夕日が沈む時間帯になると、だんだんと大地はオレンジ色に染まり、とても美しいものです。万物の中では、1年間で葉が散る広葉樹があったり、みかんも実が生り、香り高く美しい景色を見せてくれるときがあります。大自然のそのような現象から得られるものは多くあります。
人間は、もう歳だ、もう時間もないと諦めてしまうことがあります。やりたいことを続けていくことは、年齢や時間に関係なく、楽しめ、輝くことができます。ただ目前にした悩みを考えて落ち込んでばかりいることはとても悲しいことです。
私は、10代に農村で働いていました。昼間はとても太陽が強く、真っ暗になってから帰るというのが中国農村部での日課でした。朝真っ暗なときから働き始めるので、朝日も夕日も毎日見ていました。夕日を浴びることはとても心あらわれ気持ちのよいものです。また、当時、日本語を勉強するとき、夕日の時間帯が一番記憶力が高まりました。発想も豊かになります。みなさんが同じかわかりませんが、人間はそのようなところで、世の中をもっと美しく感じられたら、生命の価値がわかるようになり、人生が豊かなものになると思います。