武術練習

2024/02/16(金)at 西戸山中学校

四段功による準備運動から始まり、秦先生が「息を吸って〜、吐いて〜」と動きに合わせて細かく呼吸のタイミングを声がけしてくださったので、整う感覚があってとても良かったです。(^o^)

10級の内容は、沖拳・貫拳・抄拳から始まり、合間に馬歩、弓歩、虚歩、丁歩もしました。3つのセットと、型の少林寺十三拳⑴も練習しました。

9級の練習は、少林寺十三拳⑵を練習しました。少林寺十三拳⑵は少林寺十三拳⑴と似た動きが多いのですが、順番が違ったり、他の動きに変わっていきます。

6級の練習は、 手型と歩型の練習も行ないました。型は少林寺五形拳⑴を練習しました。

5級の練習は、3つのセットと、型は少林寺五形拳⑵と五形拳⑵の応用対練を練習しました。応用対練は1つ1つ毎の攻撃とそれに対する守りの方法を6つ覚え、更に応用対練総合はその6つ全部の動きがくっついて、攻守交替するので合計12の動きで1つの型のようになっているのでサッと動く事ができるようになるには繰り返し練習しないといけません。

2級の練習は、小洪拳⑵の応用対練総合の動きと順番の確認をしました。3つの動き毎で攻守交替し、9つの動きで1通りとなり、それを更に攻守交替で繰り返して18の動きになります。こちらもサッと動く事ができるようになるには相当繰り返し練習しないといけません。

1級の練習は、型は(伝統的)小洪拳を、今日新しく加わった4つの動きを含めて繰り返し練習しました。次回で型全部になるようなので、楽しみです。通しで流れるように動く事ができ、しかも力強いところはしっかりと、とメリハリつけてできるようになりたいです。

秦先生からお話しがあり、少林寺の若い武術僧侶や、武術学校の若い生徒達は、どれだけ速く動く事ができるか、どれだけ高く飛ぶ事ができるかを鍛えたい、一見それが素晴らしい事でそれを競い合うようにしているようだが、そういった若いパワー、筋肉の強さ・動きの速さ等は実際には少林武術にとって必要な要素は70%ぐらいで、速く動く・強く激しく動くのは「瀉法」にあたり、あとの30%ぐらいは、坐禅や気功などによる「補法」が大切なのである。

精神という言葉が日本では良く使われるが、中国医学の概念では「精」が宿るのは「腎」で、「神」が宿るのは「心(心臓)」である。年齢を重ねた人は特に先天の精である腎のパワーを大切にして、気を補う事を中心に考えていかなければならない、といったようなお話しでした。

武術クラス 

S.M.