせる人には人々が関心して敬意を表します。特に東洋人は自分に有利な条件など無くても、相手の人格に敬意を賞すれば協力して一緒に頑張ります。ですが、心がついてこないとただ形式的になります。形式や規則より心が先です。他人の心が分からない為人間関係が上手く行かず、才能があるのに大きなことを成し遂げられないのはもったいない話です。 人が集まる組織には大抵リーダー的存在がいます。学校の生徒間でもリーダー的存在がいます。会社でも当然リーダーが部下を指示します。中国古来からリーダーの能力には三つのレベルが挙げられます。一番高レベルのリーダーには、人々は心から彼に使えます。心を掴んでいるからです。 中レベルのリーダーは、ルール、法律によって相手を従えます。 低レベルでは、人々はお金の為に彼に従います。 人間は、もともとの考えはそれぞれ異なります。相手が何を欲しいか、何を要求し、考えているかを巧く汲み取ってあげることです。そうすれば相手はこちらの為に一生懸命尽くしてくれます。 気功では「天人合一」をおしえています。自分を周囲の環境と合わせることも「天人合一」に含まれます。自分と他の人との関係も、自分と環境に含まれます。ですので、周りの人との調和も「天人合一」原理のひとつです。それが上手く出来るようになれば、もっと事業は発展し、様々な面で向上します。 ↑ 2001年11月26日 【 テロの残骸貿易センタービルを訪れて ★NY紀行 】 10月27日午後、あの貿易センタービル崩壊現場を訪れました。タクシーと地下鉄を乗り継いで、ようやく辿り着きました。 勿論現場には入れません。少し離れた地点で訪れた人々が黙祷(もくとう)していました。厳重な警戒体制で、軍人や警官の姿が多く目に付きました。そこには沢山の花が供えられ、壁には訪問者達が書き残したサインがいっぱいでした。 アメリカ人はとても傷ついています。人間というものは、言葉はわからなくても心は通じます。慰霊の気持ちを現わすため、私も心を込めて壁にサインをしました。 現場付近は1ヶ月以上たってもまだ埃っぽく、カビ臭いような異臭が立ち込めていました。周囲のビルもかなり破損しているところが目立ちました。 中国では「報応」と言う言葉があります。「果報」「因果応報」と同じ意味です。自分がした行いは、良いことも悪いことも自分に返って来ると言う意味です。 ビン・ラディン氏はテロ活動で多くの命を奪い、その結果、息子や多くの仲間を失い、現在追い詰められています。 オマル氏も同様に多くの人を苦しめ、今度はその報いが自分に返って来ようとしています。 人間は、日頃の正しい行いがとても大切です。皆さんも日頃の行いを良く観察してみてください。 ↑ 2001年11月21日 【 ニューヨークカーの弟子入り希望 ★NY紀行 】 ニューヨーク滞在中、日本人青年が私をヒルトンホテルに訪ねて来ました。彼の名前は「まさお」。私の渡米を協会HPで知った彼は、メールで幾度も「是非ニューヨークでお会いしたい」とコンタクトを取って来ました。彼はこの街でもう13年働いています。空手が好きで5〜6年の空手歴を持っています。 彼は私の外気治療を受けたく、会いに来ました。数年前に大病をし、手術時の麻酔の後遺症で神経系統、消化器系統他、全身が乱れてしまい、一時は自分独りで生活が出来ない状態でした。そんななか優秀なチベット医と出会い、生薬治療で大分回復し、鍼灸師にもかかり、なんとか仕事に復帰出来ましたが、やはり完全には回復せず、常に体調不良の為、なんとかならないかと私を頼って来たのでした。 私は外気治療を施しました。12日後のメールでは「あれからとても調子がいい」とのことでした。その日の夜は一緒に中華料理を食べに行きました。外気治療は無料で行い、夕食も私がご馳走しました。まさおさんは今まで陰陽医学、空手、気功といろいろ試して来ました。気功についても幾つも調べたなかで「秦西平の少林寺気功」に特別ひかれたそうです。NYでも気功は何箇所もやっているそうですが、ほんものには出会っていないそうです。 ヨガはかなり流行っています。日本でも気功ブーム以前にヨガブームがありました。少林寺気功はまだ認知度が低いですが、一旦知ってもらえば、皆さんその素晴らしさがすぐに理解出来るでしよう。 彼の感性は「これは違う!」とすぐに感知したのです。一旦仕事を辞めて帰国し、2年間指導員養成コースと少林寺武術を学び、気功指導員の資格を取得後、再びニューヨークで活動したいと言って来ました。仕事を辞めるリスクは大きいですが、一時仕事を休んでも、ほんとうに役立つものを身につければ、痛みを抱えたニューヨーカーにも貢献できると考えていました。 