秦西平のコラム 2004年 |
|
【少林寺武術の力の証明〜30人31脚から】
このことについて少しよく考える必要があると思います。 以前、少林寺の武術学校が優勝した時に、私もこのページでお話ししましたが、 少林寺の武術学校チームの場合は、この競技も聞いたことがなかったけれど、話を受けて
【伝統を残していく方法と指導員II 2期生・実践力アップコース開講について】2004.12.15
結構日本では武道でも気功の世界でも、皆さんが非常に悩んでいることは、 そして、ちょうど来年3月になると指導員IIの第1期生が終わります。2年の期間でした。 でも1期生は終わったらどうするか。皆さんからはいろいろな意見を聞きましたが、
こういう集まりでは、後輩はいろいろな先輩を見る機会になりますが、 先輩は、自分の行動や言動は先輩らしいものではないと駄目です。 また先生が教えている少林寺と違うものであれば、相手が先輩でも後輩はちゃんと直接 孔子の言葉から、3人の中には必ず自分の師がいるということがあります。 こないだ、ある大きな気功の組織から会報誌が送られてきました。 こういうことから、気功というもの、特に少林寺の様な伝統のあるところは
【上海にて〜気功の将来 】 2004.11.30 論文発表の為に上海に行ってきました。上海は2年振りです。 論文の他には動功の発表もありました。特徴もいろいろあって、 【教えるということの重さ】2004.11.23 【環境に合わせること】2004.11.18 世の中には、自分が心からやりたいことではないこともする時があります。 今回は論文の発表のためにそろそろ上海に行きますが、「秦先生は楽しんでくるんじゃないかな」と思っている人もたぶんいるかも知れません。 本来、この論文の関係者は私を含め3人です。あとはNPOとして協力したことで約束した関係から行くことになりました。 論文の発表は、私だけでも良かったのですが、会員を育て鍛えるいい機会になるということもあるので、 他の2名、7期Oさんと11期Sさんにも頼みました。 そうなると向こうでは通訳もつくので、私の本心としては今は仕事もいろいろ忙しいし 上海行きは乗り気ではないです。はっきり言って楽しいという気持ちはありません。 私がなんとなく感じていることは、楽しいということは自分本来のことがきちんと全て円満に終わることで、そうするとリラックスできます。 今は少し中途半端です。武術大会から帰ったばかりですから。 だから本当の気持ちはもしその5人が良ければ私は行かなくてもいいかなと思っています。 でもやっぱり上海の関係者からは会議には是非居て下さいとも言われていますが。 航空券もとりましたが今も実際まだ迷っています。 これは、世の中にはそういう結果が出ても、自分本来の思った意味、気持ちではないことがあります。 例えば、今教えていることの内容も多分自分が一番教えたいものではないかもしれません。 世の中にはすべて自分の理想通りではないことが結構多いです。 でもこれは実際不思議なことではないのです。 環境は自然の存在ですから、それがどんな環境でも自分は合わせる。 自分は気持ちはいいとか良くないとかは仕方のないことです。 気持ちは良くなくても自分なりにいい方向へ環境に合わせることが必要ですから。 これと人間の生活も同じです。 例えば、日本の空気には特徴があります。 ある所は汚染されていてばい菌もたくさんあります。 中国の場合は埃が多かったりとか、アメリカでもイギリスでも汚染された空気はあります。 でもそこに入った時に、自分の理想の空気だけを吸うのは無理です。 きれいな空気を吸うために皆が頭に空気の浄化器を被っていたらやっぱりおかしいです。 本当はきれいな空気を吸いたいけれど、この環境にはない。 だから世の中のたくさんのことが自分の理想じゃないことは自然です。 私たちには空気は透明でなんとなくきれいなように思えます。でも実際に調べてみるとたくさんの埃も浮いています。 窓ガラスやドアの手で触っているところ、電車のつり革とかも顕微鏡で見たらばい菌がいっぱいあります。 歯医者さんから聞きましたが、人間の口や歯にあるばい菌は肛門より千倍くらい多いそうです。 表面的に見てきれいでも実際は汚い。これは現実の存在。だからきれいということは相対です。 人間も同じ。人間を白か黒に分けるのは無理だし大間違いだと思います。 白と黒が混ざっているのが人間ということだと思います。 植わっている木も中心は一本に見えますが、丈夫な木の根は一本だけじゃなく、 何本も土の中にめぐっています。 もし木の根がただの一本のままで成長したら、強い風が吹いたらすぐに倒れます。 だから世の中には、総合したもの、混在していることなどそういうのが現実の存在です。 純粋の環境ではありません。 政治でも、議員は優秀な人物であるとされていますが、 でも国会では口論になったり喧嘩で汚い言葉を遣うとか、水をこぼしたりとかパンチで応戦もよくあるようです。 そういうことは多分普通の庶民にはあるところとないところもあります。 現実を見たらどちらも不自然のことではないです。どちらも自然の存在です。 哲学者の言葉で「現実は映像」ということがあります。 現実には存在している理由があります。 もしそうでなければそれは存在できないでしょう。 ひとつの会社などの組織がまだ動いているのには当然にその条件があって理由があります。 それが揃わなければ潰れます。今まで存在してきたことには今までの理由があります。 人にはそれぞれ色々な考え方があります。これはもちろん自由です。 ただ、純粋ということや理想主義を言葉にするのは誰でも易しいことです。 でも現実的に考えると幼稚な面があります。 世の中で赤ちゃんや子供なら無条件に純粋として認識されるでしょう。 純粋は赤ちゃんの特徴です。 例えばある人は、自分自身としては色々なことをよく知っていると思っている。 でも実際は多分そうじゃない。社会的のたくさんのことを理解していない状態。 私からは、ひとつの組織や会社での仕事をあまりやったことがなく、単純な内容の 仕事以外に自分の発想で仕事をした経験がない様に見えます。 だからそういう面で自分をもっと鍛え、色々な環境で自分の考え方を実行するといいと思います。 【武術は禅の表れ】2004.11.02 世界伝統武術大会に参加してからそろそろ1週間がすぎました。行った人も行かなかった人も結構話題にしているようです。 実は全日本少林寺気功協会の武術教室は週に1度です。それでも金メダルは7個、銀メダルは14から15個、銅は十何個をとりました。その結果が良いの か良くないのかはわかりませんが、世界武術大会の意味は、前回も話したように一回体験することと、もうひとつ、結果が私たちのやっていることのレベルが 低くないことを表していることです。 武術試合の分野は協会の得意な分野ではありません。でもこれくらいのメダルをとりました。もし得意な分野、気とか気功とか内面のことで気功の大会があ れば、もっとよい結果が出るでしょう。これは私の論文でも表しましたし、私の見るところ、また話を色々聞くと武術の練功者は上達すればするほど気のこと が大事になってくるようです。例えば招待された宴会で、私はダニエルさんの先生の隣りに座り一緒に話しましたが「私が今あるのは気」と言っていました。 そういうことがだんだんわかるようになるようです。 2年後の次の大会はあるらしいですが、どこでかは決まっていません、鄭州の可能性が高いですが、協会として参加するかどうかはまだ決めていません。今 回は自分を映す鏡ということで、一回見て、これからもっとしっかりと、また逆に自信も持ってやるということです。武術をやらない人も、もっと興味をもっ てもいいかなと思います。 さっきの話ですが、もし気功の大会があるともっとよい結果がでると思います。気功は、何倍、何十倍もの時間をかけしっかりした姿勢もあります。気功の 大会があれば金メダルはもっとたくさんあると思います。もちろん金メダルで本当の武術と気功の深さは表せません。ただ普通の人がわかりやすい方法と言葉 で表現するということです。みなさんが頑張って継続したらよい結果になるでしょう。 でも良い結果になるとしても、自分たちの特徴がないと世の中では評価されません。現実のほうが大会よりもっと難しい。大会でメダルを取るのと現実の世 の中でよく認められるのと、どちらが難しいかと言えば、社会が認めてくれるほうがもっと難しい。社会が見るものの多くは表面に表すことができない、説明 も難しい。みなさんが将来的に活動するとき、特に気功ではメダルということはないです。 今回の武術は一つのかたちです。少林寺も同じで、禅はかたちがなく、武術はかたちで禅を表すものです。私たちもそういうことです。 気功の深さを話すのは難しいのですが、武術のかたちは表面的にできる。ちょっとやって武術気功を証明するということですから、みなさんもがんばりましょう。 【少林寺としての自信】2004.10.26 初めての世界伝統武術大会が、中国河南省鄭州市にて、10/15〜10/21盛大に行われ無事に終わりました。 私たちは全日本少林寺気功協会とNPOの団体日本少林寺武術気功連盟として参加しました。 全体的に大体予定通りに終わり、金メダルは個人で7個獲得、私の論文も入れたら8個になりました。 銀と銅もそれぞれ10個以上もらいました。 でもこれはただひとつの面を表わしたものだと思います。 この大会に勝つ為の練習と審査委員の要求するルールに従った内容です。 もちろん、金メダルや銀メダルは練習の結果のひとつを表わすものです。 でも、全部のものがそうではありません。 これは伝統武術ですから、はっきり言ってメダルだけでは表現できません。 実際には、私たちの参加したチームは、他のチームと比べても練習量は少なかったと思います。 でもある人は1、2ヶ月位の練習でもメダルをもらいました。 本当の武術、特に少林寺武術はもっと深いものがあります。 特に、今回の審査員は大体太極拳の理解はありますが、 少林寺を本当に理解できる人は少なかったと思います。 だから今回の賞獲得は、練習の一部分だけによるものだと思います。 こちらが教える武術は色々な内容があります。 その中でも金メダルを取れた人は、身につけたものが表現できたし、 あるいは自分の努力の結果が出たと思います。おめでとうございます。 本当は他にも、男性でも女性でも金メダルの実力がある人もいました。 でも、ある人は怪我をしてたり身体の調子が良くなかったり、 会場の絨毯が慣れないなど色々な原因がありました。 だから、今回の結果は今までの一部分の表われです。 こういうこともありますが、これもひとつの体験になります。 私の目で見て、結果として金メダルや銀メダルで表わすのものひとつの考えですが、 伝統武術、特にこの少林寺から習ったものは、この大会のメダルでは全体の表現はできません。 私の本にも書いてありますが、少林寺として個人の段位はありません。 その人の武術の広さと深さを段位では表現はできません。 でもどちらの面でもこれからの努力につながります。 今回の試合は、ただひとつの面に少し試してみたと考えていいと思います。 すべての少林寺をこの大会で表わすことは絶対に無理だと思います。 実際はこの協会の活動としてメインになるものは気功です。 武術もやっていますが、でも気功という内部の力を、皆さんももっと時間を作って充実すれば、 気功の世界大会に参加した時、もっと多くの金メダルがもらえると思います。 今回、武術の論文発表も同時に行いましたが、論文発表にもやはり賞がありました。私は、この論文での賞獲得はたぶん無理だと思っていました。 私は中国語で原稿を書くことはできますが、ワープロはなかなか打てませんから 学生の人に頼んで手伝ってもらいました。 その人は中国語が得意という訳でもなかったのですが、 せっかくのいい機会なので忙しい中を作業してもらいました。 でも、向こうの担当責任者からは、論文として表現や言葉があまりきちんとしていないとの 意見がありました。 私も見たところでは確かに大きな流れは大丈夫ですが、言葉の中にいくつかの間違いもあったし、 言い回しなども中国語としての問題もありました。 