「少林寺気功」は、少林寺1500年という長い歴史があります。ここ約30~40年前の気功ブームから現在まで、数多くの流派の気功が誕生し、また無くなっています。これらの気功と少林寺気功には、大きな違いがあります。
当協会で修業できる「少林寺気功」は、他の気功の特典(効果など)を持っている上に、心(特に禅の心)の修練であるというのが最大の特徴であります。
さらに少林寺気功を鍛練する時、その気功師に気があるとかないとか、体の中に流れるということだけでなく、精神の修練が第一である、ということが重要として訓練や修業をしています。これは一般的な精神の修業ではなく、少林寺1500年の歴史から、仏教、あるいは禅の修業として、しっかり行っています。ですから少林寺の場合、気(気功)と医(中医学)だけでなく、心(精神)の修業をするのです。気とは心からコントロールされます。本当の気功は高いレベルになると、必ず心とつながります。そして心も高い心のレベル(禅のレベル)ならなければならないのです。そのため気功やエネルギー治療も、まず禅のレベルが土台となり、その上に気のレベルと人体(肉体)を鍛えることが重要です。
 第二に「少林寺気功」の型(ポーズ)は、基本的に少林寺の武術の土台から誕生したものです。そのため肉体の訓練は、一番合理的且つ有効的な練習であり、肉体は一流のものになります。健康や身体機能の面でも一流となります。

 さらに少林寺気功とは、“禅武合一”、“禅気合一”の特徴を持つ気功であります。ですから、他の流派の気功よりも、心身ともに一流になるのです。心のレベルが高くなることで『人間性』が高まり、他の人から評価されるようになります。少林寺気功によって、人間性を作るというメリットがあるのです。しかし、他の流派の気功は技術面だけなのです。
 当協会は、2007年から(3年ごとに)世界大会を開催していますが、その第一回目と二回目の時には、様々な気功師、そして武道家たちに参加して頂きました。とても有名な方も多かったですが、人間としてどうか、というと心のレベルが低い方も多かったと感じます。逆にこちらの大会実行委員のメンバーは、集まった世界の有名な先生から、その活動が認められて信頼されています。世界大会が現在まで続いている理由も、そこにあります。これも心(精神)と人体(肉体)、そして人間性の3つの高いレベルが土台となり、少林寺気功の“愛”の気となって、相手(治療受けられる患者も含めて)も、良い気を感じるのがほとんどです。
 これが少林寺気功の特徴であり、他の流派の気功との大きな違いです。