最近は、終息が見えぬコロナ禍の中、あまり皆様に言葉をお伝えしておりませんでした。日々、感染者数の情報が入りますが、ここのところ少しずつ増えて、この波は収まりません。実際に感染者が増えてきていますが、一方で(国としても)経済的活動も進めていかなければならない状況であります。一人ひとりにとっても大変な状態と思います。
家にいるだけの生活で良いのであればいいのですが、多くの人は仕事をしなければなりません。外出すれば感染の恐れがありますから、非常に厄介です。新しい生活のあり方で、3蜜を避ける、また手洗いうがいを徹底するなどはとても重要なことです。さらに最も重要なことは、(これまでも何度もお伝えしていますが)自己の免疫力を上げることと自然治癒力を高めることです。これらの機能は元々私たち人間に備わっているものです。ただ年齢によって変化をしていきます。たとえば高齢になったり、体力が落ちたり、病気などで弱くなった時には、免疫力や自然治癒力は低下してしまいます。このことは、誰でも理解できる知識であります。
 しかし、いかに日常生活の中で、これらを高めることができるかが大事です。なかなか方法がつかめず、実践できない人が多いことでしょう。私たちは「少林寺気功」を習い、習得しています。日ごろから練習(呼吸法とイメージをしながら動作をして、)すれば、気が強くなり、さらに体が強くなっていくのです。この気とは免疫力の大元です。気には4種類ありますが、そのうち「衛気」(衛・・守る)であり、体を守るのです。外部から自分を守るという気ですが、医学的に言いますと、免疫力と自然治癒力のことなのです。
 しっかり少林寺気功を練習して気は高めましょう。そして衛気を増やし、免疫力や自然治癒力を高めましょう。
こうしたコロナ禍の時期ですから、より意識して練習に励まなければなりません。自己を向上させ、健康な体を維持するということは、誰にとっても重要なことです。
 ぜひ少林寺気功の練習を続けてください。