発表の時は、決まっていた日とは違って、臨時で入ることが前日にわかりました。 最初は少林寺に行く日の午後が私の論文発表の日でした。 その日以外を向こうにはお願いしてあったのですが、手違いでそうなってしまいました。 だから手続きも慌ただしく、当日着いた時には10時くらいで発表はもう始まっていました。 ちょうど私の一つ前の順番の人が発表している時に、旅行中のバスの手配の電話がかかってきて、 私は外で打ち合わせをしていました。 バスの時間調整などで皆さんの空いた時間どうするかなど話して、 私の出番になる時ぎりぎりで電話が終わりました。 だから、論文の発表についてどうするかは直前にはほとんどあまり考えられませんでした。 結果としては、前半の話は少し時間も長くなってしまったし、 たくさんの実験のデータを立て続けに話し、あまり上手い表現での発表にはならなかったと思います。 文章の構成も練りに練ったとは言えないですから、賞をとれても3等賞の銅メダルかな、 まあ獲れなくてもいいかななどと思っていました。 でもやはりこの論文の内容の中には、この協会が歩んできた歴史があります。 伝統武術を世界にどのようにして広めるかという内容があります。 中国の伝統武術は、日本の現代事情の中でどの様に認識されているのか、 その中でどういう形で広めていくのかなどです。 特に、少林寺武術の様な速さも強さもあるものは、 日本の男性・女性も年齢問わず受け入れられるのか。 武術の特徴と社会的な要求の問題など結構深い内容もあります。 また、訓練の方法としてどんなものが合うのか。 単に武術としてだけではなく社会的に人の中に入っていくにはどうしたらよいのか。 教える場合は、少林寺の表面的なものと内部の2つの形があります。 内部は気功で、人間の身体の肉体的な面、精神的な面もありますが、 ただ強さの効果を目的とするのではなく、人間の健康と美容があります。 数字としては、実験による脳波と気、人体のエネルギーを測定した多くのデータなどを出しました。 これは、論文として内容は深くそして数値でも証明できますから、 主催者側から見ても、確かに骨も皮も肉もあると納得した様です。 無事発表を終えた後は少林寺での認定式があるのですぐに帰ることになりました。 そのあと次の日の午前中に別の会議に出席しました。 大勢の人たちが集まる中、昔中国の武術ナンバーワンと言われたジョ才さんという人もいました。 今はもうおじいさんになっていますが、以前は北京の国際武術学院の院長をやっていたこともあって 有名な人です。たくさんの人はその人と名刺交換したり質問したりすごく人気があります。 おそらく審査員の1人でしょう。 私の論文発表の時には、そのジョ才さんはよく聞いていたそうです。 「あなたの論文は確かにすごくいいです。」と私にだけ挨拶をしてくれたので、 逆にびっくりして、良かったのかなと思いました。 後で他の人に聞いた話では、皆がすごく注目する中、ジョ才さんが私の論文について話していたそうです。 私は会議が終わったらすぐに帰ってしまったので知りませんでした。 そうして論文発表の日の翌日午後に結果が出ることになっていました。 この日は武術大会での男性の試合がありますから、授賞式には参加できませんでした。 だからその次の日の団体試合の時に、まあ論文の賞はとれなくても発表した証明書だけでも もらうつもりで寄ったのですが、担当者から「あなたは1等賞ですよ。」と言われて 私がびっくりしました。 そのあと皆さんに伝えましたが、前もってわかっていたら早く皆さんに伝えたかったです。 この論文発表は世界各国からの参加者がいます。もちろん中国人が多いですが。その中でも博士や教授などの専門家や、実践的な理論の武術家も多いです。たぶん百名以上の人達です。 その中での1等金メダルでした。 今回の論文は、文章や図の評価はあまりなかったと思いますが、 総合的にやっぱりこの内容が評価されたと思います。 これは、例えば誰でもが武術の型をやって内部の表現ができるかと言えばできないです。 でも今回の私の発表では、少林寺武術などを周りの環境に合わせて 世界に広めることができると表現できたと思います。 言葉の表現はうまくできなかったかも知れません。やはり審査は厳しいです。 でも審査員の中には実践的な武術家でトップで有名な人がいました。 だから、この協会がやっていることを評価してくれたのだと思います。 大会の参加者には、武術と気功の両方をやっている人が多いですから、 そういうことが表現できました。 だから、論文の金メダルは、武術と気功をやっている皆さんの評価や この協会の活動での一等賞だと思います。 これからは、今までのようにまた形となる時に表わして、 本来のやってるものはそのままで伝えていくと良いと思います。 受賞した人は、これからもまた続けて頑張って下さい。 理想の賞を取れなかった人は、もっと色々なものも覚えるといいと思います。 少林寺のものはそんなに簡単なものじゃないですから、 もっと色々なものを身につけて理解したらそれがいいです。 今回の試合は、少林寺の百分の一も理解できているのかなどの問題もあったと思います。 だからこれからも自信を持って頑張って下さい。 【環境に合わせる】2004.10.18 皆さんがこのページを見ている頃は恒例の少林寺旅行中です。 私と訪中団は鄭州に到着し、ちょうど世界伝統武術大会の試合の途中でしょう。 今回は、その武術大会など通常の少林寺旅行以外のイベントがあるので、いつもよりももっと色々の準備をしなければなりませんでした。中国と連絡をとって予定を決めていくのは結構大変な仕事です。この1ヶ月間の国際電話のカードの記録を見てみると、700数時間にもなっていました。 普通の考えなら、一度連絡しておけば後は大丈夫だと思うでしょう。でも、中国の場合は大体日にちが近くなってから慌ただしくなってきます。航空券や寝台車の切符など早めに手配しておかないとチャンスがなくなるものもあります。その中でも北京は割と簡単な方ですが、向こうの会社を相手にこちらの要求通りにやってもらうとなると、電話も20回近くかけたりします。 鄭州の方はもっと大変です。未定のことがたくさんある中で、動功指導員・気功師認定式として少林寺への訪問も1日とらなくてはなりません。 この話は、旅行の手配で私がすごく忙しいとか大変だとか苦労しているとかそういうことを言いたいのではありません。ただ、旅行参加において、こういうことに関ったなら、向こうの色々な事情も理解してほしいなと思います。現実的に向こうの事情に合わせることは大事です。 ほぼ日刊イトイ新聞の「もしもしQさんQさんよ」にも書いてあったと思いますが、中国とのビジネスは根性がなければやれません。旅先でも急遽飛行機が飛ばないことなどもあります。 もちろん自分の国のやり方、日本なら日本人のやり方があるでしょう。一般的な普通の旅行などを考えている人は、何となく慣れなくてある人にとっては不愉快な部分もあるかも知れません。でも、初めての武術大会や少林寺の旅行に参加したいのなら、こういうことに慣れることも必要かも知れません。他人の力を借りずに、全て自分でやることはできないです。 自分1人で中国まで歩いていくことはできないでしょう。 通訳もいないで一人で行動はできないでしょう。 ビジネスでも、相手からの協力がないと何もできません。事情があるのですから、ちゃんとしたやり方もそれはそれでそういうやり方もあるという知識だけでいいです。自分の立場だけで相手に要求することは、あまりしない方がいいと思います。もしそうじゃないと多分、こういうこと以外のビジネスでも何でもできないです。 世界の中でも、日本はきちんとしている国だと思います。れは私の目から見ても非常にいいことだと思います。でも、他の大雑把な国から見ると、こういう面も逆に堅苦しいとか、面白くないとか何となく気楽じゃないとか思う人も結構いるかも知れません。感情が見えなくて友達になりにくいということもあるかも知れません。だから、あるところは相手の状況を理解して、でも自分のいい部分も残して合わせて考えられると、これはプラスになると思います。 もし、私が少林寺の武術をきちんと忠実に伝えようとしたら、今までのたくさんのことは出来ていないと思います。はっきり言って、多くの人は私の教室に入れないでしょう。だから、環境に合わせるということは大事です。こういうことは今回の旅行の準備の時に非常に強く感じました。 中国では皆さんの想像がつかない状態もあります。だから、ある人は誤解することもあります。いつもこちらの要求を強調してばかりいると、結論はひとつしか出てきません。相手と一緒に何かをやることはできません。自分の思う通りにいかなくても、それでも日本の発展は大丈夫です。やりたいのなら自分の家の中でやってみて下さい。その中で世界で一番きちんとやるのも非常にいいことです。 でも、他人と何かやるときは相手の事情をよく考えて、最低限の要求は伝えて向こうが納得してくれることが大事だと思います。 【少林寺気功の力と個人の力】2004.10.13 現在、2冊の本の出版が、2社で同時進行しています。 先日は、春秋社から出版する「新気功理論」の打合わせをしました。大体60ページ程度の内容について進めてきました。三五館とは、本と同時出版するDVDについての打合わせをしています。だから最近は少し忙しいです。 その合間に、協会から派遣する気功指導員の営業で色々な所に行ったりしています。大手で有名なところだとかなりの条件があって、初めて行く所だと弟子だといい返事がもらえません。でも、もし秦先生が来てくれるなら是非お願いしますと言われます。私は、こういう言葉を聞いてもはっきり言ってあまり喜べません。 私が日本に来て今までにやってきたことは、社会的にもかなり認められてきました。でも、協会の指導員が世間的にまだ認められないということは、少林寺気功を広めるということが、まだまだ足りないのかなと思います。もちろんこういうことは、相手側に要求するものではありません。 最近の活動として幾つかのイベントなどがありましたが、その中で何となく私が感じたことは、指導員コ−スを卒業した人達の活動であっても、やっぱり私の名前が前面に出てしまいます。 協会の指導員として派遣されるということは、ひとつは自分のことは自分でしっかりやることが大事です。もうひとつは、特に将来こういう仕事をやりたい人は、今の技術だけではなくて、何かアピールできるもの、自分の持っている特長をよく開発することです。 気功の場合なら、他人ができないパワーなどがあります。 社会的には、ひとつはこの少林寺気功の傘の下での立場、そしてもうひとつは、個人の部分もあります。その時に「個人として社会から認められる"何か"があるか?」そういうことを真剣に考える必要があります。このことは、最近の授業で皆さんにも話したことがあります。 ただ技術を持っているだけではなくて社会に出ると色々な面で要求をされることが多いでしょう。 はっきり言って、私自身も10年間の中で、"少林寺の気功"とか"第34代最高師範"という肩書きにばかり頼っていたら、どこに行ってもただぶつかって自分の頭とか顔はいつもいっぱいの怪我だらけの結果になると思います。 確かに自分はこういうものを持っている、ということが大事なのだと思います。 だから普段練習する時には、もう少し普通以上の努力が必要だと思います。 【無償の心】2004.10.05 協会設立十周年の記念イベントは、皆さんの協力のお陰で成功という結果につながったということは、前にお話ししました。あとから皆さんの感想を授業の時に色々聞きました。今回の様なイベントは初めてなので、大勢のお客さんが集まるという所まではいかなかったのですが、参加した皆さんの一番の収穫は他の期生と合同練習できたことだそうです。特に新しい期の人は、他の期生と練習するチャンスはなかなかありません。いつもの授業では、先生から自分達の期の内容を教わっていますが、こういう機会では、自分が習い始めたものとこれから習うものを見ることが出来てすごく良かったと言っていました。そして団体で発表したということもいい感動となったようです。 