30代のまさおさんは長いスパンで将来を見通し、大きなことをやり遂げる人間だと私は感じました。 協会にはよく遠方からの問い合わせがあります。生徒には長崎から3年以上、月2回通い続けている人がいます。彼女は指導員の資格を取り、長崎で気功教室を開いています。 福岡から月2回治療に通ってくる30歳の男性もいます。彼は永いこと少林寺拳法を訓練し、現在会社の責任者です。ずっと体の調子が悪く、今までいろいろなことを試しましたが結局効果があったのは少林寺気功だけでした。彼は、私のところへ通うため仕事を辞めて東京に移りたいと言って来ましたが、私は先ず生活と仕事を安定させることが優先ですとお答えしました。 他にも東北、大阪、富山、長野、静岡と何人も遠方から通われています。遠くまで時間と交通費を使って来る方はやはり意欲が強く、滅多に休みません。その点では東京近辺の人は通いやすいので、もっと頑張って欲しいです。 「中国に行かずとも東京で学べるのだから有り難い」と言う人もいます。実際、少林寺の分院が東京に出来たようなものです。嵩山と同じ内容がここでは学べます。どうぞ皆さん、是非この機会を活かして下さい。 ↑ 2001年11月14日 【 リスクを恐れず 命を懸けて挑戦する 】 以前から「第34代最高師範 秦西平」の名前を借りたいという組織が沢山あります。そのなかには誰でもご存知の有名企業もあります。 私が第34代最高師範の地位を得たことには幾つか理由があります。その一つは危険を犯しても挑戦する勇気と精神です。 寺での修行時代には幾つもの硬気功の挑戦に挑んできました。 ● 人を乗せた四台のトラックに下敷きになる ● 頭上にレンガを重ね、ハンマーで殴る ● 鉄釘をびっしり打ち付けた板上に裸で横たわり、腹の上に30センチの石を載せてハンマーでおもいっきり打たせる など残酷過ぎて書けないような内容が沢山あります。私はいつも誰も挑戦していないことに挑んできました。見本、先生は一切ありません。命を懸けの試験です。成功すれば合格ですが、失敗すれば死にます。誰かが成功した後、2番目にトライするのはやり易いですが、始めにトライするのは大変なことです。そこも34代最高師範に推挙された理由の一つです。 中国の街中ではときどき硬気功のパフォーマンスをしていますが、ある時そのような人が少林寺にやって来て、コンクリートを腹に載せてハンマーで叩き割る技にチャレンジしました。1トンのコンクリートを10数人係りで彼の腹の上に載せたところ、重過ぎて悲鳴をあげたので、直ぐに取りました。 ある人はレンガを頭上に載せて上から叩く技にトライしたところ、禿げている為、すべっってしまいました。 一見聞くと笑ってしまいますが、この人たちも命をかけています。 私は危険を犯して冒険しろと言いたい訳ではありません。世の中の大きな成功には大抵冒険性も含まれます。心を「空」「無」にして自分を忘れること。「命が無くなるのでは」「どうなってしまうのだろう」「痛そうだ」「大変そうだ」こんなことを考えていては上手くいきません。 平常心、禅の精神は「空」「無」といわれる心の状態、「私」が無いところから来ます。 格闘技でも心が落ち着いていれば、技をかけるときに自由自在に操れます。自身も自分を忘れるところからついてきます。 仕事でも幾ら貰えるかなどは考えません。「私」を忘れ、ただ一生懸命働くことです。 私が中国政府派遣研究員に選ばれた際には、会社の推薦が必要でした。試験成績の他に勤務先の評価が問われました。新規研究の実績は無かったのですが、「私」を忘れて毎日ただ懸命に仕事をしていたら、ちゃんと道は開け、気づくと東大で研究に携わっていました。 人は考え過ぎると何も出来ません。計画の段階で「こうしてああして」「これはだめ、あれは良くない」などいちいち考えていたらなかなか進みません。私の場合は先ず一歩出す。出しながら考えてもいいのです。 私欲を捨てて何かの為に懸命に努力すると、気づいたら自分に徳が帰ってきています。 気功では「天地人合一」を理想とします。自分と仕事、或いは環境にどう対応するか。これも天地人合一です。 ↑ 2001年11月12日 【 ニューヨーク近代歴史博物館を訪れました ★NY紀行 】 ニューヨーク滞在中11月27日、独りで国際連合と近代歴史博物館を訪れました。タクシーを使うことを勧められましたが、実際生きたニューヨークを感じたかったので、歩いて廻りました。僅か2時間半で廻ったので、皆さん驚きました。 国際連合に行く途中、大きな公園があり、日本のようにマラソンする光景が見られました。走っている人たちは全く太っていなく、結構スタイルが良かったです。ですが、道を歩いていたら凄く太っている人を多く見ました。 