そういう面からも、皆さんの集団の力が今回のイベントで非常によく表れたことがわかります。この成功は一部の人の努力も裏にあります。特に実行委員の皆さんは非常に労力を使いました。この皆さんの協力がなかったら、多分これほどの成功はなかったと思います。世の中にはそういう特徴があります。いい結果には、必ず裏に努力があります。 そして、今回のイベントにご招待し、来て下さったお客様にもそういうことが言えます。アルプス歯科理事長寺川先生のご講演、日本テレビエンタープライズの石川取締役からはお祝いの言葉を頂きました。他にも三省堂書店の亀井社長、三五館の星山社長、春秋社の上田代表という皆さんとても忙しい方達ばかりです。でも、この日の為にわざわざ時間を作ってくれました。 今回の会は手作りの意味が大きく、そんなに贅沢はできませんでした。もともと商売の意味は初めから一切ありませんし、儲けようなどとは当然考えていません。ただ純粋に、こういうものをやっているというのを見てもらいたいという気持ちから始まりました。だから皆さんが努力するところは非常に多かったと思います。ご招待した方々もお金のために来てくれたわけではありません。実際は交通費も出していません。会の性質からそういうことになりましたが、これはもちろん今までのつきあいからそういうことが受け入れられているのだと思います。実行委員以外の皆さんもそれぞれの立場で全員が裏で努力して動きました。 また、この秋は指導員の第15期生を募集していますが、設立記念イベントの当日も14時から説明会を予定していました。ただイベントの都合上、いつもの内容はできませんでした。最後に少し行なっただけです。その前の20日の祭日にはNPOのレガスでのイベントがあったので、今年の秋はちょうどいい日程での説明会が一度もできませんでした。こういうことが重なり、はっきりいって15期生の集まりは良くなかったです。でもこういうイベントにより、違った形で少林寺気功の紹介ができたかも知れません。それに、今回の会の成功は実行委員を始め皆さん全員が努力して無償の気持ちで協力してくれて成功につながったといういいこともありました。 ただ私自身にとってこういう大変なことは運命ですから当たり前のことです。でも、人間ですから精神的な支えにより生きていますから、こういう成功があったからこそ将来に向かって続けていくことができると私は感じました。日本に来てから今までの11年間の経験の中で、大事だと思うことの一つは技術です。自分でよく頑張って練習して身についていく技術は必要です。もう一つは無償の努力です。何の為にと考えながらやるものではないです。この二つはどちらも必要で、どちらか一つが欠けたら世の中で何かを伝え教えるということは多分できないと思います。努力は必要なことです。皆さんが将来これから自分の仕事をやるとき、あるいは教室で教えるときに、この二つの点はよく覚えておいて下さい。どちらかが足りなければしっかり頑張って、そうすると絶対に自分の将来に役に立つと思います。 【頑張って下さい〜後悔の無い人生のために】2004.09.28 9月23日に協会設立十周年イベントが無事終わりました。 この歴史の中で、皆さんが練習してきたことが結果となって表われ、ご来賓の方々やお客様にも好評で非常にいい評価を得られました。団体武術や個人演武では、合わせる力と集中する力、各クラスによる気功の表演そして健身ダンスや基本の四段功とそれぞれのいい所が表現できたと思います。会員同士にもいい交流の場となりました。 準備のことも実行委員や各クラスの係の人はよく頑張りました。会議も何度もやり、それぞれが自分のできることを受け持ちながら、新しい期の人も古い期の人も自分のやるべきことを頑張っていました。イベントの表演練習も各期生皆が一生懸命やっていました。当日に出られない人も協力して頑張っていました。 これはやっぱりどんな事でも、しっかりやれば絶対いい結果が出るということです。もちろん外気や演武などは、やっぱり日常の長い練習が必要です。こういう発表の機会は、指導員に対して鍛える効果がありますし、すごくいい経験になると思います。 ひとつのイベントに向かって総合的に皆が団結していくことは、もっと気功や少林寺のものすべてに触れることができますから、いい状態だと思います。見てくれる方達も期待しています。 人間は世の中に生きている時には、やるべきことがいっぱいあります。 有限の生命の時間の中で、もっと社会的にいいことを、もっと人間にいいことを行なう事が必要です。あまりもったいないことをしてはよくないです。例えば他人の足を引張るなど。 一時的に成功を得ることができるかもしれないですが、でも自分の歴史の中で、死ぬ前にこういう事を思い出したら、多分後悔すると思います。 だから、自分はどんどん世の中に対して沢山いいことをして、その方が自分の生命はもっと充実します。そしていつか自分の人生をまとめて考えたら,ああ、自分は色々のことをやってきましたと、後悔はないと、そういう人生はいいなと思います。 【日常の成果】 2004.0916 最近は、協会設立十周年記念イベントの準備で、みなさん忙しそうです。 模範演武に向けての練習も、スケジュール調整をしてよく頑張っています。 練習してきた成果が表れるときです。 今年は、色々と予定があり、記念イベントもそのひとつですが、来月には、中国で行われる第1回世界伝統武術大会へ団体として初参加します。 「新気功理論」の本を出版する話もあります。 また、論文発表も今秋3件あります。第1回世界伝統武術大会での「伝統武術世界での広がりと技術訓練」、上海国際気功科学シンポジウムにて11月発表の「外気麻酔による抜歯手術と遠隔外気実験による外気の証明」と「気功による生命エネルギーの変化」 これは、今まで集中して作り上げてきたものが だんだんしっかりとまとまって形になり 世の中に出る時期が来たのだと思います。 ただ書くことが好きだとか、みんなの前や表に出るのが好きだとか そういうことではなく、長い年月の間、よく練功し、研究し、 勉強してきたことが、一定の時期になると表に出て行くのだと思います。 イベントもそういうことです。 ただ、イベントばかりやるというのは何の意味もないです。 やはり、常に毎日練習し、毎年教室を開いてきた、 そういうしっかりした日常があれば一定の段階になった時、 あるレベルに達しているのです。 万歩進むこと、マラソンを走ること、 万里の長城を登ることも目の前の一歩から始まります。 大きいイベントでも小さいイベントでも自分の始めの一歩が大事で、 これはしっかりとした一歩でないとだめです。 大勢で作り上げるイベントは、やはり個々がしっかりしていることが 大事です。だから各自頑張って下さい。 先日、気功の体験取材の模様を掲載してくださった 糸井さんのHP「ほぼ日刊イトイ新聞」では早速反応が出ているようです。 協会設立十周年記念イベントの抽選ご招待には、 すぐに10人以上の申込みがありました。(ご招待のお申し込み締め切りは、9/16、ご当選者には9/17直接ご連絡いたします。) こういう良い反応はやはり、「ほぼ日」ホームページのほぼ毎日更新を 継続している信頼からくるのだと思います。 自分のやるべきこと、修行や仕事、勉強などを 日々しっかりやっていくことは、表面だけ、言葉だけ、 形だけにこだわったり派手なことよりもとても大事です。 今回のようなイベントなど発表の為には、練習が大切です。 習っている期間が長い人も短い人も、そういう時に自分の成果が よく表れると思います。そして、このイベントは少林寺のことを まわりの人に伝えるいい機会になると思います。 少林寺の精神を教えてあげる、伝えていく、広めていく ということは修行になります。 それは言葉で言うだけではなく、 まず自分が実践することが大事です。 そこから何か学ぶことがあります。 【"ほぼ日"体験取材と協会十周年記念イベント】 2004.09.09 先週木曜日、コピーライターの糸井さんのHP「ほぼ日刊イトイ新聞」よりスタッフの方2名が取材にみえました。(関連記事は、こちらへ) 朝10時から健康教室の体験に続き、気功についての簡単な説明の後、協会の指導員も数人参加して、外気も行ないました。ある人は非常に敏感で倒れたり色々な動きが出たり、様々な反応があり、かなりの気を感じられました。1時間半ほど体験して感じたり思ったことなど質問も色々出てました。 そしてお昼は随園で一緒に楽しく食事をして終了しました。 後日協会宛に、よい体験だったと感謝の気持ちのメールが届いてよかったなと思います。 記事は10日に掲載されるようです。皆さん楽しみにしていて下さい。 今年、協会は設立十周年を迎えますが、記念イベントには「ほぼ日」読者の皆さんを抽選でご招待する企画もあります。糸井さんも友情と応援の気持ちを表わして下さっていて、とても感謝しています。 糸井さんのホームページは、やはりコピーライターですから、様々なニュースを現代的に伝えていくかたちが面白いです。以前聞いた時は、3万人とかあるいは5,6万人が訪れるとのことでしたが、どんどん増えて今は、1日10万人も来るそうです。いいホームページです。 「ほぼ日」とは長いおつきあいで、数年前、達磨キュアハウスに糸井さんがいらしたこともあり、 その後、スタッフの方達もいらして気功体験を記事にしたものがとてもよい内容で、たくさんの人に影響があったと思います。 お陰様で、応援してくれる人も増えてきて、協会もこの十年の間にだんだんといい形になってきました。 そして今回の様なイベントができるのだと思います。 イベントに皆さんが参加するということには、意味があります。 指導員コースの各期生、武術や各場所の健康教室など、色んなクラスの皆の交流の場となります。 先輩達の動きを見たり、後輩達に教えてあげたり、皆で協力して、今まで習ったものを形にして外に広めていくということは大事です。 ただ、自分の練習、技術、これを覚えたとかこれも出来る様になったとか、少林寺のものを習うということは、それだけではありません。 確かに、イベント当日は休日ですから、用事もたくさんあるでしょう。 でも、1日全部参加できなくても、午前中だけとか時間を作ってこのいい機会に皆さん参加できる様に頑張って下さい。 きっといい1日になると思います。 【少林寺気功協会 設立10周年イベント】 2004.08.23 アテネオリンピックでの日本選手がたくさんの金メダルをとり活躍しています。 本当におめでとうございます。スポーツはすばらしいです。 やっぱり、スポーツと政治は別々に考えた方がいいと思います。 さて、協会も10周年を迎えます。イベントが開催されますので皆さん参加してください。 私が日本に来て11年目になりますが、協会は設立10年目です。 去年の感謝祭から皆さんの希望でイベントを開催することになりました。 今までは、忘年会はありましたが、各期生が 集まって武術や気功の型を披露するものはありませんでしたので、この機会に交流を深めてもらいたい と思います。 そして、外部の方にも披露して、私達の日ごろの練功の成果を見ていただきたいと思い ます。 1500年間門外不出の秘伝の気功法と武術を今回は、一般初公開いたします。 また、硬気功と外気功も披露いたします。実際に会場では、気功もご体験いただけます。 ご興味のある方は、是非、9月23日(木・祝)に会場へお越しください。(お申し込みは、こちらへ) 【少林寺の精神を伝える】 2004.08.03 少林寺易筋経洗随功のテストがあり、全員合格になりました。みなさん、いろいろなものを教わってきました。技術面で、かなり大丈夫です。 しかし、「少林寺の精神を伝える」という面は今ひとつかなと思います。 これは、私の責任です。私がうまく伝えられなかった。これからは、 少林寺精神のことを意識して話していきます。指導員の教室でも、少林寺の礼儀を 重んじ、少林寺風、少林寺らしくしていきます。 【問題解決は、まず自らの心から】 2004.07.28 気功や少林寺の修業でも、私達の仕事でも、問題が起こった時にはどうすればいいか。 問題解決のやり方には、2通りあります。成功者と失敗者は、ここで決まるといっても良いでしょう。成功者は、内部から原因を探します、まず自分から反省することです。 それに対して失敗者は、回りの他人に原因を探します。自ら反省しようとせず外部の努力に期待します。 これが、成功者と失敗者の違いだと思います。 少林寺は、禅、人間の心の安定、自らを省みることにおいては、1500年間の歴史があり、世界でも認められています。世の中のすべてのものは、自らの心から生まれたものです。 コップは、上から見れば○横から見れば□です。でも、コップです。物事の角度を変えて 見てください。相手が理解できるはずです。理解する事が出来れば、問題も違って見えてくるでしょう。こういうふうに、話は簡単ですが実行することはかなり難しい。 なぜ難しいか? 人間の心です。自分自身の心です。ですから、いろいろな宗教が出てきます。 問題が起こった場合は、自分自身の内部、心に問い掛けてください。その方が問題解決は、早いです。協会も、こつこつしっかりやってきました。条件ばかり気にしていたらここまでなれなかったでしょう。少林寺との関係もそうです。日本に来た時は少林寺に対して、 何の期待も要求もしていません。努力して努力して、自然に少林寺に認められました。 ですから、始めに仕事があり、後から条件や何やらがついてくると思います。 まず、あれこれ、問題を抱えていないで、行動をする事です。行動すれば、また、見えてくる風景が変わってきます。その時、元の問題は、はるか後にあるでしょう。また、違った問題が出てくる。そうしたら、また、自分の心に問いかけながら、他人を批判・非難せずに、目標に向かって行動する。そうやって、自分自身の心に問いかけながら、道を進んでいけば、間違いはないでしょう。 また、その方が良い結果を生み、結果的には、成功の道へと繋がっていきます。 【基礎をことこつと積み上げる】 2004.07.20 中国にいる父から久しぶりに手紙がきました。ふるさとの方も暑くて、毎日37度くらいだそうです。 父は、毎日、朝5時半に起きて7時半位まで動功の練習をします。夜も1時間位座禅をします。健康状態はいいです。昔、調子が悪かったところも、最近の検査結果では良好のようです。 3,4年前、父の体の調子はあまりよくありませんでした。1度入院もしました。その時、私は、父に気功の方法を教えました。しかし、父は動く事は好きではありませんでした。本を読んだり、勉強をする方が好きでした。その時、親に対してすることはいけないのですけれども、大変厳しい態度で“気功”の練習を毎日するように叱りました。 症状としては、循環系、頚椎、手がしびれたり、父も歳ですから。この何年間か続けてくれた結果、調子が良くなっています。やっぱり、練功がいいか、悪いか、結果はやってみなければどちらが正しいかわかりません。身に付けるには、実行することが1番大事です。 いくら世界で1番いいものでも、実際に続けないと(継続)意味がありません。 少林寺のものも実際にやらないといけません。使用しないといけません。生活の中に溶け込むことが1番大事です。私も、いくら忙しくても、たとえば夜中や昼間の暑いさなかでも時間があれば練習します。 気功の事業を進めるにあたっては、自然のルールを守らなければいけないと思います。 そして、信念が必要です。少林寺のものを少林寺らしく伝えないとうまくいかないと思います。 協会では、今まで営業活動は、ほとんどしていません。しかし、マスコミからの取材依頼や出演依頼もあります。これは世の中のためにという信念と、基礎をこつこつ積み重ね継続してきたからだと思います。ホームページもありますが、私も含めてシロウトが作っています。でも、忙しい中みなさん協力して、「今日の言葉」「教室の風景」「今日の技」などを更新して、継続しています。 こつこつ継続していれば興味を持っている人は来てくれます。 基礎をこつこつ積み上げ、継続すること。これは、気功の練習だけではなくて、仕事や勉強、日常生活において、また、時には複雑な社会の人間関係においても大事な事だと思います。 何のことであっても、どんな困難に見えることでも、信念を持って、目標に向かってこつこつと積み重ねていけば、おのずと結果が出て、道が開かれるでしょう。 【自らの軌跡が、論文になる】 2004.07.14 11月下旬に行われる、上海気功研究所の気功研究発表会へ提出する、協会とNPOの2つの論文がそろそろ終わります。直接私が書くものには、武術大会のものがあります。これは、中国武術が日本でどのように広まり展開したかに興味があります。国の事情の違い、武術の流派の違い、日本に来て11年の歴史を振りかえっています。自らの道を振り返り、この道は真直ぐか、間違っていないか、どこがいいか、前進するだけでなく、時には、自らの軌跡を省みることは、大事な事だと思います。論文は実績、特徴がなければいけません。ある話、“頭で考えて手で書く”ではなく、“足で書く”といいます。「足で書く」とは、自分がたどった道が論文になるということです。中国武術の最高の団体がこれを認めるかどうかは、まだ分かりませんが・・・。 少年時代の武術は、とりあえず肉体的にただ動く。そして、今、この動きの意味、まとめを考える。中国では、6段位以下は技術を求め、6段位以上は動きの認識、意味、まとめを求めます。 【協会HPリニューアルのアイデア募集】 2004.07.08 共同通信社の副編集長より少林寺とNPOについて取材を受けました。NPOの目的、気功の疑問点など質問を受けました。編集長もよくホームページを見ておられて、内容の広さと深さを誉められていました。今のホームページはほとんど私の思う通りに作ったのですが、初めて気功に興味を持った人、少林寺に興味を持った人には、足りないところがあると思います。だから、もっと分かりやすく、面白さもある ものも考えています。他のホームページも見ていますが、内容はあまり多くなく、更新も少ないです。 そこで、協会のホームページをどういう風にするか、いい意見や、アイデアを募集しています。是非、提案してください。 さて、取材は2,3時間、おもにNPOと気功の社会的な認識についてでした。記事は、9月くらいになると思います。興味のある方は読んで下さい。 【直伝、少林寺気功を広く世の中のために】 2004.06.30 クロワッサンの撮影は、24日木曜日に白金台のスタジオで4時間かけて行われました。前半の2時間は撮影で、後半はインタビューでした。今回は初心者に対して、気功の基本と美容が中心でした。基本は、呼吸、站とう功、座禅、四段功です。そして、美容のツボ、気功の具体的な内容。気の理解と、気と美容の考え方をお話しました。全体的に評判が良かった。この特集を見た多くの人が、少林寺の健美気功、美容気功に興味を持ってくれたらいいと思います。 今は、協会の少林寺気功のクラスは、指導員養成のためのクラスが中心ですが、ここで学んだ多くの指導員たちが、自分の学んだ少林寺気功をこれから地域・社会で活動を広め、子供、老人、女性などより広い層の方々に“少林寺気功”が役に立ったらいいと思います。これから社会に出て行く指導員は、いろいろな面で少林寺気功が生かせるようにがんばる必要があると思います。私一人では無理ですから。 世界でブランド品はたくさんあります。少林寺もそうです。少林寺の名前やお坊さんの名前を使われて、世界で訴訟を起こしている例はいくつかあります。調度、北京のロイター通信のニュースで、中国嵩山少林寺が、世界80ヶ国で“少林寺”の名前を守るために商標登録を進めているという記事が掲載されています。永信管長は、私以上にお忙しくいつも世界中を飛び回っています。 興味のある方は、こちらをご覧下さい。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040629-00000262-reu-ent ある人は、少林寺気功を広めるにあたって、「少林寺気功」の名前を使わずに時代に合った別の名前をつけて広めようと言う人がいます。『大丈夫かなぁ。』と思います。ひとつの商品名としてはいいかもしれない。ですが、少林寺が真に伝えるものは、1500年間の長い歴史の中で培われてきたもっと深いものです。少林寺の気功を勉強するならば、免許や表面的な技術ではなく、少林寺の本質を学び取って欲しいです。私は、1500年間門外不出だった少林寺気功を直伝しています。私の体の中をみて、何を学ぶ必要があるのか考えてください。 そして、「少林寺気功」「少林寺武術」を自信を持って広めてほしいと思います。 【指導員活躍のチャンス】 2004.06.18 18日雑誌クロワッサンから少林寺気功について取材を受けました。8月10日発売号“漢方・中医学特集号”で、おもに女性に対しての健美、美容、ダイエットについてです。担当者は、ライターの佐藤さんの紹介です。今回の内容は、けっこう多くて4ページ位になりそうです。 中医学、東洋医学的な視点から、人間の美容と健康を考える《体年齢が若くなる》という特集ページを、私が担当する事になりました。初心者のみなさんが分かりやすくて、すぐに出来る内容です。気とは何か?実技で、写真による気功法の紹介、ツボの話もあります。 約1時間半の取材時間でした。24日(木)には、スタジオで4時間の約束で撮影と取材が行われます。健美が広まればいいなと思います。人気になったら健美の指導員は忙しいです。これからも本の出版などで、社会的に協会やNPOへの指導依頼が増えると思います。卒業された指導員はもっと研究してほしいと思います。 世の中、いいものは早くても遅くても理解されます。ですから、自らの技術を常に磨いてアップしてください。社会に応用するのは、時間とチャンスの問題です。まず自分にそういうものがあるかどうかが大事です。今、その他に護身術の本、新気功理論関係の本も進行中です。武術大会の準備、個人的な指導、今朝も4時5時位までかかって団体演舞の型が出来ました。 武術大会の中国側と日本側の打ち合わせ。双方とも初めてなのでどうすればよいかわからない。申し込みも一人で2つの種類に参加できる。この2種類をどのように理解するのか、少林拳は2種類できない。どうするか。5回くらい電話をかけてやっと決まった。NPOの論文も考えなければならない。私が書いている武術の論文もあります。NPOのその他のこともあります。それぞれの指導員もしっかりして、 担当の部署が仕上がればいいなあと思います。 今回の秋の旅行は満員です。50名近くです。この旅行がうまくいくように今一度よく考えます。 【第9回少林寺訪中旅行・武術大会】 2006.06.13 いよいよ今年の秋の旅行及び武術大会参加申し込み締め切りになります。 みなさん、いろいろな事情があると思います。中国でも、気功の練習、武術の練習でもそれぞれの教室で直接教わることはもちろん、外の世界で交流するのも大事なことです。 昔、養生の修練者、武術家も各流派との交流は良くあります。いろいろ経験して、他の良いところを身に付けてれば、結果として自分のいいものになります。 ですから、今回は、気功、武術に興味がある人は非常にいいチャンス、中国文化に興味がある人にもいいと思います。なぜなら、今回は、文化活動、お祭りみたいなものもありいいと思います。今回を逃すと、次回があるかどうかはわかりません。 北京では、雑技団見学も含めました。お仕事に都合がつく方は、ぜひ参加してください。 毎年2回は皆さんと少林寺にいきます。同じ所で、もう飽きたかなと思う人もいると思いますが、私は毎回ちょっとずつ違う感想を持ちます。協会だけでもたくさんの回数です。それ以外も少林寺に行きます。悟りとか、武術でも、気功でも、新しく感じられるものがあります。映画などのように2回3回と見たら飽きてしまった、というような物ではありません。歴史上残っているものはそれなり理由があります。 みなさんも、もし、条件が合えば参加してください。 【世界自然遺産の旅 】 2004.06.08 1週間協会を休んで、中国で1番景色がきれいな九賽溝と黄龍、峨眉山、楽山と4つの場所に行きました。今回は人数は少なかったですけれど全体的に良かったと思います。