私はダイエットの講座も開いており、本も出版しましたが、やはり太っている人を見ていると動くことが好きではなく、食習慣をカウセリングしても、カロリーの摂取料ばかり多く、バランスにかけています。生活習慣を正せば太りません。努めて運動をし、食生活をチェックして改めることが必要です。 近代歴史博物館は元科学者の私にとっては大変興味深い場所でした。人間の遺伝子、古代から現代までの生物進化史など様々なものが展示されていました。宇宙、地球、人間の係わりが具体的に表されており、よく判りました。 微生物から人間まで永い期間のなかで、科学的解明がされていることと、人間はどのくらい 生きられるか? 死んだらどこに行くか? 地球生命体の起源はどこか? 地球と他の惑星生命体との違いは何か? 人間と他の動物との区別は? 生物と非生物の根本的区別は?と今まで解明されていない分野が沢山あります。特に人間についての根本的認識はまだ未知の部分が多いです。 気功や健康法の指導だけでなく、人間はどれだけの可能性があるか、どこ迄能力をもっているか、人体の可能性の追求も、私のすべきことです。 私の「新気功理論」学説では、「易学陰陽理論」と「現代化学」との結びつき、「宇宙の本質」「発展」と「層次」を解明しています。更にアインシュタインが晩年研究し、未完成の「統一場理論」に次ぐ未知の分野である「陰性物質学」「宇宙生命科学」「多層意識論」を解明しています。「新気功理論講座」では以上の内容について講義しています。 ↑ 2001年11月09日 【 本場ニューヨークBLUE NOTE ブラックライブ初体験 ★NY紀行 】 ニューヨーク滞在三日目。学会発表後の夜、数名の歯科医者さんたちとライブハウスに行きました。その日は「TUCK&PATTI」という、30歳位の女性ブラックシンガーと白人ギタリストのライブでした。彼女は凄く太っていて、私の2〜3倍のウエストでした。「秦西平ダイエットクラスに入ったらいいなあ。」おもわずそう感じました。ギタリストはかっこいい白人男性でした。 歌い始めてしばらく、歌手の鼻から鼻水が出てきて、彼女は歌いながらティッシュを取り出して鼻を拭きました。私は前列に座していたのでそれがよく見えました。「おお〜。これはなんだろう!日本でも中国でも考えられないことだ。」私はビックリしましたが、他の観客はあまり気にしていない様子。 ボーカリストは歌いながらどんどん気持ちが入っていき、観客もそれに反応して興奮していきました。盛り上がっていくと歌手ものってきて、より実力を発揮していきました。凄く太いので動くのが大変なのか、足でリズムをとるくらいで、特に振りは付けていませんでしたがとてもパワフルないい声で、皆のりのりです。 そのうち2回目の鼻水が出て、今度は手で拭いました。ですが、観客は全くそんなことは気にしていませんでした。私もそれ程気にならなくなっていました。 3回目の鼻水には観客も全く気にせず、私も全く気にしなくなっていました。ボーカル、観客共に歌に入り込んで満場一体となり最高の盛り上がりのなか、ライブは幕を閉じました。 後で聞いたら、その歌手は有名な人でした。翌日、テレビでもその人の顔を見ました。 芸能人でも、一般の道歩く人々でもアメリカ人はあまり飾らないようです。日本と違って、形より中身を重視するようです。日本では多くの気功指導者は中身より形にこだわり、芸能界でも実力はさておき、かわいいか、若いかと概観にこだわります。概観の美しさはとんでもなくても、アメリカではこんなに人気がでる。日本ではきっと売れないでしょう。 形は人間が作ったもので、本来のものではありません。気功にはリラックスが大切ですが、その為には飾りのものはとり外し、本来の自然な状態ですることが必要です。 ライブでここまで高い評価が得られるのは、歌手と観客の内部の繋がりの深さにもよります。 あの歌手はしっかりと観客のこころを掴み、皆の興奮を頂点までもっていきました。それも実力です。 ↑ |