けっこう年配の人が多く、よかったと評判になりました。 特に九賽溝と黄龍の自然のすばらしさは、チベットに似ています。特に水のきれいさは、他にはありません。水の中に透き通る青や緑、映像が映っているような、世界的でも珍しい景色でした。自然の中の遊歩道を通り、採気功をやりながら歩く、非常に快適で、元気に感じられました。ただの観光旅行ではなく、心身の調節、自分自身と大自然のきれいな気との交流、日本の都会から大自然の中に入り、非常に気持ち良く、健康にいい。また、峨眉山、楽山では、古くからの仏教的な場所での気との交流も健康に役に立ちます。長い歴史の中で、残ってきた理由があるわけですから。今回の旅は、全体的に非常に良かったと思います。 来年の旅行のひとつの案は、シルクロードのトンコン、ウルムチ周辺。チベットはいかがですか? もし、ご希望の場所があれば連絡してください。 【実践する 】 2004.06.03 皆さんが、これをお読みになっている時には、私は、中国の山の中にいるでしょう。今回の旅は、世界自然遺産四川省にある九賽溝を訪ねます。ここは、映画「HERO」の撮影舞台となった場所で、エメラルドグリーンの湖が神秘的なところです。 指導員養成コースT第9期生の静功授業では、大自然の山や湖などをイメージしての採気功の練習をしました。今回、私が訪れる、九賽溝・楽山・峨眉山などは、大変気場の良い景観も美しいところです。世界自然遺産や世界複合遺産に登録されています。毎年、春と秋に訪れる嵩山少林寺の気場も大変強く、良い場所ですが、一度少林寺を訪れた事のある人は、別の場所を訪れて、その場の気の違いを実際に感じてみるのも面白いと思います。 中国には、「万見の本を読む」という言葉があります。厚い本の事を、“一見”というので、その厚い本を“万冊読む”という事ですが、でも、読むだけでは、ただ知識を得るだけです。 ですから、「万キロの道を歩く」という実践の方が、つまり“万の行動(経験)”をする事の方が、大事です。特に修業の世界では、実際に行動し体験することが必要です。 嵩山少林寺の永信管長の提唱する、現代人のための「生活禅」は、仕事でも家庭でも勉強でも、日常の生活の全てを修業ととらえ、これを実行することです。これが、現代人には、何よりも一番重要な修業だと思います。私自身も、今回の旅の中では、観光よりも、仕事が中心になると思っています。同行者は、皆、生徒ですから。皆さんがせっかく大自然の良い気の場を体験できるので、そこで、採気功や座禅、簡単な動功などを教えたいと思っています。皆さん教室の中とは、違った体験が出来るでしょう。そして、その実感を忘れずに、旅行を終えても、普段の日常生活の中に、是非、生かして欲しいと思います。 【第1回世界伝統武術大会参加について―チャンスを生かす】 2004.05.24 武術大会については、たびたび「今日の言葉」やニュースや教室の中でもお話していますが、ここ数日、北京や鄭洲の大会委員会の方といろいろ話をしました。実際、第1回世界伝統武術大会という事ですが、今回、私達の団体が参加できることは、ひとつのチャンスです。世界の武術との交流や大会観戦で武術の世界を知ることは、皆さんにとっても良い機会だと思いますので、出来るだけ参加をしたほうが良いでしょう。今回は、秋の少林寺訪中旅行も同時に行いますので、少林寺での管長立会いの認定式や達磨洞での練功も出来ます。また、大会参加者の少林寺訪問と見学に合わせて登封市の武術学校が市を挙げて、道路沿いに武術の演武を行ったりパレードの予定もあり、いつもの少林寺旅行とは、違った雰囲気を楽しめるでしょう。世界伝統武術大会は、そんなにあるものではありませんし、また、次回以降は、他国での開催かも知れません。その時の、参加の条件も違います。このチャンスを是非、皆さん生かしてください。 武術の競技に個人として参加するだけではなく、今回は、指導員コース卒業生も団体演武として「虎龍双型養生功」「羅漢神功」などでも大会のために型をアレンジして出場も可能です。また、出場しない方も、大会を観戦出来ますので普段出来ない勉強にもなると思います。 今回の大会は、オリンピックなどの純粋な大会ではないので、世界の武術のいろいろな表演を見ることが出来ると思います。武術は、武術の世界があり、気功は、気功の世界があります。どちらの世界も、いろいろと交流して、勉強をすることは、自分自身の成長のためにも良いでしょう。気功は、柔の面、武術は、硬の面。両方合わせて修得すると、身体の発展にもっと効果が出やすいでしょう。 それから、自分自身のレベルに自信がない方もいると思います。協会の武術クラスは、まだ、開講してから年数が少ないですから。しかし、長い目で見れば、他の世界の人や武術と交流することで、自分自身の将来の目標も見えてくると思います。 協会会員以外の方も、参加出来ますのでご興味がある方がいらっしゃれば、是非、ご参加ください。 競技出場・観戦者ともに受付いたします。 また、今回は、武術の論文発表の機会もあります。時間があれば、この、武術の論文も出したいと思っています。今は、NPOでも旅行でも本の出版でも忙しく時間が無いのですが、チャンスがあれば、良い機会ですので武術の論文でも参加したいと思います。どなたか、興味を持っている方があれば、論文も募集します。皆さんそれぞれが、この、チャンスを生かし頑張って下さい。 【第1回世界伝統武術大会参加について1】 2004.05.17 今年の10月16日〜20日に、中国河南省鄭洲市で開催される第1回世界伝統武術大会には、全日本少林寺気功協会とNPO日本少林寺武術気功連盟として正式に参加致します。外部の大会に参加をするのは、初めてのことです。今回、参加を決定した理由は、開催地の鄭洲市が調度少林寺の近くで、時期も毎年秋の少林寺訪中旅行の時期だったからです。もうひとつの理由は、他団体や他国の武術も観て交流したいからです。今回の参加に関しては、競技の成績にはこだわりません。なぜならば、元々伝統武術は、形だけを競うものではないですから。一度体験して、様子を見て、これも楽しいことと思います。 試合形式で武術のレベルを表すものではないです。少林寺のお坊さんは、ほとんどこういった大会には参加しません。何故か?採点の基準が違うからです。こういった大会の場合は、審査の基準は、世界統一されています。これも仕方がない事です。試合形式でないと、みんな集まって、表演するのは難しいですから。国としては、スポーツの形としてとらえて、スポーツの試合の形を考えました。もちろん、武術のもっと深いところ、あるいは、広い意味もあります。ですから、私達は、今回、とりあえず参加してみたほうがいい。もし、成績がよくなくてもレベルが低いという訳ではないと思います。 また、11月20日〜22日に上海中医学大学で行われる気功研究発表会、交流会があります。今、協会とNPOの研究班で2つの論文を発表し参加する予定です。 このように武術でも気功でもいろいろな交流に参加します。武術選手として参加する以外に大会を見学することも出来ますので、いつもの少林寺訪中旅行とは違います。武術だけではなく、集団表演では、虎龍双型養生功と羅漢神功を武術大会用にアレンジしての参加を考えています。武術教室に参加していない、指導員の皆さんも、良い機会だと思いますので、是非、参加してください。 〔お知らせ〕 大会委員会へ名簿提出の関係上、大会競技参加希望者(個人・団体)と参観希望者の申込受付の締切は、6月13日(日)となっております。名簿登録の関係上、後からのお申込は、受付できませんのでご注意ください。また、お申込後の変更・キャンセルは、8月20日(金)まで出来ますので、ご検討中の方は、お申込書をご提出ください。 (武術大会参加について詳しくは、こちらへ) 【リーダーの役割】 2004.05.11 気功の練習でも、NPOの活動でも参加される人は、さまざまな状態、いろいろな意見能力があります。一般の場合はどこで、どういう風に統一している、たぶん、私の経験や歴史から、気功の練習としては、ある人は少し動作はうまい、ある人はあまりうまくない、年齢も違うが、気功の効果が出なければならない。その場合は、一定のレベルを保つ為に低いレベルの練習の時にやりやすい形をよく練習したら、高いレベルと同じ効果が出ます。 これが仕事や事業では、団体行動の時、目標を立てる時、高レベルか低レベルがいいか、これは、高レベルにあわせた方がいいと思います。なぜか、低レベルに合わせたら、目標はいっこうに進まない。気功の組織も同じです。日本にある何千何万の組織のなかで,どう目標を達成するかは、組織の教える方法、人気かどうか、この人気かどうかは、組織の行動のレベルで決まります。集団の行動では、人気のうまい方が残ります。 低レベルの方は、なくなっていきます。これは、自然の流れです。歴史からも、いいものは残り、悪いものはなくなります。組織の中の意見の違いがある場合、優秀な方、高いレベルの方に向いて行動してください。無理なことは必要ないですけど多少出来る位までやって、その方が人間元気が出る。ある人、目標もない、やる気がないそういう人は、精神が落ち込み、いろいろ問題が出て、体も調子がよくなくなる。人間は精神と肉体は統一です。この精神は、前を向いた方が元気です。 ですから、組織のリーダーは前を向いていなければならない。前を向いてみなさんをつれて行かなければならないと思います。リーダーがみんなのしっぽになると、やりやすいところ、簡単なところ、目標の低いところを選択し、組織の生存力が低くなると思います。 少林寺も歴史上有名なのは、武術の訓練と禅の修練が非常に厳しいからです。世界で1番厳しい。高レベルの武術。高レベルの修練。この厳しさが、一般の興味をひいて日本のマスコミなども来ています。歴代のお坊さんが努力して、館長が高レベルの修練を要求したからだと思います。7期生、8期生、9期生、10期生の時の館長の話で、協会のみなさんに対しても少林寺の気功を禅宗のように伝えてくださいと希望していました。 これは、前向きの姿勢でないとただの健康法であって、広めることは出来ないと思います。昔、道元は何回も中国行き悟りを開き、帰って広めるということは命がけです。他の流派から命をねらわれました。それでも、世の中に広まったことは、やる気と高いレベルの方法が必要だったと思います。 【NPOでも一流を目指して】 2004.05.03 最近は、NPOの話が多いですけれど、それは、NPO会員以外も分かるようにする為です。 組織も立ち上がりました。気功研究部、指導部、広報部、営業部、事務部門です。さまざまの人が、自分の能力と興味で各分野についています。各部門の責任者を中心にいいアイデアを出して動き始めました。ホームページも製作途中です。指導部も指導計画と講演会も考えます。広報部は、ホームページ以外に営業に必要な資料も作成中です。 ある人、"これは、少林寺に入った本来の目的ですか?"と問われる。しかし、入会した多くの人は、"将来たくさんの人に伝えたい"。と思っている。自分だけの健康法ではなくもっとたくさんの人に、この健康法を伝えなければならない。この考え方がなければ私も日本に伝えなかったでしょう。入会された方は、この気持ちと余裕があると思います。それを、いい方法で伝えるには形が必要です。ですから、NPOを利用して少林寺の健康法を伝えていく。少し事務的に時間がかかりますが、出来上がれば、効率がよくうまく世の中に伝わるのでいいのではないかと思います。 その国の事情と環境に合わせることが必要と思います。老人ホーム、学校、企業等、直接出向いたり、インターネットでも通信教育でも、いろいろな形が可能になります。しかし、この形が出来るまでいろいろ準備が必要です。そのために、いろいろな人が動く必要があります。出来上がれば、スムーズに行くはずです。自分のやりたいことではなくても、得意なことではなくても修業としても必要です。 ある期生の授業でも話しました。いつでもどんな事でも修業として受け止めて、そうすれば、最後はすべて修業になります。練功と同じです。ボランティアでも、仕事でも練功として、受け止めれば、面白く進められると思います。そして、やるのであれば、NPOとしても一流に。指導も他の部門も一流で、高いレベルで出来ると思います。当然、会員の人は、直接私と面接をしていますので、それぞれの人は、才能があります。ようは、リーダーの私の導きが大事と思います。 中国のことわざで、だめな兵士はいない。だめなのは将校です。というのがあります。今も、各部門のリーダーががんばっていい案を出しています。いい結果が期待できると思います。 【少林寺気功とNPOとの繋がり】 2004.04.26 NPOへの参加希望者は、現在も募集中です。これに対して、いろいろな人の、いろいろな考え方があります。少林寺気功とNPOと、どのような繋がりがありますか。 私の耳に入った1つの考え方は、少林寺気功という秘伝的なものを、すばらしいものを、なぜ、そんなに安く、ボランティアで、提供するのか。という疑問がありましたが、少林寺のものは、"いくらで売れる"と表現するものではないですから。NPOという形で少林寺気功を広めるということは、少林寺の価値を低くすることではありません。まず、少林寺気功が社会に認められる事が大切です。特に東洋的な考え方では、良いものは評判と印象とイメージが大切です。少林寺ファン以外の人達は、少林寺って?どういうものですか?関節技?拳法?などとなんとなく思っている人々は、かなり多いと思います。全然知らない人たちに伝えるには、一定の形とイメージが必要だと思います。私の個人的な経験でもありました。ある人は、「秦先生は、最高師範という名前だけでも売れるでしょう。」と言いました。しかし、現実は違っていました。始めの頃の仕事仲間、各分野の方、この10数年の間"少林寺の秘伝"というだけで、売れたところは、ひとつもありませんでした。例えば、川口でも世田谷でも始めの頃は、全部無料です。交通費も自分で払いました。98年の第1回少林寺気功大会も300人位来ましたが、全部無料でした。 そして、邱永漢氏との仕事の時も初めはそうでした。私の気持ちとしては、お金はもらえないです。 だから、何年も一緒に仕事が出来ました。ですから、私が思うに日本人の感覚は、ひとつ、"持っているものがあるかどうか。"もうひとつは、"その人の信頼性。"が非常に印象に残ると思います。 少林寺のものは、価値がある。素敵である。とまず、広く社会に知られること、そして多くの人々が興味を持ち実際に少林寺気功を体験する機会を作る事。そして"もらう"ではなく"あげる"の姿勢でないと、将来的にももらえないのではないか。と考えます。 もちろん、私の気持ちとしては、みなさんがんばって、時間もお金もかかって、よく修練してくれている。ですから最後、将来は、出来れば職業として何も役に立たないではなく、"役に立ちます。"ただ、流れとして日本は、日本の特徴があります。私は、日本人ではないですけれども、10数年間の経験から言える事は、やっぱり"あげる"気持ちがないと失敗が多いという事です。気功を教える。治療することは、技術だけではないです。人間性と回りの環境、総合的な評判が大事と思います。 【教える方法】 今、どんどん指導員が卒業して、社会に出ています。そこで、どのように教えるのが良いか? 日本人の先生と中国人の先生の大きな違いは、日本人の先生は"形"にこだわります。中国人の先生は、"中身(呼吸、イメージ)"にこだわります。 少林寺気功の場合は、厳しい要求はかなり厳しいです。たとえば、站とう功では90度で30分から1時間。でも大きな話、少林寺は全人類が健康になるものですから、教える相手、個人個人の状態に合わせる。これは、私の日本での経験です。指導員のコースに来る人でも、少林寺の御坊さんになるつもりではないのですから。私達、教える側の立場としては、やはり相手の都合、環境に合わせないと長く続かないと思います。だから、教える時は、できる範囲に厳しく要求します。でも、限度を考えて。 教えるには、非常に高い心と技術がいります。私もいろいろ観察しました。人気のある教師は、生徒に厳しい要求は、あまりしません。生徒のこと、気持ちがよくわかります、だから生徒が喜んで教えを全身で受けられることが出来る人です。 気功は、外部もあるし、内部もあるし、技術もあるし、パワーもあります。だから、注意しなければ、ある所だけ教えることは、将来、失敗になると思います。そして、師範する場合は、標準動作で自分に厳しく。あるひとは、形はすごくきれい。あるひとは、中はすごく深い。あるひとは、すごくパワーが出ている。といろいろありますが、できるだけ総合的に身に付ける事が大事だと思います。 みなさん練習しながら、いろいろ研究して、理解して、深いところに入っていくといいと思います。当然、やる気とたくさんの練習が大事です。よく考えて、よく悟って、よく練習して、効果が出るようがんばってください。 【少林寺の奥深さ】2004年4月19日 前回は、旅行の話をしました。今回の旅行で、ある人は、静功の授業(瞑想)の時、あまりわからない、全然感じられない。一生懸命やっているのですけれども、あまり感じられなかった。今回のオプションの時、あるお寺の中で座禅をしたそうです。そうしたら、急に涙ぼろぼろして、非常に感動していました。 こういうことは、少林寺の旅行では、よくあります。これは、気功の練習でも修業でも、自分の努力や方法だけではなく、どこの場所で練習するか、自分に合う、気の強い場所でやるか。ということも大事です。だから、昔から、お坊さんと修行者は、あちこちの場所に行きます。これは、自分に合う場所と師を探すためでした。急にその場所で、悟る、上達することは、よくあります。ですから、少林寺への旅行もそういう意味があります。崇山は、中国の修業の世界では、非常にいい場所です。霊気が強い、気が強い場所がたくさんあります。その中で、自分に合う場所を探して、練習してください。それだけでも旅行の意味があると思います。この他にも、いろいろな体験談や、写真がありますので、みなさん、ご覧になって下さい。(旅行レポートは、こちらへ) 修業、特に気功の練習の場合は、面白く、難しい事もあります。やっている人は多いですけれども、出来る人は少ない。健康法として身に付けるのは、大丈夫ですけれども、本当の少林寺の文化を理解するのは、かなり努力しなければならない。少林寺の旅行で、現地で体で気を体験する。もうひとつは、社会的に応用すること。世の中の技術でも、芸術でも、本の中の具体的な記述だけではなく、頭に、いい知識や勉強を入れても、社会に応用できるか。社会に還元できるか。少林寺のものも同じです。 自分の教室だけではなく、社会に向けて活動しなければならない。卒業した人達もいろいろなタイプがあります。ある人は、体の素質はけっこういい、覚えは早いし、体も柔らかいし、動作は標準、教える時もよく説明が出来る。でも、なかなか社会的には、自分の思うようには、なかなかできない。 そういうことで、なんとなく足りないところはあります。だから、卒業した人は、自分には、どこが足りないか探してください。社会にどういう風に結びつき、自分の知識と魂は、社会の中に溶かして、溶化する状態ではないとたぶんうまくできない。技術だけではないですから。ハリウッドでも世界に有名な俳優、女優も演技の時に自分の表現だけではなく、役の中に染み込んで、心をその中に投入しないと一流の ものができない。ある人は、見て、技術はうまい。でも、一流にはなれない。一流には、もっと社会から習わないと。もっと深いものがあります。少林寺は、奥が深いと思います。 【少林寺から戻って】2004年4月12日 少林寺から無事に帰ってきました。1週間休んでごめんなさい。今回の旅行は、予定通りに終わりました。9期生の時のように急な予定変更は、ありませんでした。行く時も順調で、館長も予定通りに時間を作ってくれました。夜行列車で、食事して、高速道路もきれいに整備され、早く、便利でしたが、土曜日で、少林寺の手前で結構混みました。そのため、少し遅れて、到着しました。 管長は、もう待っていて、副管長が、玄関まで迎えにきていました。今回は、非常に熱心で親切でしたし、満面の笑みで迎えていただきました。これも、先輩達、8期生、9期生もよくがんばったからだと思います。さっそく演舞に入り、管長から熱烈なお言葉をいただき、結構、いい評価を頂きました。 管長の話が終わり、写真撮影をしました。その後、すぐ食事の時間です。今回の食事も、前回と同じでお坊さんと一緒に食べました。今回は、2回目なので注意事項をみなさん知っていて、食事は、少林寺の要求通りで残す人は、一人もいませんでした。その後、副管長は、私たちのために願望達成に効果のある観音様のお経をあげてくれました。そして、一人づつ線香をあげ、お守りをいただきました。 そのあと、副管長とみなさんで禅の話をしました。今回の話は面白かった。みなさんが、一番聞きたい内容を質問して、副管長が答えました。詳しくは、「旅行記」で読んでください。 午後は、自由見学後、塔林に行き、座禅をしました。みなさん、とてもいい雰囲気でした。そして、達磨大師の達磨洞に登りました。その時に、今回は、撮影もなく、達磨洞で1時間以上、しっかり座禅をしました。これは、みなさん、とてもいい経験になりました。 帰りは、少し遅くなりましたが、帰ってから第1日目のお祝いパーティと誕生パーティを行いました。恒例の大きな大きなケーキも出ました。誕生日の人を中心として、楽しい時間を過ごしました。 日程は、いつもと同じなんですけれど、参加者一人一人の個性が出て、なんとなく、いつもと違う風に感じられました。おおらかな人も多く、良く笑いました。 2日目以降のことは、「旅行記」を見てください。毎回、同じ旅行でも感想と体験、みなさんの表現がいろいろあります。その人の修業のレベル、人間性と、ある意味すべてを表すことができます。なぜかというと、1週間は短いですけれど、集団行動、一緒の生活、一緒の食事、一緒の休み、一緒の修業。普段は、練習だけが一緒です。今回は、それ以外が見えると言うことです。普段は、あまり話さないでも中身のすばらしい人もいます。また、ある人は表現に何か有る、修業足りない。でも、本人は、気が付いて、これからの努力の目標になるでしょう。 だから、今回の旅行は自分の鏡となり、いいことと思います。 【NPOに参加しましょう】2004年3月29日 そろそろ、10期生の少林寺旅行の準備が整ってきています。 みなさんも春になり、冬眠のあとで、生き生きした気を表しています。 また、NPOの件は、非営利団体ですから、参加する人は個人的な意識とボランティア精神が大事だと私は思っています。初めての会員は募集の中から選ぶということになりました。全日本少林寺気功協会の会員以外でも制限なく募集します。 少林寺の気功健康法と、少林寺の精神を世の中に伝える。特に体が弱い人、精神が弱い人に伝える。これを、ボランティアでやりたい人ならどなたでもいいです。私も含めて、この精神は大事です。そういう意味で、平等に募集します。 そして、少林寺の精神、少林寺の技術を持っているかどうかは、少林寺気功、武術を含めて、私がチェックしなければならない。長い人で7、8、9年、短い人で半年、1年ですが、修業の結果を表すチャンスです。 ですから、やる気のある人は、どんどん申し込みをしてください。しかし、忙しくて時間の作れない人は、無理しなくて大丈夫です。 【形と実】2004年3月22日 NPO法人の設立については先週も掲載しましたが、申請に関する手続きはよく調べて順調に進んでいます。各教室の代表―とくに先輩たちの意識も手伝って、その関係の活動と打合せも順調に進んでいます。 実際、世の中においては、何の組織の中においても、よいところとよくないところがあります。もし、そのよいところを利用して足りないところを防いでいけば、うまく進んでいくことができます。 もう一つの話としては、仕事をやるときに―とくに少林寺のものを世の中に伝えるときには、形だけを重視するのではないということです。もちろん、よい形で有効に伝えることはできます。しかし、すべてのものは形だけが決めるのではありません。 