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2001年10月24日 【 危険を冒しても信念を貫き通す 】 10/24〜11/01迄、私はアメリカを訪れます。ニューヨークで行われるアメリカ歯科審美学会(ASDA)に於いて「気功麻酔による抜歯成功奨励」を発表します。 当初、日本からは108名の歯科医師が学会に出席する予定でしたが、同時多発テロ事件で出席者が20名に減ってしまいました。日本以外の他国からの出席者も同じく激減しました。現在ニューヨークは、けして安全な状況とはいえません。私も一時は参加を見合わせることも考えました。しかし、少林寺の修行者は信用、正義を守る為にはときに命をかけます。学会会長よりお招きをあずかり、多くの方が私を待っていらっしゃいます。信頼を裏切るわけにはいきません。「少林寺気功」をアメリカに紹介するためにも、渡米の必要性を再確認しました。 価値あるものを伝える為には、代価を払うこともあります。また良いものは、なかなか容易に完成はしません。名誉欲の為に善行をする人がいますが、本当に素晴らしい行為の中には、自己の犠牲が伴わないとできないこともあります。 武術修行には、常に危険が伴います。私は小さい頃から危険と隣り合わせの中、年中血だらけになりながら修行を積んできました。いつもどこかに怪我をしていました。とりわけ「硬気功」の修行では、多大な危険が伴います。トラックの下敷きになる、頭上にレンガを載せてハンガーで殴る等、私や他の少林寺の修行者がこれらの危険な実験を行う際、指導者からの指示や手本はありません。見たこともないことにチャレンジしてきました。そのとき、名誉など考えている余裕など全くありません。危険を冒しても自分の信念を完成させる、ただそれだけです。その際は「無」「空」の意識、己を忘れ純粋になることが大切です。 ↑ 2001年10月19日 【 指導員コース第9期生 静功教室(瞑想教室)より 】 靜功の練習は、動功や治療をする際にも結構影響があります。静功を行うことで、これらがより深くなります。静功を始めた頃は、なかなか入静できないと諦めてしまう方もいます。今はその意味では大事な時期です。ここでは毎回異なる瞑想技法を伝授しますがいろいろなタイプの方がいますので、人それぞれ合う技法、合わない技法があります。 初回授業でベーシックな面をお話をしましたが、静功について具体的、理論的な内容は進みながら徐々にお話していきます。 最初はシンプルですが、後の段階では一つの技法のなかに幾つものイメージが入ってくるものもあります。いきなりそれをやるのは大変でも段々慣れます。 全部で97法伝授しますが、授業でやるだけではなく、2週間後の次の授業までの期間、個人で練習することが前提です。皆さんの自宅練習を含めて授業計画を組んでいます。次回までに宿題のように前回習った技法を練習し、余った時間で以前習った好きな瞑想をするといいでしょう。 合う、合わないがあっても2週間は前回の練習をする。学生時代でも好きな科目、嫌いな科目があっても嫌いだから出ない訳にはいかなかったでしょう。それと同じだと考えてください。 1回体験しただけではほんとうに自分に合うのかどうかの判断は出来ません。入り口は入りづらくても、後にとてもいい体験が出来るかもしれません。だから何回も練習が必要なのです。 忙しく自宅で出来ない場合は、電車の中でも出来ます。勿論脚を組むのは難しいですね。会社のお昼休みに10〜15分でもいいです。とりあえず工夫してやってみてください。 時間をつくることには気持ち、信念、目標も関係あります。指導員コース生にはピアノの先生がいます(説明会で飲茶店のお姉さんみたいな服を着ていた華やかな女性です)。以前はいつも「忙しい忙しい」といっていましたが、少林寺で指導員認定を伝授されてからは随分変わりました。少林寺で感動し、エネルギーをいっぱいもらい、とても元気になりました。帰ってきてからは仕事の状況は同じはずなのに、時間をつくって六期、七期、八期の授業にもよく参加しています。 入静が深まると睡眠も変化します。15分、30分の瞑想が2時間の睡眠に匹敵するようにもなります。睡眠時間が減った分、練習できますね。 一日の生活のリズムに静功を組み込んでみましょう。 次は技法が合う、合わないに関して述べます。それは集中力や心理的な特徴の違いから来ています。段々やりながら自分の特徴がつかめるとおもいます。このカリキュラムではいろいろな訓練ができるようになっています。潜在能力の面で予知能力、相手の病気場所がすぐに分るなど、様々な能力が顕われてきます。病気が分るようになったからといって安易に診断、治療をしたりはしないでください。実際の練習を積むことがもっと大事です。 先日、日本人と中国人の気功師二人の対決テレビを見ましたが、体系は日本人の方がずっと大きく強そうに見えました。でも実際は、とても小さい中国人が、ボーンと日本人気功師を飛ばして勝ちました。内部の能力は表に現れているものとは違います。見えません。気の対決は体の大きさとは全く関係ありません。皆さんもよく練功して内部を充実させていきましょう。 ↑ |
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