世の中で、実際にこういう組織をやりたければ、本当によいものは形がなくてもどんどん伝わります。逆に、もしやる気なければ、自分が仮に形をとったとしても、形だけであって最後は何も進まないでしょう。 ですから、このような場合にいえることは、形をつくると同時に具体的な内容を充実することが大事だということです。とくに、自分の修行することについては、もっと覚えてもっと身につけることが重要です。 2年前まで、協会の方針の中心は「育てる」ということでした。指導員を育てるということです。ですが、2年前からは、育てること以外に、卒業生の皆さんが身につけたものをどこで「応用し実践するか」ということについても考えを巡らせてきました。実際に、今も、何10ヶ所のスポーツセンターや各地域に気功や武術の指導員を派遣している実績をもっています。その実績の上で、よりその流れに合う形をと考えた結果が、今回のNPO設立に至ったのです。 ですから、実際に形があっても形を強く見すぎるのではなく、主に自分は何をやりたくて、実際に何をやってきたということが大事なことだと思います。 世の中で、できる人は形がなくてもできます。できない人は形があってもできません。ですから、まず、私たちは何をするにしても、自分の技術でも、精神でも、あるいは日常の仕事においてでも、いちばんよい結果でいちばんよく頑張って全力でやることが第一なのです。おそらく、そうでないと何の形であってもよい結果はでないでしょう。もちろん、当然よい状態・条件が揃ったら、形もいちばんよい形ができます。それは、もちろんよいことです。 ですが、ここでの私の話は、形と内容のどちらが先かとしたときには「内容が先」ということです。 やはり、その修行においては、本人の実力と努力と素質がおそらくいちばん先だと思います。それは、形が左右できないことです。 世の中のすべてのことは、人間がやった結果なのです。ですから、こういうことに興味のある人はもっと頑張って形にこだわらないで行なっていくことが大切だと思います。 【NPO法人化へむけて】2004年3月16日 NPO(Nonprofit Organization:民間非営利組織)法人化へむけて 〜全日本少林寺気功協会とは、別組織です NPO法人設立の構想は、以前からあり 現代社会の潮流からしても、これは自然な流れであるといえると思います。 少林寺気功のすばらしい健康増進効果を、一人でも多くの人に伝えたい。この想いは、卒業生や、現在指導員コースで日々修練している皆さんも同じことでしょう。 しかし、個人での活動には、限界があります。そこで、「少林寺気功」をもっと一般の人に体験してもらうために、また、自分の健康のためだけではなく「人々に教えたい」という卒業生のためにも、社会貢献活動を行う団体を組織しようと思っています。 【不動心〜本当の「強さ」を】2004年3月9日 もう、そろそろ春になります。春は、木です。 この季節は、木に対応する五臓六腑は、肝臓、胆、目、筋。これらは、気の活発な状態です。活発な結果は、それらの臓器は、伝染病、病気になりやすいので、気をつけてください。 もうひとつは、練習のときに、東を向いて、青い色の気をイメージして、すっぱい物を食べることがいいと思います。 気の素質は、春と夏は、人間の陽気を育てる季節ですから、よく練習して、陽気を強くして、人間の体は、たとえば、冷え性とか、寒気とかは、血液の循環の問題だけではなく、気の質、特に陽の気が足りないということです。この陽の気は、一般の気功の練習でもいいですが、時期は春と夏が一番いいです。これは、気をつけてください。 さて、ある人は、会社で、ストレスがたまる。上司からのきつい言葉に、どうすればいいか、非常に悩んでいました。その環境にどのように対応すればいいのか、ひとつは、実績を上げて、上司にすきを見せない。ひとつは、気功を練習して、上司の言葉を、受け止めない。流す。心のコントロールを身に付ける。 世の中は、すべてがいい気持ちの事は、ありえません。何か事があってもよく対応して、相手の語意の所は受けて、自分にとって気持ちの悪いところは、流して、心にマイナスの影響がないようにしてください。 これは、修業している人と、していない人の違いです。 これは、心の耐えること。肉体も同じ。体力の強い人、筋肉の強い人は、人よりも重いものを持てる。登山も同じ。これ位の高さを、これ位の速さで、人よりも登れる。これは、体力があります。精神力も同じ。これ位のことは、人よりも受けられる。これは、精神力が強い。 世の中、正しいと正しくない。これは、相対です。立場が変わると正しい、正しくないが言えないところがあります。人によって、その人の人生観等で、正しい、正しくないが言えないことが、結構多いです。自分の立場で、特に、会社と個人はよくあります。 つまり、違う場合にどうするか。違うとき、どのように受け取って、乗り越えるか。これが大事です。 人間の強さは、自分と環境、関係と立場、もし自分が、違う立場だったらどうする。相手に要求ではなく、自分から行動する。これが大事だと思います。これができれば、どのような環境でも大丈夫だと思います。 これには、心の修業が、大事。禅では、心を動かさない。どんなことがあっても自分の心は、平常で。平常ということは、仕事をやらないとかではなく、仕事をやって、環境と自分がぶつかる時に、環境の為に乗り越える、あるいは、心にショックを受けないように。 「正しい。正しくない。」ではなく、どんな環境でも、自分の心を強くして、不動心で。本当の「強さ」を。また、人に相談した時にも、同情や、慰めや、おせじをされるだけで、悪い結果しかでません。 【気持ちは条件をこえる】2004年3月1日 みなさん、そろそろ春を迎えますが、この時期は風邪や伝染病になりやすいですから、体に十分気をつけて下さい。 昨年ホームページでもご紹介しましたが、協会には、アメリカのアラスカから最近休みをとって日本に戻っている人がいます。 アメリカでは16〜17年間生活していましたが、去年までは秘伝動功の鶴功三十六式をよく頑張って試験に合格しました。 今回は、また、虎龍に挑戦して11期生の教室に入って頑張っています。(前回記事は、こちらへ) やはり、遠い場所の人がこういうことをやる場合には、大変な状態のようです。 まず、アラスカにいるため、普段授業に出席する時間がとれません。もし、時間をとって日本に来ても、自分の用事もたくさんあります。 ですから、自分で時間をよくつめて教室の時間と合わせて、授業に出ています。そうすると、自分の練習時間をよくとって、 できるだけ自分の時間を合わせて練習をします。そして、だいたい覚えているもの、もっているものをアラスカに帰ってから、 一人で毎日こつこつと練習して最後のテストを受けます。本人の気持ちも、できるだけ11期生についてやりたいとのことです。 それは、私の目から見ていても大変なものです。実際、本人はアメリカで治療もやっていますし、空手も習っているのです。 ですから、ここでいえることは、やはり、人間の場合は、勉強でも、練習でも、健康でも、修行においてでも、 要は自分の気持ちと精神と努力が決めるということです。 本人に本当にそういう気持ちがあってやる気があったなら、頑張って時間がなくても時間をつくります。時間がなくてもできるし、 遠くてもやります。逆に、本人に気持ちがなければ、どんなに近くてよい条件があって時間があっても、そんなにはやらないでしょう。 ここの教室では、その人と比べて、かなり条件のよい人が多いのではないでしょうか。ですから、そのよい条件を十分に利用してよくやったほうがよいと思います。 実際、昨日の14期生の説明会でもそのような話をしました。 今は、アラスカから通っている人のほかにも、もう一人ニューヨークから通っている人がいます。先日、8期生のある人は、 出張でニューヨークに1週間滞在した時に、その人に会いました。その人は、永住VISAももっていますし、よい仕事ももっています。 その上、本人はいろいろ習いたいとのことです。以前の話では、その人の希望として、 仕事をやめて2〜3年間はこちらに戻って東京の指導員コースや武術をやりたいとのことでした。 ほかにも、台湾から毎月通っている人もいますし、長崎、大阪、北海道、福島など全国各地からよく通っている人も多いです。 ですから、私自身の感じとしては、近い人はもっと頑張らなくてはならない (ある人は、もちろん忙しくてもよく頑張っていますが)と思います。 そして、また、こういうことを見て、私自身ももっと頑張って、皆さんによりよいものをよりよい条件で教えて、 皆さんが続けていけるように頑張りたいと思っています。 【真髄の伝道】2004年2月25日 ある指導員との雑談で、ある患者さん、その人は、日本の大きな太極拳の組織で毎年行われる大会に参加しています。そのチャンピオンでも気の流れについては、ぜんぜんわからない。今、体操みたいになっている。これは、日本で広める方法は、オリンピックの形、西洋の試合の形にすると、組織は、大きくなる。もともと、太極拳とか中国武術を作る時に、その時代の条件とか、気の要求、意念の要求、心身統一の要求がある。でも、日本に伝える時、どういう風に広めるか。ただ、広めるというだけの考えでは、中身の方が変わってしまいます。これは確かです。 世界チャンピオンでも気の事は、わからない。試合の表現で、動作が正しいこと。これは、当然です。試合の為に、一生懸命、細かい動作のチェックをするのですから。体操みたい。でも、同じ動作の練習でも長い時間をかけていったらだんだんと身体の中の気の流れは、変わるでしょう。 また、ある人は、試合をやっている選手と、最後に出た中国からの選手の表現を比較したら、ずいぶん違う。と言っていました。これは、ある意味、当然です。目的が違います。つまり、正しい判断は必要です。でも、相手に要求するとかは、必要ないです。 このものは、このレベル、この存在の条件は、この植物は、この土に合うものです。 だんだん、武術的なもの、伝統的なものは、世界に広まるうちに、その真髄を伝えられなくなるのは、 確かな事実です。管長も少林拳がどの方向に行くか危惧しています。 広める事は出来るかもしれない。でも、生まれるもの本来としては、悲しいかなあ。と思います。形はその環境に合わせる必要があるかもしれないが、真髄をなくさないことも大事だと思います。 【泥の沼にも蓮は咲く】2004年2月18日 事業の成功、個人の理想の実現は、自分の精神と努力。日本は不景気で、会社、銀行等、大変な時代です。でも、一方で順調に業績を伸ばしている企業もあります。私は、日本で生活するようになり10年になりますが、日本のテレビの報道やニュースが、正しいかはわかりませんが、自分の周りをみて、うまくやっている(順調に)人は、自分自身の努力、精神力が先です。 たとえば、Iさんとは、仕事でお付き合いがありますが、プロのコピーライター、ただ頭がいいだけではなくて、まず、がんばる。表面は、楽しそうですけど、ほとんど寝ていない。がんばっている。スタッフも、1日17、18時間とか働く人が多いです。終電になったり、泊まったり。だから(その努力の上に)、I新聞で、毎日60万人もの人がアクセスしています。 もうひとり、Qさんも、非常にがんばる。何十年間も毎日、2ページの原稿を書かなければならない。いろいろな分野で、活躍しています。誰でも頭は、ひとつですが、脳を良く使えていますので80歳も近いですけど、元気で事業も順調です。 もうひとつは、Kのスタッフです。全体で、10人位。ここも365日休みはない。よくがんばって、世の中に認められました。 だから、どんな事でも、「精神」が大事。そして、「やる気」「実際の努力」です。心だけ、想像だけでは、何もできないですから。 気功の練習、そして、生活禅と実際の努力。 周りの環境に左右されず、皆さん自身の美しい蓮の花を咲かせて下さい。 【春の少林寺旅行と中国世界自然遺産の旅】2004年2月8日 そろそろ10期生の旅行の準備に入ります。面白く、意義のある旅行にしましょう。 日本は、世界でも1番、旅行が好きな国に入るでしょう。私が、日本に来た頃には、いっさい旅行のことは考えなかった。でも、自然の要求によって、だんだんそういう風になりました。でも、協会は、旅行会社ではないですから、おもに少林寺中心になります。少林寺の場合は、中国の中心、田舎ですから、交通は、昔よりはいいですけど、あまり便利じゃあない。だから、一般の旅行会社は、手配など、なかなか難しいところがあります。協会は、少林寺のもの、すべて教えて、紹介するということですから、知識と精神、自分の目で、直接、少林寺を見て、武術学校を体験して、これは、たいへん意味あることと思います。だから、協会の旅行は、得意分野のところでする。もう、協会の旅行は、今回で8回目になりました。毎回毎回、内容は、多少違います。でも、おもに少林寺の深い交流は、他のところでは、できません。管長と皆さんとの交流、少林寺での演舞、禅の話し、座禅、武術の体験等、他のところでは体験できません。 おかげさまで、評判はいいですけど、毎年毎年、何か新しい物を取り入れようと考えています。以前は、少林寺だけ。今は、残った時間を有効に利用して、皆さん忙しいですから、協会の人は、仕事を持っている人が多いですから、時間をとるのが、大変ですから、できるだけ、有効に利用することを、有意義になるように、考えています。もし、よければ、このチャンスを利用してください。 今回、10期生は、動功指導員認定証を頂くと同時に、6期生までは、外気師コースが修了し、気功師認定証を頂きます、好きな人は、ぜひ、もう一度参加してください。 それから、今年の旅行は、5月末から6月始めにかけて九寨溝の旅行もあります。九寨溝は、映画ヒーローの撮影地としても大評判。映画の中では、武術の内容もいいですけど背景も印象に残るでしょう。その場所が、九寨溝です。中国でも、ナンバーワンといえるほど人気の場所です。今回は、九寨溝と黄龍、蛾眉山、楽山大仏です。これらは、すべて、世界自然遺産です。1週間で、4つの世界遺産を見ることは、楽しいことでしょう。仏教の聖地と、自然のすばらしい景色。時間があれば、是非参加してください。 もし、日本の室内練習は、習慣と情感ですから、旅行の時に採気法、気と交流する方法とかをこういう自然界で、気の上達とパワーの交流の効果はあるでしょう。 【最近の出来事2】2004年2月3日(追記) 1)自分の思う通りではなくても、いい結果が出る時がある。 先日放送された、日本テレビ「世界まる見え!テレビ特捜部」の担当者からお礼の手紙が届きました。放送後、視聴者からの評判が良かった、とのことでした。協会の中では、私の出番が少なかったという声の方が多かったのですけれど。前にもお話した通り、周り(テレビ局)の環境に合わせたのが良かったと思います。 他に、関西のテレビ局から、私に一人(タレント?が)付いて、5日間位武術を修業する。私のプライベートも取材する。という企画があったのですがお断りしました。こういう話が、最近多いのですが、本来の仕事を優先したいと思います。 2)中国少林寺周辺の武術学校と、気の流れを伴う武術について。 少林寺周辺の武術学校は、現在60〜70位あります。その中には、いろいろなレベルの先生達がいます。1年前、登封市の市長李さんと武術学校を管理している体育局の局長張さんと外務局長の李さんと会う機会がありました。その時、彼らは私に、武術学校の将来をとても心配していると話していました。どの学校の先生も、自分自身が1番と思っています。ですが、彼らは、武術の知識と技術、つまり型や表演では優秀な先生ですが、40歳前後のリーダー達は、少林寺武術の真髄まで修得・指導できるまでの実力はまだないのです。ですから、70歳以上のリーダーは、自分達が死んでからのことを心配しています。 少林寺武術の真髄・気の流れまで修得・指導できる指導者は、現在では、70才代のリーダー3人だけと言われています。その一人は、30人31脚で優勝した学校の創立者、鵝坡(ガハ)武術学校研修院という2番目に大きいリョウ・イ―ンケン先生です。何期生かは少林寺旅行の際に会ったことがあると思います。実技も理論もすばらしいです。もう一人は、少林寺の武僧(私の後輩にあたります)の釈徳建という人です。この人は、以前テレビ番組の取材でケインコスギさんが少林寺に入門をお願いした時に断った人です。そして最後の一人は、1万人の生徒が学ぶ世界最大の武術学校、塔洪(トウコウ)武術学校の劉宝山(リュウ・ホウザン)という人です。この人は、70何歳で、もう60年以上武術を教えています。5期生、6期生はお会いしたことがあると思います。 その時のお話の中で「60年経ってわかることは、気の流れが1番大事」ということだそうです。すかさず、5期生のKさんが、「武術学校では、その気の流れを教えていますか?」と質問しました。すると「教えていない。」と正直にお話になりました。実際には、「教えられる先生がいない。」というのが本当です。その時、一緒にいた国際部の部長のチョウさんから、「現在少林寺周辺で、気の流れまで指導できる先生は、秦先生が一番の実力でしょう。みなさん、先生に恵まれてよかったですね。」という言葉をいただきました。しかし、私自身は、そんなこと思ったこともありません。みなさん「気の流れが、1番大事。」と言う言葉を忘れないで下さい。 【最近の出来事】2004年1月26日 19日(月)には、日本テレビ「世界まる見え!テレビ特捜部」の放送がありました。ご覧になった方も多いと思います。収録の当日は、もっと、いろいろな場面があったのですが、カットされてしまいました。狭いスタジオや、番組の中の役割、その場の雰囲気など、限られた環境の中で、少林寺を思いっきり表現することは難しいです。こういう状態は、理想ではないですけれど、私は、文句は言わない。これは、私の事に対する態度です。世の中、理想の通りには、なかなかいかない。 22日は、中国の旧正月でした。私は、日本に来て10年間1度も帰っていません。日本での旧正月は、仕事です。夜も中国では、いっぱいおいしい物を食べたりしますが、日本では、簡単な食事です。ある年は、生徒と食事をしたこともあります。中国では、元旦はあまりやりません。一番賑わうのは、旧正月。次は、5月のゴールデンウィークは1週間休み。10月も1週間休みがあります。2日目、23日(金)は、武術教室。3日目、24日(土)は、初めて、みなさんと食事をしました。 土曜日の指導員Uは、洗髄経の試験でした。みなさん、寒い中、年配の方、体が弱い人も、ずっと待ったり、座りっぱなしでしたけど、がんばって、最後はいい結果が出て、全員が合格しました。おめでとうございます。これも、みなさんの努力の結果だと思います。 次回からは、「少林寺易筋経洗随功」が始まります。この功法は、易筋経と洗髄経の両方の深いところ、大事なところをミックスした内容になります。それから、五禽ギ、六字訣、八段錦、易筋経にも入ります。これらは、既に指導員として教室を持っている人には、指導内容をより充実したものに、また、自分自身にも非常に効果があるでしょう。 【無欲】2004年1月21日 最近は、世の中が不景気ですから、物質的な不自由さだけではなく、精神面でもいろいろと問題を抱えている人も多いのではないでしょうか?今までの生活で、何の苦悩も不満もなく過ごしてきた人も、生活環境が変わることでいろいろとストレスを抱えているかもしれません。 少林寺の禅の精神の中に、無欲ということがあります。 今までの生活環境や概念に囚われず、もっと自分の欲を無くしてみましょう、そうすると、心は、自然に広くなります。精神は、自然に強くなります。健康になります。何よりも、自分自身がとても楽な状態になるでしょう。いつまでも、苦悩や不満や不安や病気を抱えていることは、大変辛い事です。 修行の中で、1番難しいのは、自分自身の欲望を無くすことです。 何かをすれば、何かしらの結果が出る。大きな結果を期待すれば、自分の回りの環境との間に、何か問題が出てくる。例えば、あまり欲望を持たずに、練功をすれば、統一も、リラックスもできる。しかし、欲望を持ちすぎると、回りの環境とのバランスが悪くなる。 私自身も、日本に来た時は、結果は、どちらでもかまわない。と思って取り組みました。もちろん目標は、ベストの方に置いていますが。 ある人は、人間関係が大変な人、体調が良くない人は、バランスをうまく取っていないと思います。仕事をする時、こういう面はどうか、就業時間が長いとか短いとか、給料が多いとか少ないとか、自分の権利はどうなっているのかとか、周りの評価はどうなのかとか、肝心の仕事に集中してないのではないでしょうか。自分の損得のことばかり考えている。これでは大きな結果は、達成できません。回りの環境も、どんどん難しくなるでしょう。まず、環境に自分を合わせて。自分自身から変わることです。でも、そういう人に限って口がうまい。できない理由がある。自分に都合のいい理由を作ります。 これらは、極端な例ですが、要は、自分自身の最善を尽くすことです。そして、最善を尽くした結果が、他人に評価されなくても気にしないことです。それから、最善を尽くす事は、大事ですが、決して無理をしないことです。自分自身に無理をすれば、その無理が周囲の環境にも影響しますから、やはり、良い結果は、得られないでしょう。自分自身に対しても、無欲の自然体で最善を尽くすよう心がけて下さい。 協会でも、仕事をする時は仕事を。錬功する時は錬功を。口は開かない。人間関係がうまくいかない人は、他人のことは話さない。自分自身の人間としての目標を持ってください。 天人合一。環境に自分を合わせる。心静かに。自然のままに。すべての結果は、自分の努力から。最善を尽くせば、良い結果は自然についてきます。自分自身の苦しみ・悩み・健康も、必ず自分自身で乗り越えることが出来ます。今、大変な人は、頑張って下さい! 【集中して練習】2004年1月15日 気功の練習でも、武術の練習でも、修業でも、日常の練習は大事ですか? もし時間があったら、集中して練習が大事です。 今回、私は、お正月を利用して、少林寺及び、少林寺周辺で、仕事も兼ねて1週間位行って来ました。その間、毎日、6時間位、武術の練習をしていました。 それ以外に、座禅とか、気功の練習もしました。やっぱり、非常に感じが良かった。 実際、日本で教えながら、自分の練習も行っているのですけれど、なかなか、 集中する時間が取れない。改めて、集中することが大事と思います。 実際の修業の中にあるような、暗い部屋で、断食しながら、自分の肉体や、精神を浄化して、きれいにして、強くして、レベルを上げることは、大事です。 今回は、忙しい日程の中でも、修業の時間を取ることができました。 気のパワーとか、体力とかが、昔のように戻るように、昔覚えた型を思い出すように、 集中して練習ができました。 「歌は、口から離れない。拳は、手から離れない。」という中国の言葉のように、 これは、1日練習しないと、3日前に戻ると言う意味です。 つまり、常に練習しなければならないと言うことです。上のレベルになったら 言うまでもなく、大事なことです。 みなさんは、今回の達磨洞での瞑想のように、マイナスの気温で、暗闇で、さらに強風が吹いているような厳しい環境に、わざわざ身をおく必要はありませんが、時間があったら、 集中して練習すると、いつもと違う効果があると思います。 一人で、さびしい場合は、合宿のような形をとっても効果があるでしょう。 【新年の挨拶】2004年1月1日 みなさん、明けましておめでとうございます。 2004年は、皆さんが、いろいろなことが発展し、思いがかない、健康で過ごせるように今、少林寺から願っています。 このホームページも、もう何年も続けていますが、読者の方にも、何かの為になったら、うれしいと思います。 もし、内容について、意見、提案がありましたら、協会の方にご連絡をお願いします。 これからも、このホームページを通じて、みなさんの日常生活、気功の練習、健康促進、精神の鍛錬等、人生の役に立ったら、嬉しいと思います。 これからも、皆さんと一緒に、新しい姿。新しい姿勢。でがんばりましょう。 <2003年の今日の言葉> <2002年7月以降のバックナンバー> <2002年7月以前のバックナンバー> |